ドクターマーチンの隠れた名作「ウィングチップ」の魅力を徹底解剖!|コラム

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ドクターマーチンの隠れた名作「ウィングチップ」の魅力を徹底解剖!|コラムについて

レザーシューズながらカジュアルな要素もあり、ストリートファッションにも多く取り入れられている「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。8ホールや3ホールが定番だが、それと並んでアイコンモデルとして君臨する「ウィングチップ」モデルも見逃せない逸品だ。今回は、そんな隠れた名作「ウィングチップ」にフォーカスして魅力を解説!おすすめコーデや人気モデルも併せて紹介する。

目次

英国発のレザーシューズブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」

1960年に英国で産声を上げた「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。ワークブーツとして誕生した後、音楽やファッションなどさまざまなカルチャーに携わってきた歴史を持つユニークなレザーシューズブランドだ。

ドクターマーチンのアイテムが他と一線を画すのは、個性溢れるディテールとレザーシューズとは思えない履き心地の良さにある。重厚感のあるレザーアッパーに映えるように採用されたイエローカラーのステッチ、手書きの文字が描かれたブラックにイエローの配色を効かせたヒールループなど、ひと癖あるデザインが特徴。一目見てドクターマーチンと分かる独特なルックスもファンの多い理由のひとつだ。

履き心地を左右するソールには、ドクターマーチンの生みの親であるクラウス・マルテンス博士が開発した「エアクッションソール」が採用されている。これは、格子状に仕切られた小さな穴に空気を密封するという特殊な手法で、この空気によって高いクッション性が生まれる。マルテンスが自身の怪我の際に考案したソールということもあって、足の負担を軽減し、快適な歩行をサポートするのに一役買ってくれる。

そんな、デザインと機能性の両方を兼ね備えたドクターマーチンのシューズ。昨今では、定番モデルのラインナップに加えて、数多くの有力ブランドとのコラボも積極的に行い、ファンの幅を広げている。ジャンルを超えて愛され続けるシューズブランドとして唯一無二のポジションを確立する人気ブランドだ。

そもそも「ウィングチップ」とは?

今回注目した「ウィングチップ」というモデルは、トゥの部分に翼(ウィング)のような切り替えを施し、靴全体にメダリオンや穴飾りを装飾しているのが特徴だ。紳士靴のデザインにもよく採用されており、ドレスシューズの定番デザインとして人気を集めている。ドクターマーチンの「ウィングチップ」は、同ブランドの数あるモデル群の中でも"アイコンモデル"と呼ばれるチームに属しており、「3989」という名称で親しまれている隠れた名作だ。

そんなウィングチップのルーツは、16〜17世紀のスコットランドおよびアイルランドのケルト系民族のゲール人が履いていたワークブーツといわれている。彼らが履いていた「クアラン(Cuaran)」や「ラリオン(Rullion)」と呼ばれるワックス引きの生皮製の靴は、優れた耐久性を持ち、昨今のウィングチップと類似したギザギザの切り返しや二重のステッチが施され、さらに水はけを良くするために穴飾りが施されていたそうだ。これらの靴がイギリスに渡り、英国貴族のカントリーシューズとして履かれるように。その後、カントリーシューズの先端に配される「W」のデザインや穴飾りを取り入れた"内羽根ウィングチップ"が紳士靴の新たな定番に加えられることとなり、ドレスシューズとして定着していったそうだ。

ドクターマーチンの「ウィングチップ」の魅力

さまざまなラインナップを揃えるドクターマーチン。中でもウィングチップは上品なデザインが魅力で、定番の8ホールや3ホールと比べると装飾が施されたアッパーや細めのシューレースによってドレッシーな雰囲気を醸す。

ドクターマーチンのウィングチップに採用されているのは「ロングウィング」と呼ばれるデザインで、W文字が描かれたウィングがサイドからヒールまで一直線に伸びているクラシックなスタイルのことを指し、シャープ感よりもボリュームがあるタイプ。また、羽根が甲に覆いかぶさるような"外羽根式"を採用し、羽根が内側に入っている内羽根式に比べてカジュアルな印象に仕上がる。アメリカントラッドを色濃く感じさせる風貌ということもあり、一味違うこなれた足元を演出。そこにドクターマーチンならではのステッチやエアクッションソールを採用することにより、ブランドらしさを存分にアピールできる一足へと昇華させている。

