BGS鑑定が丸わかり！PSAとの違いは？グレード・鑑定の出し方・費用など徹底解説

BGS鑑定が丸わかり！PSAとの違いは？グレード・鑑定の出し方・費用など徹底解説について

「BGS」は「Beckett Grading Service Group Submission Service」の略で、アメリカを拠点とする「BECKETT社」による真贋鑑定およびグレーディングサービス。

「スポーツカード」の鑑定に利用されることが多い鑑定会社であったが、近年『ワンピースカード』や『ポケモンカード』などTCGの鑑定にも多く利用されている。

また、グレーディングのなかでも最高評価に値する「BGS10」は、ホルダー上部のラベルの色から「ブラックラベル」と呼ばれており、獲得するのが非常に難しいため、高額で取引されている。

ここでは、日本で広く認知され多くのユーザーが利用しているPSA鑑定との違いについて紹介しよう。

BGS鑑定とPSA鑑定の大きな違いは、「直筆サインカード」の鑑定可否に見られる。

PSA鑑定(日本支社)は、直筆サインカードを受け付けていない。公式サイトには「商品として公式に発行されたものに限られています」と記載があり、サイン会などで直接サインされたカードなどは鑑定対象外となる。

一方で、BGS鑑定では直筆サインカードの鑑定を受け付けている。サインカードのグレーディング基準も設けられているため、「PSA」では鑑定を諦めていたカードも「BGS」では鑑定できる。

なお、納期や鑑定費用などに関する違いは下記の通り。

※BGSは最低価格のベースプランを記載。
※BGSに関しては、料金が米ドルになっているため2024年10月21日時点のレートで計算。
※BGSでは、発送料と返還料の2種類がかかるため返還料のみを記載。発送料は発送方法により変化する。

ここでは、オンライン申し込みでの出し方を説明する。

BGS公式サイトにアクセスし、ログインする。

その後、BGS公式サイトにある［提出する］を選択し、案内に沿って手続きを進めていく。

BGSから出ているガイドラインまたはYoutube動画を参考に鑑定依頼品のカードを梱包し、発送する。

グレード	真贋鑑定されたカードの状態
BGS10 ブラック	肉眼以外で拡大し細かくみても一切の欠陥が見られず完璧な状態
BGS10 ゴールド	4つの評価箇所すべてが完璧。しかし、拡大すると細かい1つの欠陥が認められる状態
BGS9.5 ゴールド	４つの評価箇所すべてがほぼ完璧。しかし、拡大すると僅かな欠陥が認められる状態
BGS9 シルバー	4つの評価箇所に僅かな欠陥が見られる状態
BGS8 シルバー	ほぼ新品に近いが、細かい欠陥が見られる状態
BGS7 シルバー	ほぼ新品に近いが、細かい欠陥が見られる状態
BGS6 シルバー	ほぼ新品に近いが、細かい欠陥が見られる状態
BGS5 シルバー	細かい欠陥などが見られる状態
BGS4 シルバー	欠陥が目立つ状態
BGS3 シルバー	欠陥が目立つ状態
BGS2 シルバー	大きな欠陥が目立つ状態
BGS1 シルバー	大きな欠陥が目立つ状態

BGS鑑定は、「センタリング」「コーナー」「エッジ」「表面」の4項目において10段階で評価される。「ブラックラベル」を獲得するには、各項目のすべてにおいて、満点の「10」を得る必要がある。

しかし、製造段階でのズレなどでも「10」を獲得できないため、例え新品のパックから出た素体だとしても「ブラックラベル」を獲得できるとは限らない。

それほど厳しいグレーディングだからこそ、相場も高くなる傾向にあるのだ。

ご紹介した通り、「BGS」の中でも厳しいグレーディングを通過した「ブラックラベル」は相場が高くなる傾向が見られる。そのため、BGS鑑定品を模したFAKEが二次流通市場に出回っており、鑑定品の購入には注意が必要だ。

スニダンでは専門知識のある鑑定士が商品一つ一つを丁寧に鑑定しており、真贋鑑定をクリアした正規品のみを取り扱っているため、ぜひとも安心安全な取引ができるスニダンを利用してほしい。