暖房、電車、ビル風。都会の冬はアスファルトやコンクリートから伝わる冷気と、空調の過剰な熱気が交互に訪れる"寒暖差のミルフィーユ"だ。体温を急激に奪うビル風と、満員電車の熱気に絶えず見舞われる環境下では、自慢の極地仕様のヘビーアウターがオーバースペックになる場面も多々あるもの。
そこで目を向けたいのは、適度な断熱層で冷気をシャットアウトする"中軽量ダウン"や"アクティブインサレーション"のアイテムだ。今回は各人気ブランドのかくれた名品として知られる中軽量のダウンを6着ご紹介!
都会の冬に馴染む「新・定番」としての中軽量ダウン
via:stussy
各ブランドのラインナップを見渡すと、シーズンの目玉となるヘビーアウターの影にかくれて、ロングセラーと呼ぶべき中軽量のボリュームのダウンがいくつも存在する。例えば、「ステューシー」のミッドウェイトパファーは、トレンドの短丈シルエットを崩さない絶妙なボリューム設計が光る一着だ。ここ数年、素材やカラーをアップデートしながら継続で展開されている。その理由としては、着丈の長さは抑えつつ、横幅はややルーズに仕上げたシルエット感が今のストリートシーンに不可欠となったからに他ならない。
また、パーテックスナイロンを採用した「シュプリーム」のマイクロダウンプルオーバーも、2020年秋冬の登場以来、欠かさずリリースされている同ブランドの新・定番アイテムだ。フロントにハーフジップを配したアノラック形状は、着脱こそ一手間かかるものの、その不便さが生むストイックなシルエットが根強い支持を得ている。気温に合わせて、手持ちのシェルジャケットと組み合わせられる汎用性の高さも魅力のひとつだ。
そのほかのアウトドアブランドとしては、コートのインナーにしても着膨れしない計算された厚みが支持を得ている「ザ・ノース・フェイス」のアコンカグアや、ミッドレイヤーとしてもアウターレイヤーとしても使いやすい「アークテリクス」のセリウム、「パタゴニア」が誇る定番アウターのダウンセーターなども候補に挙げたいところ。
国内ブランドに目を向けるのであれば、海外でも人気に火が付きつつある「モンベル」のスペリオダウンパーカも要注目モデルだ。ポケット内のドローコードを調整するだけで裾のシルエットがアレンジできる"リードインコード・システム"を採用しているため、ストリートのシーンでも活躍が期待できるはず。街中で使い勝手のいいダウンジャケットを探している方は、ぜひこの機会にまとめてチェックしてみてほしい。