Onitsuka Tiger MEXICO 66の真贋鑑定ポイントとは?アッパー、アウトソール、X線...本物と偽物の見分け方について
アディダスのサンバに次ぐ、ネクストトレンドシューズとして熱い注目を浴びているOnitsuka Tiger(オニツカタイガー)の「MEXICO 66(メキシコ66)」。海外セレブやインフルエンサーにも愛用者が多く、人気カラーはオフィシャルサイトで入荷するたびに売り切れを繰り返している人気モデルだ。二次流通でも活発に取引されるスニーカーだが、それゆえに世の中にはフェイク品が溢れている。
そこで今回は、「Onitsuka Tiger MEXICO 66」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「リアル/フェイク」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「Onitsuka Tiger Mexico 66」とは?
「MEXICO 66」は、1960年代のトレーニングシューズ「リンバーアップ」と「リンバー」の特徴とデザインをかけ合わせて作られたオニツカタイガーの定番モデルのひとつ。当時の雰囲気を残したレトロなデザインとスリムなフォルムで、現在ファッションシーンでも人気を博している。また、映画『キル・ビル』で主演のユマ・サーマンが履いていた靴といえば、ピンとくる人もいるのではないだろうか。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「アッパーレザー部分」
はじめに「アッパーのレザー」から見てみよう。アッパーにUVライトをあてると、REALは白色に反応するに対し、FAKEは反応していないことが確認できる。
鑑定ポイント:「シュータンタグ"縫い付け"」
次に見るのは「シュータンタグ」の縫い付けだ。こちらはよく見てみると、REALはタグの底面がダブルステッチなのに対し、FAKEはシングスステッチになっている。
鑑定ポイント:「シュータンタグ"g"」
「シュータンタグ」にあるブランド名の"g"も真贋鑑定ポイントになる。まずはフォント、さらにルーペで拡大して見るとピッチパターンも異なっていることが確認できる。
鑑定ポイント:「シュータンホール縫い付け部分」
「シュータンホール」も重要なポイントだ。三角形の縫い付け部分を見ると、REALとFAKEでピッチ数が異なっており、FAKEは縫い付けの本数が多くなっている。
鑑定ポイント:「シュータンホール裏」
続いて、「シュータンホール」の裏側を見てみると、REALとFAKEで素材の色味が異なっていることが確認できる。
鑑定ポイント:「シュータンUV反応」
アッパーと同じく、UVライトをあてるとシュータンでも異なる反応が見られる。REALはシュータンにラメ感があり、ステッチが白色に反応しているのに対し、FAKEはシュータンのUV反応がなく、ステッチがオレンジ色に反応している。
鑑定ポイント:「シューレースホール」
「シューレースホール」は断面部分が真贋鑑定ポイントになる。こちらはREALとFAKEで断面部分の色味が異なっている場合がある。
鑑定ポイント:「ヒールタグ」
同じく、「ヒールタグ」も素材の色味がポイントになる。裏面から見ると、素材の色味が違うことが確認できる。
鑑定ポイント:「アウトソール」
メキシコ66の場合は「アウトソール」も真贋鑑定のポイントになる。よく見ると、REALとFAKEでは凸凹感が異なっており、REALの方が凸凹感が強く出ている。
鑑定ポイント:「X線」
最後に、「X線」透過時の比較を見てみよう。まず、REALとFAKEではソールの構造自体が異なっており、さらにFAKEはヒール部分が空洞になっている。また、REALには数字や文字が書かれているのに対し、FAKEには何も書かれていない。
真贋鑑定ポイントを動画でチェック
今回記事で紹介した「Onitsuka Tiger MEXICO 66」の真贋鑑定ポイントは動画でも公開中だ。スニダンでは最新の鑑定情報をXやInstgaram、TikTokなどのSNSでも随時お知らせしているので、ぜひチェックしてみてほしい。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「Onitsuka Tiger MEXICO 66」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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