フーディーやダウンジャケットが冬の定番となる中で、今改めて注目を集めているのがスタジアムジャケット、通称「スタジャン」だ。「バーシティジャケット」などと呼ばれる場合も多い。レタードワッペンやレザー、メルトンの切り替えが特徴的な「スタジャン」は、アメカジの象徴でありながら、近年はストリートやモードの要素を取り入れ、時代を超えた普遍的な魅力を放っている。そしてスポーティでタフ、そしてどこか懐かしさを感じさせるだけではなく、着る人の個性を引き出し、コーディネートの主役となる力を持っているのが魅力の一つ。この記事では、スニダンで人気の「スタジャン」おすすめ6選を紹介する。
Supreme x Number (N)ine x Mickey Mouse Varsity Jacket "Black"
スニダンでこのアイテムを見る「シュプリーム」と「ナンバーナイン」のコラボバーシティジャケット。1番のポイントは、何と言ってもミッキーマウスのモチーフがフェルトやシェニールのアップリケとして、フロントとバックに大胆に施されている。クラシックなバーシティジャケットの構造で、ボディにはウール混紡素材、袖には耐久性の高い牛革を採用。裏地のキルティング加工によって高い防寒性を確保している。これ一着で主役級の存在感を演出できる優れものだ。
Supreme x HYSTERIC GLAMOUR Varsity Jacket "Black"
スニダンでこのアイテムを見る日本のサブカルチャーブランド「ヒステリックグラマー」が、シュプリームとタッグを組んだ2024年秋冬のアイテム。タフなウールブレンドのボディと耐久性の高い牛革のスリーブで構成され、内側はキルティングサテン裏地を配した本格的な作りが特徴だ。挑発的でロックなグラフィックを、フェルトやシェニールのアップリケとして胸元、袖、背中に配置している。レザーのポケットやストライプのリブなど、細部までこだわり抜いたディテールが光るこのジャケットは、長く愛用すればするほど「味」がでる一生モノだ。
NIGO x Nike NRG Varsity Jacket "Navy"(NIGO)
スニダンでこのアイテムを見るNIGO®︎(ニゴー)氏が長年愛するヴィンテージのアメカジへの造詣と、「ナイキ」のスポーツヘリテージが融合したスペシャルなバーシティジャケット。シンプルなカラーリングを基調としつつ、両者のロゴを融合させたスペシャルなデザインが魅力的だ。統一感があることで派手すぎず、コーディネートでほどよい存在感を演出できる本アイテムは、デイリーユースでも重宝されるだろう。
Supreme Praises Varsity Jacket "Navy"
スニダンでこのアイテムを見るクラシックな構造を忠実に踏襲しつつ、パワフルな一着をお探しの方にはこちらがおすすめ。ポップな色合いが目を引く中、レザーで縁取られたダブルウェルトハンドポケットなど本格的なディテールを兼備している。また、フロントとバック、袖に大胆に配置されたアルファベットや数字が特別感を演出。ストリートブランドらしい力強いメッセージ性とカレッジテイストが融合した、唯一無二の本アイテムを併せてチェックしてみては。
HUMAN MADE x VERDY Varsity Jacket #1 "Black" XX29JK003
スニダンでこのアイテムを見るグラフィックアーティストVERDY(ヴェルディ)氏と、「ヒューマンメイド」のクリエイティブな融合を示す一着。ヴェルディ氏の生み出した人気キャラクターVICK(ヴィック)と、ヒューマンメイドのアイコニックなロゴが組み合わされた、このためだけの描き下ろしグラフィックが最大の特徴だ。ベースカラーはブラックで、落ち着いた印象を与えつつもキュートなデザインがより一層際立つ。他の紹介アイテムよりも少し価格は張るが、持っておいて後悔しない一着だ。
Stussy 80 Wool Varsity Jacket "Black"
スニダンでこのアイテムを見る「Stussy(ステューシー)」のウール素材をベースとしたバーシティジャケット。フロントの左右に配された「80」の文字が大きな特徴だ。モノトーンカラーのためあらゆるコーデに馴染みやすく、着回ししやすいのがポイント。内側はキルティングのため防寒性も問題なしで、チラリと見えるパイソン柄が絶妙なアクセントとして活躍する。
おわりに
今回紹介したスタジャンは、単なる防寒着ではなく、ストリート、ロック、アメカジといった多様な文化が融合した「着るカルチャー」の集大成だ。それと同時に、着用者の歴史を刻みながら独自の「味」が出るアイテムでもある。ぜひこの冬、新たな一着をワードローブに加えてみてはいかがだろうか。





