【メディコムトイ】「スパイダーマン アップグレードスーツ」の真贋鑑定ポイントとは?について
世界中に多くのファンがおり、新作映画は公開のたびに大きな話題を呼び、世界中を熱狂させるアメコミヒーロー『スパイダーマン』。2021年に公開された実写映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、世界歴代映画興行収入ランキングで7位になるほどの人気であった。
そんな、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で登場した「スパイダーマン」をメディコム・トイ社がフィギュア化。。作品の話題性や人気からFAKEが製造されており、市場に出回っているため購入には注意が必要だ。
そこで今回は、「マフェックス スパイダーマン アップグレードスーツ」をスニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。
ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」にすぎないが、二次流通で購入を躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にしてほしい。また、今回の真贋鑑定ポイントは一部のFAKEで判明しているもので、すべてのFAKEに該当するわけではないことをあらかじめ了承してほしい。
目次
「マフェックス スパイダーマン アップグレードスーツ」とは?
「スパイダーマン」は、マーベル・エンターテインメント社の『スパイダーマン』シリーズに登場するクモをモチーフにしたスーパーヒーロー。
メディコム・トイ社より発売された「マフェックス スパイダーマン アップグレードスーツ」は、映画に登場したスーツの形状や模様を完全再現。さらに、付属パーツが多く、組み合わせ方によって多くのポーズを取らせることが可能で、映画のワンシーンを再現することもできるので、ファンやコレクターにはたまらない商品だ。
"肉眼"で確認できる比較
まずは、特殊な機械を使用せずに肉眼で見分けることができるポイントを紹介する。
鑑定ポイント:「パッケージ底面」
「パッケージ底面」には、肉眼でも見分けがつくほどの大きな違いがある。
REALは、「JANコード」「MEDICOM TOY」の版権シールがあるのに対して、FAKEにはない。
鑑定ポイント:「パッケージ表面の『表記』と『枠線』」
「パッケージ表面」の表記と枠線にも「パッケージ底面」同様大きな違いが見られた。
REALには、パッケージ表面下部に「MARVEL STUDIOS」「No Way Home」「MAFEX」「MEDICOM TOY」と表記が見られるが、FAKEには、表記が見られない。
また、右側にある黄色い枠線の「幅」が異なっている。REALは、上から下にかけて黄色い枠線の幅が均一だが、FAKEは、上から下にかけて細くなっている。
鑑定ポイント:「パッケージ上面(上蓋)」
「パッケージ上面(上蓋)」に見られた違いも、肉眼で一目瞭然だ。
REALは、セロハンテープのようなもので封がされているのに対し、FAKEは、円形のテープで封がされている。
"高精細デジタル顕微鏡"を使った比較
肉眼では見分けることが難しい細かな違いも、"高精細デジタル顕微鏡"を使えば見分けることが可能。判明した鑑定ポイントをさっそく紹介していく。
鑑定ポイント:「パッケージ表面左下の『フォント』と『インク』」
まずは、正面左下にある白い「SPIDER-MAN」の「S」の文字部分にある、フォントの違いを紹介する。
REALは上下対象の四角形っぽさがあるフォントで、インクは「白色」のみ。一方、FAKEは上下非対称の丸みが強いフォントで、インクは「白色」だがフチに「青色」のインクがある。
さらに、正面左下にある青い「SPIDER-MAN」の「S」の文字部分にあるインクに違いが見られた。
REALは、「赤色」「黄色」「黒色」「水色」のインクで構成されており、インクの陰影により立体感があって輪郭もハッキリしている。FAKEは、「赤色」「水色」のインクで構成されており、インクの陰影による立体感は弱く輪郭はやや不鮮明。
鑑定ポイント:「パッケージ裏面の『商品説明文』と『パッケージ下部』」
パッケージ裏面中央にある商品説明文に「内容」と「フォント」の違いが見られた。
REALは、「再現!!」と書かれており、文字の角が四角いフォント。一方、FAKEは、「再現!」と書かれており、文字の角が丸みのあるフォントになっている。さらに「約」が中国語簡体字で書かれている。
パッケージ裏面下部にも、違いがある。
REALは、「MEDICOM TOY」「MARVEL」などの「ロゴ」が表記されているが、FAKEには、「ロゴ」の表記がない。
鑑定ポイント:「フィギュア本体」
フィギュア本体にもいくつか違いが見られた。まずは、「顔」の部分から紹介する。
REALは、瞳の位置が左右対称であり、ほかのパーツにインクがハミ出しておらず、全体的に造りが綺麗。
FAKEは、瞳の位置が左右非対称で、ほかのパーツにインクがハミ出しており、全体的に造りが雑。
次に、フィギュア本体の「胸」部分に見られた違いを紹介していく。
REALは、全体的に造りが細かく綺麗。蜘蛛マーク胴体にある「黒色」と「白色」の部分は、幅が均一に塗られているため、蜘蛛マーク全体の見た目が左右対称だ。
FAKEは、全体的に造りが雑で、蜘蛛のアシは太く潰れているように見える。また、蜘蛛マークの胴体は塗りがまばらになっている。
"赤外線カメラ"を使った比較
赤外線カメラを使用することで、同じ色でも使われている塗料が違うことにより生じる発色の違いを明確にできる。
鑑定ポイント:「フィギュア本体に見られた違い」
"赤外線カメラ"を使用することで「フィギュア本体」に使われているインクの発色に違いが見られた。
REALは、「赤色」に塗られた顔と胴体部分が「白色っぽく」変化した。また、蜘蛛の糸模様は「黒色」でハッキリと見える。対して、FAKEは"赤外線カメラ"で見ても変化が見られず、蜘蛛の糸模様はほとんど見えない。
真贋鑑定ポイントを動画でチェック
【スニダンFAKE情報報告】
— スニーカー&トレカ買うならスニダン【スニーカーダンク】 (@snkrdunk_jp) November 25, 2024
11/25(月)
MEDICOM TOY MAFEX SPIDER-MAN Upgraded Suit(NO WAY HOME)のFAKE情報を報告します。
フリマアプリでFAKE/偽造品が多く流通しており注意が必要です。
詳細は動画をご覧ください。
スニダンでは最新の鑑定情報を随時お知らせしていきます。 pic.twitter.com/teiFMKnlCi
おわりに
今回は、メディコム・トイ社の「マフェックス スパイダーマン アップグレードスーツ」に見られるREAL/FAKEの違いを紹介した。"肉眼"で確認できる違いはあったが、"高精細デジタル顕微鏡"や"赤外線カメラ"などの道具を使うと細かな違いまで見つけられた。
紹介した鑑定ポイントは一部であり、FAKEの製造技術は日に日に高まっていて、専門家ではない人がFAKEを見抜くのは困難である。
スニダンでは「プロ鑑定士」による極めて高い精度の真贋鑑定を行っているため、二次流通で購入する際には、ぜひ、スニダンを利用していただきたい。
また、スニダンでは一次流通として「マフェックス スパイダーマン アップグレードスーツ」を取り扱っているため、ぜひチェックしてほしい。
権利表記
(C)2022 MARVEL
(C)2022 CPII
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