ザ ノース フェイスとは?ブランドの歴史からヌプシ、デナリジャケットなどの定番アイテムまでを解説について

街中で見かけるスタイリッシュなアウターやバックパック。そこに刻まれた見慣れたロゴは、言わずと知れた「The North Face(ザ ノース フェイス)」の象徴だ。本格的なアウトドアギアとして世界中の冒険家を支える一方で、ファッションアイテムとしても絶大な人気を誇る、まさに「キング・オブ・アウトドアブランド」だ。

なぜ、ザ ノース フェイスはこれほどまでに多くの人々を惹きつけ、私たちの日常生活に深く溶け込んでいるのだろうか?その秘密は、革新的なテクノロジー、時代を超えて愛されるデザイン、そして多様なカルチャーとの融合にある。この記事では、ブランドの深い歴史から、現代のファッションシーンにおけるその影響力、そして後世に語り継がれる人気アイテムまで、その魅力を解説する。

目次

ザ ノース フェイスのルーツと哲学

via:Goldwin Online Store

アウトドアシーンの頂点に君臨し、ストリートからタウンユースまで幅広いシーンで愛用されている、ザ ノース フェイス。なぜこれほどまでに多くの人々を魅了し続けるのか、その歴史、哲学、そして定番アイテムの魅力に迫る。

ザ ノース フェイスは1966年、米国カリフォルニア州サンフランシスコで誕生した。当初はスキーやクライミング用品の小売店としてスタート。わずか2年後の1968年にはオリジナルブランドの製造を開始した。

ブランド名の「ザ ノース フェイス」とは、山岳の北壁を指す。これは、登山において最も過酷で登攀が困難なルートが「北壁」に多いため、「どんなに困難な壁でも登りきる」という創業者の強い意志が込められているのだ。

ブランドのロゴは、ヨセミテ国立公園のシンボルであるハーフドームの北壁をモチーフにしている。このロゴは、アウトドアの限界に挑戦し続けるブランドの姿勢を象徴すると同時に、自然との共存や環境保護といった哲学を追求するザ ノース フェイスの精神をも表している。

革新を追求するテクノロジー

via:thenorthface

ザ ノース フェイスの製品は、常に最先端の技術と素材を追求してきた。それは、過酷な自然環境下で着用者の命を守り、最高のパフォーマンスを発揮するための絶対条件だからである。

代表的なテクノロジーとしてまず挙げられるのが、防水透湿素材のGORE-TEX(ゴアテックス)だ。1970年代後半から積極的に採用し、悪天候から身体を守りながらも内部の蒸れを放出する、快適な着心地を実現した。近年では、独自の防水透湿素材であるFUTURELIGHT(フューチャーライト)も開発し、より軽量で通気性に優れたウェアを提供している。

また、保温性に関しても高い技術力を誇る。高品質なダウンを封入した光電子®ダウンは、遠赤外線効果により身体を芯から温める。フリースのパイオニアともいえるPolartec(ポーラテック)の採用や、防風性に優れたWINDSTOPPER(ウィンドストッパー)など、多岐にわたる高機能素材を駆使し、あらゆる環境に対応する製品を生み出しているのだ。

コラボレーションと日本独自の展開

via:thenorthfacejp

ザ ノース フェイスは、ファッションブランドとの積極的なコラボレーションによっても、その地位を不動のものにした。特に、ストリートの王者Supreme(シュプリーム)との定期的なコラボレーションは、毎回争奪戦となり、リセール市場でも大きな話題を呼んでいる。多くの著名ブランドとの協業は、ザ ノース フェイスが単なるアウトドアブランドではないことを明確に証明している。

また、日本市場においてはゴールドウイン社と提携しており、同社が企画・製造・販売を担っている。また、nanamica(ナナミカ)がデザインを手掛ける日本独自のライン「ザ ノース フェイス パープルレーベル」は、よりタウンユースに特化したスタイリッシュなデザインで、ファッションシーンで高い評価を得ている。

