シンプルな円環に物語あり。夏の耳元に歴史と気品を添える「フープピアス」5選について
かつては王族の権威の象徴であり、ある時代では自己表現のアイコンでもあったフープピアス。その豊かな歴史を知ると、耳元で揺れる小さな円環が、より特別なものに見えてくる。Tシャツ一枚で過ごす日が増える夏、どこか物足りなさを感じがちな装いに、この普遍的なジュエリーがさりげない華と、歴史に裏付けられた気品を添えてくれる。今回は、そんな大人の夏スタイルを格上げする、珠玉の逸品を厳選した。
TOMWOOD Classic Hoop Medium
スニダンでトムウッドのピアスを探す2013年設立ながら、瞬く間に人気ジュエリーブランドへと駆け上がった「トムウッド」。本作は、シンプルかつクラシックなデザインとなっており、ポリッシュ仕上げのスターリングシルバー925製で、表面の強化と変色を防ぐためにホワイトロジウムプレーティングが施されている。単体でスマートに着用できるだけでなく、ほかのイヤーカフやフープピアスと組み合わせて、レイヤードスタイルを楽しむことも可能。飽きのこないオーセンティックなデザインで、日常使いから特別なシーンまで幅広く活躍してくれるだろう。
MM6 Maison Margiela Numeric Earrings
スニダンでMM6 メゾン マルジェラのピアスを探す本作は、"着ることで完成する服"を掲げる「MM6 メゾン マルジェラ」の遊び心とアヴァンギャルドなアプローチを独創的に体現するアイテムだ。シルバー仕上げの真鍮製となっており、ピアスのフロントには「MM6 メゾン マルジェラ」を象徴するニューメリックシグネイチャーが大胆に刻印されている。これは、型にはまらないエレガンスを追求する「MM6 メゾン マルジェラ」の姿勢を表しており、独自の美学を感じさせる。ミニマルながらも、ブランドのアイデンティティが強く表現されたアクセサリーだ。
Tiffany & Co. Tiffany 1837 Hoop Earrings
スニダンでティファニーのピアスを探す1837年に「ティファニー」はニューヨークで産声を上げ、それから190年弱経つ今でもなお、世界中で憧れのジュエリーブランドとして君臨し続けている。そんな「ティファニー」の歴史にトリビュートを捧げるのが、このピアスだ。高貴な輝きを放つスターリングシルバーのリングに、記念すべき創業年とブランド名を刻印。その横には、シルバー925を意味する"925"も。無駄を削ぎ落としたクラシカルなデザインのフープピアスは、いかなるスタイルにも気品を添えてくれる。
Chrome Hearts Hoop Plain Earrings
スニダンでクロムハーツのピアスを探すモーターカルチャーなどにルーツを持つ「クロムハーツ」。同ブランドのアクセサリーといえば、主張の強いイメージが少なからずあるが、本作は力強さを抑え、どんなコーディネートにも合わせやすいようアレンジを施した、シンプルなデザインに。しかし、肉厚なシルバーのリングや、ピアスのフォルムに合わせて三角錐型にアレンジされたクロスモチーフなど、クロムハーツらしいこだわりが随所に投影されている。横から見た際にスタイリッシュに見えるよう計算された、高いデザイン性が魅力である。
Hermes Sabot Single Earring
スニダンでエルメスのピアスを探す本作は、ブランドのルーツである乗馬の世界にオマージュを捧げたシングルピアスだ。ラッカーメタルの本体は、両端にそれぞれ蹄のモチーフがあしらわれ、センターに走るペールブルーのラインがアクセントに。高さ1.7cm、幅1.5cmと小ぶりながらも、エルメスならではの上品さと遊び心が融合したデザインが特徴だ。メタリック仕上げはパラディウムで、フランス製の確かな品質を誇る。繊細なディテールと、「エルメス」の出発点である馬具への敬意を湛え、夏の装いに洗練された輝きを添える逸品。
おわりに
ただのシンプルなフープに見えて、実はそれぞれに異なるストーリーがある。そんな背景も持ち合わせる瀟洒なピアスが、大人のサマースタイルを格上げしてくれる。お気に入りの一つを見つけて、さりげなく差をつけよう。