「ニューバランス」の本物と偽物の見分け方を、スニダンのプロ鑑定士が解説!

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「ニューバランス」の本物と偽物の見分け方を、スニダンのプロ鑑定士が解説!について

モデルによっては、激しい争奪戦が繰り広げられる「New Balance(ニューバランス)」。本来なら一次流通で手に入れたいものだが、人気のアイテムはそうもいかないのが現状だ。しかし、世の中に存在する二次流通アイテムには、必ずといっていいほど「偽物を掴まされてしまうリスク」が存在している。そこで今回、経験豊富なスニダンのプロ鑑定士に「ニューバランスの本物と偽物の見分け方」について教えてもらった。

目次

かつては30〜40代に人気だったが、ここ数年で一気に若年層にも支持され始めた「ニューバランス」

1906年のアメリカ・ボストンにて"矯正靴メーカー"としての歴史をスタートさせた「ニューバランス」。それから120年近い月日が流れた現在、海を隔てた日本ではその人気が爆発している。

その発端となったのが、1990〜2000年代初頭に日本のファッション業界を席巻した"裏原宿ブーム"だ。当時のシーンを引っ張っていた、NIGO®氏や藤原ヒロシ氏といった著名人がこぞって「ニューバランス」のシューズを着用したことで注目が集まった。

さらに2000年代以降はセレクトショップ各社との別注アイテムリリースや、それに伴うメディア露出の増加も人気を後押し。2020年には「WTAPS x New Balance 992 "Gray"」が争奪戦になるなどして、30〜40代から絶大な支持を受けた。

しかしここ数年でその印象はガラッと変わり、10〜20代にも急激に愛用者が増えつつあるようだ。その理由としては、他のブランドと比べるとやや高価なものの、それを補って余りある圧倒的な履き心地の良さ。そして幅広いスタイルに合わせやすい汎用性の高いデザインなどが挙げられる。

最近は「JJJJound」や「KITH」といった若年層に人気のコラボアイテムを続々リリースするものの、一次流通で買えないことも多く、二次流通での売買が目立つようになってきている。

それらの結果として、かつてはそこまで要注意ブランドではなかった「ニューバランス」も、2021年以降は「992」や「M2002R」などの偽物が市場に多く流入しつつあるようだ。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:ブランド全体

ここからはプロの目線で「ニューバランス」の真贋の見分け方について説明していくが、これらのアイテムには基本的にブランド全体に共通するポイントが存在しない。そのため以下の2点に絞って解説する。

画像 スニダンで「ニューバランス」をチェック

①紙タグ (MADE IN U.S.Aのアイテム)

MADE IN U.S.Aのアイテムに付属する「紙タグ」だが、本物は当然ながらくっきりと印字されているのに対して、偽物は文字がボヤけたり潰れたりしている。

②X線透過装置の利用

スニダンが持つX線透過装置を用いてアウトソールパーツの内部をチェックすると、本物と偽物でそこに書かれている情報(サイズ表記など)や使われるフォントに差が見られる。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:WTAPS x New Balance 992 "Gray"

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冒頭でも軽く言及した「WTAPS x New Balance 992 "Gray"」。争奪戦が勃発しただけあり、偽物も多く流通しているようだ。その見分け方としては以下の通りになる。

①ミッドソール

ヒール部分のミッドソールに記された文字に注目。偽物は「ABZORB SBS」の文字幅が広く、全体的にくっきりしていることが分かる。

②アウトソール

シューズの底面に注目。「992」と書かれたパーツの偽物は本物に比べて不鮮明で、やや曇っている。「new balance®」と書かれたパーツは本物より偽物の方が濃いグリーンが使われている。

③インソール

コラボを示すさまざまなエッセンスが詰まったインソールにも、真贋ポイントが。本物は太字の内側の線が波打っているのに対し、偽物はまっすぐで、なおかつプリントの枠にズレが生じている。さらにUV反応にも違いが見られ、偽物は青みが強い。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:WTAPS × New Balance 990V6 "Gray"

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続くこちらも「WTAPS x New Balance」からリリースされた、コラボ第三弾となる「990V6」。2023年9月リリースのモデルだが、いまだに根強い人気を誇っている。

①シュータン

ロゴがセンス溢れるエンボス加工となっているのが、本物の証。偽物は単なるプリントだ。

②アウトソール

靴底を見ると、ここにも差が。「new balance」がくっきりと深く掘られた本物と比べ、偽物はかなり浅い。そして同社が誇るテクノロジー「FuelCell」を記す文字もフォントが異なっている(特に「C」が顕著)。

「Ndurance」の文字の掘りも同様に、本物は深く偽物は浅い。そのうえ「™」のフォントも違う。

③ヒール

燦然と輝く「WTAPS®」のロゴだが、偽物は本物より小さいことが見てとれる。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:JJJJound × New Balance 991 "Beige"

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カナダ・モントリオールを拠点とする「JJJJound」とのコラボモデルも、「ニューバランス」のシューズの中ではかなり人気が高い。こちらは2023年に発売されたモノ。

①シュータン

記されたロゴを比べると、偽物はやや縦長になっていることが分かる。またステッチの形状も異なる。

②ハトメ

2段となっている本作のハトメだが、パーツの内側の角が本物は丸みを帯びているのに対し、偽物は角ばっている。

③ミッドソール

ミッドソールのヒール部分に注目すると、その差が明らかになってくる。クリアパーツの色味が異なり、さらに「®」の文字サイズも違っている。

④中底

本物はキレイに縫われているが、偽物には縫製幅が一定でない個体が多い。

⑤インソール(裏面)

本物・偽物で使われる文字フォントが異なるうえ、そもそも文字の凹凸が違う。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:New Balance 992 "Gray" (2020)