ドクターマーチンのウィングチップを使ったおすすめコーデ

8ホールや3ホールといった定番ブーツやシューズに比べ、ドレッシーかつキレイめな要素をプラスできるウィングチップは、スーツスタイルやジャケパンなどの上品なスタイリングも得意。パーティシーンなどのセレモニースタイルにも活躍するので、デイリーからかっちりとした場まで幅広いシーンで活躍する万能選手だ。ロールアップしたパンツにカラーソックスを合わせたり遊び心を効かせるのもおすすめ。細身のパンツと合わせてキレイめに決めるのもいいが、あえてワイドパンツやジーンズから覗かせてハズしを効かせるのもアリ。ロングスカートの足元からチラリと覗かせるだけでも程よいアクセントになっておしゃれに決まる。アッパーがブラックのモデルに加えて、ホワイトとのコントラストを効かせたモデルなどもラインナップしているので、ぜひ、自分の好みのデザインをチェックしてみてほしい。

ウィングチップのサイズ選びの注意点

普段スニーカーを履いているという人は、レザーシューズのサイズ選びに迷う人も多いのではないだろうか。基本的にドクターマーチンのウィングチップは、いつも履いているサイズ選びでOK。甲のフィット感を調整しやすい外羽根式ということもあり、多少甲の部分に隙間があっても調整可能ということを頭に入れておくと◎。しかし、足が靴の中で泳いでしまったり、あまりにも窮屈なサイズ選びは避けたいところ。ハーフサイズの展開がないドクターマーチンは、ワンサイズ上げるか下げるか悩みどころだが、そのような場合はワンサイズアップがおすすめ。前述した通り、甲のフィット感はシューレースで調整可能であり、またインソールを入れることでも調整できる。履き込むほどに柔らかくなるレザーアッパーといえど、履き始めから窮屈な場合は靴擦れや足を痛める原因にもなるため注意が必要だ。

ドクターマーチンの「ウィングチップ」人気モデル3選

ここからは、いま購入できる人気のウィングチップモデルをレポート!定番モデルに加えて、厚底ソールや大人からの支持が厚いMADE IN ENGLANDなど、押さえておきたいモデルを紹介する。

1.Dr.Martens 3989 Yellow Stitch Brogue Shoes "Black"

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ドクターマーチンのアイコンディテールであるイエローステッチが引き立つ一足。アッパーには、定番の8ホールや3ホールと同様の滑らかで光沢のあるSMOOTHレザーを採用しており、ドクターマーチンらしいルックスとウィングチップならではのキレイめなデザインが融合したモデルだ。5つのアイレットには細めのシューレースが通され、フィット感も調整可能。ソールにはブラウンのエアクッションソールを採用しており、快適な歩行をサポートする。シンプルなデザインなので汎用性の高さもバツグン。ドクターマーチンの定番ウィングチップを求めている人におすすめ。

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2.Dr.Martens 3989 Bex Brogue Shoes "Black/White"

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ホワイトレザーにブラックのオーバーレイを重ねたコンビカラーのウィングチップ。スカやツートンなどのカルチャーからインスパイアされたコントラストがハッキリとしたブラック & ホワイトは、着こなしのポイントにも最適だ。ステッチもイエローではなくホワイトに切り替えることで統一感のあるモダンなルックスに昇華。通常のモデルよりも分厚くゴツゴツとしたBEXソールを採用しており、今っぽい足元に決まるのも嬉しいポイント。トゥが上向きになったやや丸みのあるフォルムで存在感も充分。キレイめな雰囲気とトレンドをミックスさせた個性的なウィングチップは、周りと差を付けたい人にイチ押し。

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3.Dr.Martens MIE 3989 Brogue Shoes "Black"

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発売当時のウィングチップを英国・ノーサンプトンに残る唯一の英国工場で忠実に再現したMADE IN ENGLANDのヴィンテージモデル。アッパーには、伝統を感じさせる上質感たっぷりのQUILONレザーを採用。SMOOTHレザーに比べマットな風合いで、大人に似合うルックスに仕上げられている。レザーを切りっぱなしに仕上げ、レザーの内側のベージュが覗いたハンドメイド感もたまらない。ライニングには英国で製造された希少なモデルのみに施される、生産者の名前が書かれたシールが貼られているのも見逃せないディテール。インソールには、ゴールドの箔押しのロゴがプリントされ、見ているだけでもテンションが上がる高級感が魅力だ。1.2のモデルに比べてサイズ感がやや大きいため、普段よりワンサイズ下げてのサイズ選びがおすすめ。

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おわりに

ドクターマーチンと聞くと、8ホールや3ホールに目が行きがちだが、大人っぽくドクターマーチンを履きこなすのであれば、ウィングチップもチェックしておきたい逸品。ぜひ、この機会にドクターマーチンのウィングチップをワードローブに取り入れてみてはいかがだろうか。

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