Maison MIHARA YASUHIRO BLAKEY OG Sole Canvas Low-top Sneaker "Black"の真贋鑑定ポイントとは?BOXラベル、シュータン、X線...本物と偽物の見分け方について
1997年にシューズブランドとしてデビューした「Maison MIHARA YASUHIRO(メゾン ミハラヤスヒロ)」。近年はデザイナーが粘土で型取ったというオリジナルソールを用いたスニーカーが有名で、そのユニークなデザインで国内外から支持を集めている。しかし、直営店などでは入荷日に即完売するほどに人気が高いゆえに、二次流通市場では偽物が多く流通しており、購入には注意が必要だ。
そこで今回は、「Maison MIHARA YASUHIRO BLAKEY OG Sole Canvas Low-top Sneaker "Black"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「Maison MIHARA YASUHIRO BLAKEY OG Sole Canvas Low-top Sneaker "Black"」とは?

近年の「Maison MIHARA YASUHIRO」で定番になっているのが、デザイナーである三原康裕氏が自ら粘土で型取ったオリジナルソールを使用したスニーカーだ。そのラインナップの中で、最も人気が高いのがシェル風のトゥデザインを採用した「BLAKEY(ブレイキー)」。さまざまなカラーやアレンジバージョンがリリースされているが、モノトーンカラーで使いやすい定番のブラックは、スニダンでも長期にわたって取引されている。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「BOXラベル」

はじめに「BOXラベル」からチェックしよう。FAKEは会社住所の部分に、中国語の簡体字が使用されている。
鑑定ポイント:「シュータン① 誤植」

「シュータン」も重要なポイントだ。ここには複数の真贋鑑定ポイントがある。

まずは、シュータンの最後の行の英文だ。よく見ると、FAKEは「ALWAYS」を「AIWAYS」と誤植していることが分かる。
鑑定ポイント:「シュータン② 文字幅」

また、単語の間隔にも差異があり、FAKEの方が間隔が狭くなっている。
鑑定ポイント:「シュータン③ IRカメラ」

シュータン全体をIRカメラ(赤外線)で見ると、REALは全体が白く映るのに対し、FAKEは黒糸でステッチされた部分がIRを通しても黒く映ることが確認できる。
鑑定ポイント:「アッパーサイド刺繍"MMY BLAKEY" UV反応」

アッパーサイドに入っている「"MMY BLAKEY"の刺繍」もポイントだ。UVライトを当てると、REALは赤く、FAKEは青く反応する。
鑑定ポイント:「インソール」

「インソール」のプリントも、シュータンと同じく英文の間隔に差異が見られる。また、FAKEは最上部の「TRUST YOURSELF」の部分に誤植があり、「TRUST YOUSELF」とプリントされている。
鑑定ポイント:「アウトソール(X線)」

最後にX線を通して「アウトソール」を見てみよう。外観で大きな差はないが、内部の通気口の数や大きさ、位置がREALとFAKEで異なっている。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「Maison MIHARA YASUHIRO BLAKEY OG Sole Canvas Low-top Sneaker "Black"」にフォーカスしたが、今後は他のアイテムについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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