UGG Women's Funkette "Chestnut"の真贋鑑定ポイントとは?ヒールゴ厶、BOXラベル、ホログラム...本物と偽物の見分け方について
Y2Kブームの影響もあり、ストリートシーンでの支持も上がっている「UGG(アグ)」。中でも、冬らしいファーをあしらったアッパーとボリュームのある厚底で、ナチュラルにスタイルアップできる「Funkette」は人気モデルの筆頭だ。国内外問わず注目を集めており、公式サイトでも売り切れが続いている。しかし、その人気ゆえに、二次市場ではFAKE(偽物)が増えてきているのが現状だ。
そこで今回は、「UGG Women's Funkette "Chestnut"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「UGG Women's Funkette "Chestnut"」とは?
UGGの定番サンダル「Scuffette」を、プラットフォームソールでアップデートした「Funkette」。オリジナルのスリッポンシルエットや、ブランドの代名詞であるシープスキンのライニングはそのままに、ブランドロゴをあしらったバックストラップを配し、フィット感を向上させているのも特徴だ。柔らかいブラウンカラーの"チェスナット"は、カジュアルさと高級感を併せ持つ、アグの王道カラーとして人気が高い。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「ヒールゴム」
はじめに、本モデルの特徴である「ヒールゴム」の真贋鑑定ポイントを見ていこう。ヒールゴムに配されたブランドロゴのフォントを見ると、REALに比べてFAKEは細く、サイズも小さいことが確認できる。また、ブランドロゴの背景のブラウンの色味もFAKEの方が薄い。
鑑定ポイント:「アウトソール」
次に「アウトソール」のロゴを見ると、ヒールゴムと同じくFAKEはフォントが細い。そして、背景の太陽マークの三角形も、REALは尖っているのに対し、FAKEは丸みを帯びている。
さらにトゥ部分の模様も、上記と同様に太陽マークの三角形の形に差異がある。
鑑定ポイント:「ヒールUGGロゴ」
続いてヒール部分の「UGG ロゴ」をチェックしてみよう。細かい差ではあるが、拡大してみるとフォントと刺繍のピッチ幅が異なっていることが分かる。
鑑定ポイント:「BOXラベル」
本体だけでなく、「BOXラベル」も重要な真贋鑑定ポイントだ。USサイズ表記を見ると、REALはブラック単色のドットが規則的に並んでいるが、FAKEは複数の色のドットが使用されており、不規則に並んでいる。
JPサイズ表記は、文字の滲みや、上下のラインのデザインに差異が見られる。
鑑定ポイント:「BOXラベルの画像」
「BOXラベル」のサイズ表記横にプリントされたシューズの画像は、REALとFAKEでプリント方法が違っており、FAKEの方が写真の鮮明度が悪い。
鑑定ポイント:「X線比較」
「X線」を通して、REALとFAKEを比較してみよう。ソール部分を見ると、REALは一番下の層まで空洞があるが、FAKEは上層部にしか空洞がないことが確認できる。
鑑定ポイント:「3D比較」
続けて、「3D」で比較してみても、インソールやソールの空洞の形状や数に差異があることが分かる。
鑑定ポイント:「ホログラム」
最後に内タグにある「ホログラム」をチェックしよう。こちらは太陽マークの形状や、光の反射がREALとFAKEで大きく異なっている。REALは複数のカラーを反射し、背景に1mm未満の間隔で"UGG"のテキストが施されているが、FAKEは反射がなく、背景も無地である。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「UGG Women's Funkette "Chestnut"」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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