2025年、時計の楽しみ方が劇的に多様化している。「時間を見る」という本来の機能から解放され、"どう身につけるか"、"どう楽しむか"というアクセサリーとしての側面や、遊び心がこれまで以上に注目されているのだ。その筆頭として挙げるべきは、やはり指にはめる「リングウォッチ」。2025年11月17日には、「TIMEX(タイメックス)」と「MM6 Maison Margiela(エムエム6 メゾン マルジェラ)」によるコラボレーションの最新作が登場し、「リングウォッチ」はますます大きな注目を集めている。そこでこの記事では、この注目の新作「TIMEX x MM6 Maison Margiela」のゴールドモデルを中心に、話題沸騰中のリングウォッチを紹介する。
TIMEX x MM6 Maison Margiela T80 Ring Watch "Gold" & "Silver"
via:atmos
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2024年に登場したシルバーモデルに続き、待望の新色としてゴールドモデルが登場。ベースとなったのは、タイメックスのアイコニックな「T80デジタルウォッチ」。ミラー仕上げの液晶周りには0から23までの数字が表示されている中、6のみが円で囲まれる「エムエム6」を象徴する唯一無二のデザインは健在だ。
今回登場するゴールドモデルは、そのアクセサリーとしての性質をさらに昇華させた一色。指にはめる華やかなゴールドは、時計というよりも完全にラグジュアリーな「リング」そのもの。圧倒的な存在感を放ち、コーディネート全体をこれ一本で格上げしてくれるアイテムだ。そして前作のシルバーは、どこか落ち着いていて知的な印象が特徴。ゴールドほどの主張はなく、よりストイックに「エムエム6」の哲学である「脱構築」と「ミニマリズム」を体現している。
Casio Ring Watch "Gold" & "Stainless Steel"
via:casio
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「手首」という常識を覆し、2024年に「カシオ」が発表したのが「カシオ リングウォッチ」だ。本アイテムの特徴は、カシオが長年培ってきた精密実装技術を駆使し、一般的な腕時計用モジュールを約10分の1のサイズにまでダウンサイジングした点。この極小モジュールと小型ボタン電池を組み合わせることで、デジタルウォッチを指輪という新しい形で実現している。カシオの技術力と遊び心が融合した本アイテムは、ファッションアイテムとしてだけでなく、ガジェット好きの心もくすぐる、未来的な逸品と言える。カラーはゴールドとステンレススチールの2種。
Casio G-SHOCK Nano 3colors
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耐衝撃ウォッチの代名詞である「G-SHOCK(ジーショック)」のアイデンティティを、歴代最小となる指輪サイズに凝縮した本モデル。アイコニックなモデル「DW-5600」を約1/10サイズで再現している。ボタン、美錠、裏蓋には通常のジーショックと同じステンレス素材を使用し、小型ながらも本物の質感を追求。さらに、フェイスには「5600」と同じ6桁表示のデジタル液晶を搭載。機能面でも、時刻表示、カレンダー、LEDバックライト、ストップウォッチ、デュアルタイムといった実用的な機能を兼備している。カラーは、G-SHOCKを象徴するブラック、レッド、イエローの3色展開。ジーショックを指にはめるという、これまでになかった体験をこの一本で。
おわりに
「エムエム6 メゾンマルジェラ」が「タイメックス」と織りなすラグジュアリーな世界観、カシオの技術力が結集したガジェットとしてのロマン、そしてジーショックのカルチャーアイコンを指にはめるという新しい体験。今回紹介した3種類のリングウォッチは、どれも「時計は手首に巻くもの」という長年の固定概念から私たちを鮮やかに解放してくれるアイテム。もはや時計は、単に時間を確認するための「道具」ではなく、デザインや背景にあるストーリー、あるいは純粋な遊び心を、指先というパーソナルな空間で楽しむ「アクセサリー」へと進化を遂げている。洗練されたスタイルとして「エムエム6」を選ぶか。技術への好奇心で「カシオ」を選ぶか。それともカルチャーへの愛で「ジーショック」を選ぶか。この先、あなたの指先を飾るのは、どの「リング」だろうか。ぜひこのユニークな時計たちで、日々のスタイリングに新たな遊び心を加えてみてほしい。
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