adidas YEEZY Boost 350 V2 "Onyx"の真贋鑑定ポイントとは？BOXラベル、ヒール、アウトソール...本物と偽物の見分け方について
世界中のスニーカーヘッズたちを熱狂させてきた｢Yeezy(イージー)｣。ラッパーでありながら音楽プロデューサーやファッションデザイナーの顔を持つYe(イェ)ことカニエ・ウエスト氏と｢adidas(アディダス)｣のコラボプロジェクトとして人気を博した同シリーズは、2015年に誕生してから瞬く間に注目を集め、現在のスニーカーブームを牽引してきた存在といえるだろう。しかし、その人気ゆえに、二次流通には数多くのフェイクが流通しているシリーズでもある。
そこで今回は、｢adidas YEEZY Boost 350 V2 "Onyx」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように｢REAL/FAKE｣を見極めているのか？についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで｢鑑定方法の一部｣に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
｢adidas YEEZY Boost 350 V2 "Onyx"｣とは？
2016年に｢イージーブースト350｣のアップデートモデルとして誕生した｢イージーブースト350 v2｣。アッパーにはプライムニット、ソールには衝撃吸収性に優れた"ブーストフォーム"を搭載したモデルだ。唯一無二のフォルムで人々を魅了した同モデルの中でも、2022年に登場した"オニキス"は邪気や悪気を祓う黒い魔除けの石から着想したオールブラックのクラシカルなカラーで人気が高い。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント：｢BOXラベル｣
まずは｢BOXラベル｣の真贋鑑定ポイントから確認していこう。チェックすべきは文字の配置、フォントサイズ。一文字ずつよく見てみると、サイズ表記の数字やラベル中央に配された｢HQ4540｣の"Q"の書体、スラッシュの形状が異なっていることが確認できる。
鑑定ポイント：｢ライニング｣
次は「ライニング」のリフレクティブ素材に注目してみよう。REALは白っぽくなっているが、FAKEはシュータンの縁(ふち)を覆う素材と同じ黒になっており、スリーストライプスの太さも違う。
鑑定ポイント：｢ヒール｣
「ヒール」に四角く縫い付けられたストラップは、縦に向かい合った2箇所の縫い目幅がREALに比べてFAKEのほうが広く、長さも左右で揃っていない。
鑑定ポイント：｢インソール｣
続いて、「インソール」にプリントされたブランドロゴをチェックしてみよう。細かい差ではあるが、FAKEのほうが文字や質感に厚みがあり、太くなっている。
鑑定ポイント：｢中底｣
イージーシリーズは、「中底」もモデルごとにデザインが異なるので要チェックだ。REALの楕円形のような穴の形状に対して、FAKEは細長く長方形のような形になっている。
鑑定ポイント：｢中底ステッチ｣
「中底ステッチ」も重要な真贋鑑定ポイント。比較すると、REALは縫い目の間隔も詰まっており糸がピンと張っているが、FAKEは縫いはじめの位置や間隔が不揃いになっている。さらに、REALは少し上から縦に縫われているが、FAKEは糸が横に寝るように縫われていることが確認できる。
鑑定ポイント：｢トゥ部分｣
続いて、肉眼では鑑定できないポイントを見ていこう。アッパーのトゥ部分に施されたステッチにUVライトを当てると、REALよりFAKEの方が赤みが強く出ていることが分かる。
鑑定ポイント：｢アウトソール｣
アウトソールにもUVライトを当てる違いが出る。ソールに搭載された"ブーストフォーム"の部分にUVライトを当てると、FAKEの方がREALよりも薄いブルーに変化していることが確認できる。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「adidas YEEZY Boost 350 V2 "Onyx"」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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