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ここからはコラボに負けじと高い人気を誇る、インラインアイテムをピックアップしていく。まずは「ニューバランス」がブランド生誕100周年となる2006年に生み出した名品「992」だ。

①本体

「ニューバランス」と聞いて、すぐにみんなが思いつく「N」のロゴ。それを比べると偽物は本物より小さい。そしてヒール部分の「USA」を囲むパーツの形状も異なっている。

②インソール

インソールに印字された文字。使われるフォントが違っており、偽物は全体的に太め。

③UV反応

ブラックライトを当てた際の様子。偽物の場合、本物にはない点線が浮かび上がる個体がよく見られる。

④IR(赤外線)

スニダンが保有する赤外線カメラを通して見ると、中底の色味に本物・偽物で差があることが分かる。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:New Balance 993 "Gray"

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「991」と「992」のエッセンスを合体させた、2008年生まれのスペシャルなアイテムが「993」だ。中でもこちらはブランドを象徴する"Gray"を纏った一足。

①本体(ヒール部分)

これはかなり細かな差ではあるが、「USA」の「S」に注目。するとフォントが異なることが分かる。

②アウトソール

「N durance™」を示す印字。本物は一文字ずつの間隔が均等だが、偽物は間隔だけでなく文字位置にもバラつきがある。さらにフォントも違っている。

③アッパー

メッシュ部分を拡大したのがこちら。繊維の光沢感や色味に差が生じている。そしてブラックライトを当てると、偽物には特有のマーキングが。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:New Balance 1906U "Black"

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フィット感を高める特徴的なシステム「N lock」を採用した「1906U」。本作はすべてのパーツを漆黒でまとめた、スポーティでありながらどこか上品なモデルだ。

①アウトソール

これは見た瞬間に判別できるパターンで「durance」のスペルにミスがある。

②シュータン

「NB」のロゴを見比べると、本物はマットな質感だが偽物には光沢感があるのが分かる。

③UV反応

ブラックライトで照らした際のステッチの反応が異なっており、さらに偽物には特有の点線が浮かび上がる。

④IR(赤外線)

ステッチおよび靴紐が白く映るのが本物。対して偽物はともに黒く反応している。

鑑定士が解説する「ニューバランス」の鑑定ポイント:New Balance 2002R GORE-TEX "Black/Gray"

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最後はMade in U.S.A.の名作「MR2002」のデザイン要素を受け継いだ、新たな逸品「2002R」。さらにこちらは機能性素材「GORE-TEX」を搭載している。

①シュータン

本物と偽物を見比べると、その差は一目瞭然。使われている素材感も色味も違っている。

②本体

ヒールの形状も大きく異なり、本物がどちらかというと細長いのに対して、偽物は幅が広め。

③インソール

これは決定的な差があるパターンで、偽物には「GORE-TEX」の表記が存在しない。

④ピスタグ

ここにも「GORE-TEX」製品であることを示す表記があるが、ひし形の形状や文字のピッチ幅が違う。

⑤IR(赤外線)

赤外線カメラを通すと、本物・偽物で全体的な色味の差が見えてくる。

偽物を見抜く、スニダンの鑑定サービス

スニダン鑑定士が言うように、「ニューバランス」は人気ブランドの中でも特に多くの偽物が二次市場に流通している。それらの偽物をスニダンは実際にどういったプロセス・技術でそれらの鑑定を行っているかを紹介したい。

全商品をプロ鑑定士が徹底鑑定・検品

出品された全ての商品を、経験豊富なプロの鑑定士チームが一点一点、丁寧に真贋鑑定・検品。ブランドごとの特徴、製造年代による仕様変更、個体差に至るまで、蓄積された膨大なデータベースと長年の経験に基づき、あらゆる角度からチェックを行っている。

国内唯一のテクノロジーを用いた真贋鑑定

人の目による鑑定に加え、スニダンでは国内で唯一のX線透過装置や、専門機関でも使用されるデジタルマイクロスコープ、さらには赤外線カメラといった最新鋭の専用機器を導入。内タグの僅かなフォントの違いや、正規品にはない接着剤の反応、目視では不可能な内部構造の差異まで、科学的な根拠に基づいて徹底的に見抜いている。

驚異の鑑定精度99.96%

これらの厳格なプロセスを経ることで、スニダンは99.96%(*)という極めて高い鑑定精度を実現。万が一、鑑定基準に満たない商品や偽物と判断された商品は、購入者の手に渡る前にスニダン運営で取引をキャンセルしている。

*2023年11月1日〜2024年10月31日の取引数から真贋鑑定、品質検査にて過ちが発生した件数から算出

スニダンの取引の流れと安全性

スニダンでは、通常のフリマアプリと違い、出品者 → SNKRDUNK運営(真贋鑑定・検品) → 購入者という流れを採用している。

この流れにより、出品者と購入者が直接やり取りをする必要は一切ないため、個人情報が相手に渡る心配や、近年フリマアプリなどで問題視されている「すり替え返品」といった悪質な返品詐欺のリスクも完全に排除されている。商品は一度スニダンを経由し、専門家による確かな鑑定と検品を経てから購入者様のお手元へ届けられるため、取引の最初から最後まで安心でいられるのだ。

さらに、万が一、スニダンの鑑定・検品を経た商品に問題があった場合(ガイドラインに基づく)や、配送中のトラブルが発生した場合でも、全額補償制度や専任のカスタマーサポートチームが迅速かつ真摯に対応。お客様が不利益を被ることのないよう、万全のサポート体制を整えている。

おわりに

今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。FAKEの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「ニューバランス」の人気アイテムにフォーカスしたが、今後は他のブランド・モデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。

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