春の気配が漂い始める2026年春夏シーズン、ファッションシーンで大きなうねりを見せている「ベッドコア」。パジャマやナイトガウンを日常着へと昇華させるこのトレンドは、多層的なレイヤードや装飾性の強いスタイル、あるいは機能美を追求したテックウェアが浸透するなか、それらとは趣の異なる軽やかさとエフォートレスな魅力を提示している。
そこで本稿では、ベッドコアを象徴する3つのブランドを軸に提案内容とその背景を紐解くとともに、記事後半では、おすすめアイテムも厳選して紹介する。
「ベッドコア」を象徴する3つの注目ブランド
TEKLA (テクラ)
via:teklafabrics
コペンハーゲンを拠点とする「テクラ」は、ベッドコアの広がりにおいて象徴的な役割を担っている。上質なオーガニックコットンを用いた寝具やラウンジウェアを主軸に展開するなか、ストライプ柄をはじめとするプロダクトが日常のコーディネートの一部として選ばれる機会も増えた。特に継続的に行っている「Stussy(ステューシー)」とのコラボは、ナイトウェアとストリートカルチャーの親和性を示す大きな契機となった。また、自社のビジュアルにおいても、屋外での撮影やスケートボードに興じる様子を公開するなど寝具の枠に捉われない活用を提示し、現代のライフスタイルに自然な形で浸透を見せている。
Dolce & Gabbana (ドルチェ&ガッバーナ)
2026年春夏メンズ・コレクションにおいて、"Pyjama Boys"という明確なテーマを掲げた「ドルチェ&ガッバーナ」。ランウェイには、光沢感のあるシルク素材やオーセンティックなストライプ柄を用いたパジャマ、ガウンが次々と登場した。寝巻きの模倣ではなく、端正なテーラリングや豪華な刺繍を施すことで、ナイトウェアを洗練された街着へと昇華させている。ラグジュアリーな素材感とリラックスしたシルエットの融合は、今季のベッドコア・トレンドを象徴するスタイルと言えるだろう。
AURALEE (オーラリー)
via:auralee_tokyo
素材への飽くなき探求を続ける「オーラリー」は、テクラとのコラボをはじめ、ベッドコアの潮流を独自の視点で捉えているブランドの一つだ。自社のプロダクトにおいては、鮮やかなブルーのギンガムチェックが目を引くセットアップに、あえて重厚なロングコートを重ねることで装いを都会的な表情へと導いた。足元のサンダルまで含めた計算された抜け感に、日常の延長線上にある上質なエレガンスを追求したブランド独自のアプローチが見て取れる。
via:teklafabrics
【ベッドコア】おすすめアイテム
まとめ
「ベッドコア」は各ブランドが提示する多様なアプローチによって、現代における新しいエレガンスの形が確立された。固定観念に縛られず、パジャマを街着として自由に楽しむ。そんな開放的な選択肢を、今シーズンのワードローブに加えてみてはいかがだろうか。