170年以上の歴史がある世界的デニムブランド「LEVI'S®(リーバイス®)」の復刻ラインである「LEVI'S® VINTAGE CLOTHING(LVC)」が再び熱い注目を浴びている。歴史的ディテールや生地へのこだわりを持って復刻される数々のモデルは、往年のヴィンテージファンのみならず新世代のデニムラバーからの支持も厚い。そこで本稿では今買いたい"現行LVCの復刻モデル"と、今までに発売された年代を象徴するアーカイブモデルをまとめて紹介する。
ヴィンテージを気軽に纏えるような気分を味わえるLVC
501®を筆頭に以前より人気の高かったリーバイス®のヴィンテージデニムだが、近年はブームや物価高騰などの影響により、価格が急騰。古い年代のデッドストックになると何百万、何千万という価格で売買が行われており、一部のアイテムはもはや着るものからコレクターズアイテムと化している。
そんなコレクターズアイテムをヴィンテージよりも気軽に買え、着用できるとして人気が上がっているのがLVCのアイテムだ。公式の復刻ラインというだけあり、LVCからリリースされるアイテムたちはサンフランシスコ本社の膨大な資料をもとに、各年代ごとの仕様や当時の素材、縫製ディテールまで徹底的に再現している。加えて、新品なのでサイズも選ぶことができ、「歴史を纏い、育てる楽しみ」を追体験できるのだ。
"今買うべき"復刻モデル3選
S506XX 1944 Jacket "Indigo"
直近のリリースの中で最も注目を浴びているのが、S506XX 1944 Jacket 通称"大戦モデル"と呼ばれる時代のトラッカージャケットだ。第二次世界大戦中の資材統制の影響により、月桂樹ボタンや簡素化されたディテールが特徴で、ヴィンテージリーバイス®のトラッカージャケットの中でも人気が高いアイテムの一つ。特にXXL(46サイズ)以上は背面に縦の切り替えが入った"Tバック"仕様になっており、希少とされている。
1936 TYPE I JACKET "Rigid"
通称"ファースト"と呼ばれる、1936 TYPE I JACKET。1936年モデルはレッドタブ登場初期の時代を切り取り、左胸のフラップポケットやシンチバック、フロントのプリーツなど独特のディテールを活かした逸品だ。こちらもXXL(46サイズ)以上は背面に縦の切り替えが入った"Tバック"仕様となっている。
1901 Japan 501 Katakana Rigid "Indigo"
1901年の501®をベースにした、日本国内限定モデル。LVCの歴史的なShrink-to-Fit™ファブリックを日本で生産したことを記念してリリースされた一本で、ツーホースが描かれたレザーパッチの文言、ボタンやリベットの刻印、そして購入時にのみ目にすることができるフラッシャー(紙タグ)に至るまですべて日本語仕様になっている。アーカイブを忠実に再現しつつ、ユニークなアレンジを加えるのもLVCの魅力の一つだろう。
LVCが過去にリリースした人気の501®&トラッカージャケットをまとめて紹介!
LVCからは、リーバイスを代表する歴史的モデルの復刻が多くリリースされている。トラッカージャケットはファーストからセカンド、サードまで、501®も1922年から1933年、1944年、1945年...と有名な年代のモデルはほぼ登場している。ここではスニダンに出品のある人気の501®&トラッカージャケットを紹介していく。
まとめ
膨大な資料をもとに、各年代へのリスペクトを込めて作られているLVCのアイテム。気軽に着ることができ、リジッドから育てる楽しみを味わえるLVCはデニム好きにはたまらない存在といえるだろう。スニダンには今回紹介したモデル以外にも多数のアイテムが出品されているので、ぜひ気になるアイテムを探してみてほしい。
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