ファッションシーンを席巻する定番アイテム

ザ ノース フェイスがアウトドアの枠を超え、ファッションシーンで圧倒的な存在感を放つ理由は、その高い機能性だけでなく、洗練されたデザインにある。ここでは、特に人気の高いアイテムに焦点を当てて紹介していく。 より幅広いラインナップや最新アイテムは、スニダンで「ザ ノース フェイス」のアイテムをチェックしてほしい。

マウンテンジャケット (Mountain Jacket)

ザ ノースフェイス マウンテンジャケット 商品画像 スニダンで「マウンテンジャケット」をもっと見る

1985年に誕生したブランドの象徴的アイテムである「マウンテンジャケット」。本格的な登山での使用を想定し、GORE-TEX(ゴアテックス)などの高い防水透湿性を誇る素材を搭載しているため、悪天候下でも身体をしっかりと保護し、内部の蒸れを効果的に排出する。その機能美は、アウトドアシーンだけでなく、タウンユースにおいてもその存在感を際立たせる。耐久性と快適性を兼ね備え、流行に左右されない普遍的なデザインは、長年にわたり多くのファンに愛され続けており、型番「NP61800」などが特に有名だ。

ヌプシジャケット (Nuptse Jacket)

ザ ノースフェイス ヌプシジャケット 商品画像 スニダンで「ヌプシジャケット」をもっと見る

1992年に登場したダウンジャケット「ヌプシジャケット」は、その名の通りヒマラヤ山脈のヌプツェ峰に由来する。極地での活動を想定した非常に高い保温性が特徴で、高品質なダウンが身体を包み込むような暖かさを提供する。ボリューム感のあるシルエットと、特徴的なバッフル(ダウンの区切り)デザインが、ストリートファッションの定番として定着。近年では、そのレトロでアイコニックなデザインが再評価され、ファッションアイテムとしても世界中で絶大な人気を誇っている。機能性とデザイン性を高次元で融合した、ザ ノースフェイスを代表する冬の傑作だ。

バルトロライトジャケット (Baltro Light Jacket)

ザ ノースフェイス バルトロライトジャケット 商品画像 スニダンで「バルトロライトジャケット」をもっと見る

軽量でありながら抜群の保温性を誇る「バルトロライトジャケット」は、日本の冬の定番ダウンジャケットとして絶大な人気を誇るアイテムだ。体から発する遠赤外線を効率的に身体へ戻し保温効果を高める光電子®ダウンを使用しており、厳しい寒さにも対応する高機能性を実現している。そのスタイリッシュで洗練されたデザインは、本格的なアウトドアシーンだけでなく、タウンユースにも完璧に馴染む。高い機能性とファッション性を兼ね備えているため、毎年冬になると争奪戦となり、スニダンでも常に高値で取引される、まさにプレミアムな一着である。

デナリジャケット (Denali Jacket)

ザ ノースフェイス デナリジャケット  商品画像 スニダンで「デナリジャケット」をもっと見る

1989年にエクスペディション(探検)向けに開発された「デナリジャケット」は、ザ ノース フェイスを代表するフリースジャケットだ。軽量ながら高い保温性を持ち、耐久性にも優れているため、アウターとしてはもちろん、寒い時期にはミドルレイヤーとしても活躍する汎用性の高さが人気の理由。肩や肘部分には摩擦に強いナイロン素材が配されており、デザインのアクセントにもなっている。アウトドアシーンから日常使いまで幅広く対応し、そのクラシックなデザインは、トレンドに左右されず長く愛用できる一着として、多くのファンに支持されている。

まとめ

アウトドアフィールドで培われた信頼性と、ストリートシーンで確立された人気。この二つの側面が融合し、ザ ノース フェイスは唯一無二のブランドとして、今もなお進化を続けている。あなたのワードローブにも、この「信頼」と「スタイル」を兼ね備えたアイテムを加えてみてはいかがだろうか?

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ザノースフェイス ヌプシジャケット【2021年以前発売モデル】"ニュートープ"の定価/発売日

ブランド ザ ノース フェイス(THE NORTH FACE)
カテゴリ ダウンジャケット
発売日 2021年10月16日
定価 ¥35,200(税込)

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