マイクロスコープでお見通し!人気ポケカ「ゴッホピカチュウ」におけるスニダンの鑑定ポイントを解説!!

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マイクロスコープでお見通し!人気ポケカ「ゴッホピカチュウ」におけるスニダンの鑑定ポイントを解説!!について

2023年9月に配布され、今なお高い人気を誇るポケモンカードの「ゴッホピカチュウ」。ただ、その人気ぶりから多くのフェイクが存在しているのも事実だ。

フェイクへの対抗策として、スニダンではマイクロスコープを導入して真贋鑑定を実施!これにより、肉眼では判別できない印刷のズレなども確認できるのだ。 今回は印刷のズレなども含む「ゴッホピカチュウ」の鑑定ポイントの一部を紹介していこう。

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2023年を代表する一枚「ゴッホピカチュウ」

2023年9月28日から、オランダのゴッホ美術館で開催された記念展示会で配布されたのが「Pikachu with Grey Felt Hat [SVP EN 085]」。それが通称「ゴッホピカチュウ」だ。

「ゴッホピカチュウ」のイラストは木村直代氏によって描かれており、このイラストではゴッホの「グレーのフェルト帽子をかぶった自画像」をピカチュウが模倣している。

海外ポケモンセンターの購入特典としても配布されていたが、あまりの人気ぶりで早期に配布中止となり、2024年になった現在もプレミア価格で取引されている人気カードである。

配布から2ヵ月で増えるフェイク品

「ゴッホピカチュウ」の配布開始から2ヵ月後の2023年11月ごろから、SNSにて海外でフェイク品が増え始めたという投稿が注目されるようになってきた。

本来ノーマルカードであるはずの「ゴッホピカチュウ」がホイル仕様になっている、フェイク品として分かりやすいものから、素人では見分けがつかないようなものまで、多くのフェイク品がフリマサイトなどで売られていることが報告されている。

商品を手に取った瞬間に、触感や色の違いに気づいたと報告しているユーザーは、「海外特有のオリジナリティーか?」といった疑問を投げかけていた。

触らないと分からない"本物"の紙質とは?

マット紙は光沢感がなく凹凸がある。
コート紙は光沢感がありスベスベしている。

マイクロスコープを使用しての鑑定ポイントを解説する前に、まずは手触りから解説しよう。「ゴッホピカチュウ」のカードは、リアルではマット紙が使用されており、その表面には光沢がなく凹凸が感じられる。これにより、カードには独特の質感が生まれ、触れたときの感触が絵画のようである。

一方、フェイクはコート紙を使用しており、その表面は光沢があり滑らかだ。フェイクのこの光沢と滑らかさは、見た目は魅力的であり、人によっては一見するとリアルと見間違えてしまうだろう。しかし、これは本物の質感とは明らかに異なる特徴を持つ。

このように、マイクロスコープを使わずともわかることもあるため、これらの紙の質感を確認することが重要だ。リアルとフェイクは素材が根本的に異なるため、見た目だけでなく手触りでもその違いを判断することができる。

肉眼では判断できないコピーライトの違い

文字が背景に重ねて印刷されている。
文字が背景と同じ層に印刷されている。

次に、もう少し細かい部分を見ていこう。カード下部にはコピーライトが印刷されており、この印刷品質でも顕著な違いが見られる。

リアルでは、文字が背景に重ねて印刷されており、それによって印字部分が浮き出るような視覚効果が得られる。

一方、フェイクでは、文字が背景と同じ層に印刷されているため、全体的にフラットな見た目となっている。この印刷方式は、表面を慎重に見なければ本物との差異がわかりにくいかもしれない。しかし、マイクロスコープを使用することで、この違いは明確に確認できる。

マイクロスコープでみるREALのモンスターボールとは?

黒の境界線がハッキリしている。
モアレ現象が発生している。

ここからは、カードの裏面部分にも注目していく。裏面の中央部分にあるモンスターボールのボタンのイラストを詳細に比較しよう。

リアルとフェイクでは、印刷の質において大きな違いが確認できる。

リアルでは、モンスターボールの黒い部分の境界線が非常にハッキリしており、そのクリアなラインがカードの精度の高さを示している。マイクロスコープを使用すると、黒の部分がシャープに見えることがわかるだろう。

一方、フェイクでは、モアレ現象という細かい印刷のズレが発生しているため、黒い部分の境界線にぼやけが見られ、全体的にぼんやりとした印象を受ける。この印刷のズレは、フェイクの特徴の一つであり、細かなディテールにおいてリアルとの差が顕著だ。

カード裏面の"決定的"な印刷の違い

枠部分が、インクで塗りつぶされる「ベタ印刷」になっている。
枠部分が、インクが点状に印刷された「網点印刷」になっている。

さらに細かい視点で見てみると、カード裏面のフチの印刷技術には、大きな違いがある。リアルでは枠部分がベタ印刷で仕上げられており、色の濃さと均一性がある。このベタ印刷は色彩が豊かであり、カード全体の質感を高める。

それに対し、フェイクでは枠部分が網点印刷になっており、この方法ではベタ印刷ほどの色の深みや均一性を出すことが難しい。網点印刷は、近くで見ると点々が見えるため、全体の品質が劣って見える。

このように、マイクロスコープを使用してカードの印刷状態を詳しく観察することで、リアルとフェイクの間にある微細な差異を明らかにすることが可能になる。

カードの品質を左右する裁断面

リアルは裁断面が二層になっている。
フェイクは裁断面が一層になっている。

リアルとフェイクではカードの裁断面に特徴的な違いがある。リアルのカードの裁断面は二層になっており、これは「ゴッホピカチュウ」に限らず、海外版ポケモンカードの特徴だ。

これによりカードの耐久性が増し、より良い質感に感じられる。

だが、フェイク品では裁断面が一層のみになっており、その結果、裁断が雑に見えることが多い。この違いは、細部に目を配ることでわかる。

おわりに

今回取り上げた「ゴッホピカチュウ」のカードに関するリアルとフェイクの比較は、あくまでも一例に過ぎない。しかし、この一例からも、リアルとフェイクの間には目に見えない細かな違いが多数あることがわかる。

スニダンではマイクロスコープなどを使った「テクノロジーによる極めて高い精度の真贋鑑定」だけでなく、「グレーディング時に重要視されるカード個体の状態」もプロ鑑定士が鑑定している。本記事では「ポケカ」の「ゴッホピカチュウ」を紹介したが、その他にもさまざまなタイトルのトレカを取り扱っているので、ぜひこの機会にいろいろなカードをチェックしてみてほしい。

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