メンズパンツ14種類を詳しく紹介!おすすめアイテムもチェック|コラムについて
メンズパンツの種類はさまざまあり、選び方次第でコーデのテイストが大きく変わる。イメージ通りのコーデを組み立てたいなら、メンズパンツの種類を理解しておくことは必須だ。メンズパンツの中から、特に出番の多いものを14種類紹介する。
【タイプ】知っておきたいメンズパンツの種類
メンズパンツの種類において、基本といわれるのが「デニム・ジーンズ」「スラックス」「チノ・ワークパンツ」だ。それぞれどのようなパンツなのか、詳細を見ていこう。
カジュアルな印象「デニム・ジーンズ」
デニムとは、デニム生地を使用したパンツの総称だ。呼び方はさまざまあり、ジーンズやジーパンなども同じ種類と考えて差し支えない。 デニムはもともと、アメリカの労働者の作業着として生まれたものだ。時代とともにカジュアルなファッションアイテムとして普及し、現在では定番パンツの一つに数えられている。 デニムの形状・カラーはさまざまにあるが、フロントに三つ・バックに二つのポケットを備えた「5ポケット」と、青味の強い「インディゴ」カラーがスタンダードだ。 インディゴは洗いを繰り返すうちに色落ちしていくが、その変化を「デニムを育てる」として楽しむファンも多い。
きれいに着こなせる「スラックス」
スラックスは、英語の「Slack(緩み)」を語源とするパンツだ。ジャケットに合わせて着用できるフォーマルなデザインが特徴で、センタープレス入りだったり、ウールなどの高級素材を使ったりしているものが多い。 スラックスは、主にビジネスシーンやフォーマルシーンで着用されるパンツだが、近年はカジュアルシーンで着用するメンズも増えている。 トップスにカジュアルなアイテムを選んでも、ボトムがスラックスならだらしない印象を与えにくい。「きちんと感がほしいけれど、堅苦しいのは避けたい」というビジネスカジュアルには、スラックスが最適だ。
作業用パンツが由来「チノ・ワークパンツ」
ワークパンツは、作業着に起源を持つパンツの総称だ。カジュアルパンツの代表格「チノパン」「カーゴパンツ」「ペインターパンツ」は、全てワークパンツの一つに数えられる。 中でもチノパンは、メンズのカジュアルファッションでは定番のパンツだ。チノパンとは、ツイル(綾織り)のチノクロス素材で作られたパンツのこと。 ミリタリー由来の作業着パンツだが、近年はすっきりとしたきれいなデザインも増えている。ツイルならではの上質な光沢は、ジャケットとも好相性だ。
ベルトなしで穿ける「イージーパンツ」
イージーパンツは、ベルトなしで着用できるカジュアルなパンツのこと。明確な基準はなく、ウエストにゴムとドローストリングを使用したパンツ、締め付けのないゆったりとしたパンツ、リラックス素材のパンツなどは、イージーパンツに分類できる。 イージーパンツの魅力は、穿き心地が快適であること。ゆったりと過ごしたい休日には、特に最適な1本となる。シルエットや素材の種類は多彩であるため、個々の好みやニーズにマッチしたものを見つけやすいのもうれしいポイントだ。 近年は、穿き心地と見映えを両立したイージーパンツも登場している。すっきりとしたシルエットや落ち着いたカラーのイージーパンツなら、ジャケットに合わせても違和感はない。
【シルエット】知っておきたいメンズパンツの種類
メンズパンツは、シルエットによっても印象が大きく変わる。パンツを選ぶときは、太さや裾の形状にも注目しよう。メンズパンツの種類を、シルエット別に紹介する。
定番シルエット「ストレート・ワイド」
ストレートとは、膝から裾までがほぼ同じ太さで作られたパンツのこと。パンツ全体が直線的なラインになるため、「ストレート」と呼ばれる。メンズパンツとしては基本的な形状の一つで、素材やデザインのバリエーションは多い。 一方ワイドとは、横幅が広めに作られたパンツだ。通気性のよい素材を選択すれば、気温の高い季節も快適に過ごせる。ただし、コーデのバランスを間違えると、脚が短く見えたりだらしなく見えたりするため要注意だ。
スタイリッシュでおしゃれ見え「テーパード・フレア」
via:UNITED TOKYO
テーパードとは、裾に向かって細くなっていくシルエットのパンツだ。太ももや腰部分には適度なゆとりがあり、締め付け感はない。着心地のよさとすっきりした見た目を両立できるため、大人が選ぶメンズパンツの定番として支持されている。 テーパードとは反対に、裾に向かって広がっていくのがフレアだ。1960~1970年代に一大ブームを巻き起こし、ヒッピースタイルを象徴するシルエットとして認知された。 裾広がりのシルエットはレトロな印象が強めだが、個性派ファッショニスタからの人気は根強い。膝下が長く見えるため、パンツでスタイルアップをかなえたいメンズにおすすめだ。
細身でスマートな印象「スリム・スキニー」
スリムパンツ・スキニーパンツは、細身でスマートなパンツを指す。下半身のもたつきがなく、スマートなシルエットを好むメンズからの支持が厚い。 スリムとスキニーの違いは、全体的なラインの細さにある。スキニーは、スリムよりも肌への密着度が高い。大人のメンズのコーデには、脚のラインを拾いにくいスリムの方が無難だ。 ただし、上下ともにピタピタしたシルエットは、現在のトレンドに逆行する。スリム・スキニーのボトムスを選ぶときは、ゆとりのあるトップスで全体のバランスを取ろう。
【股上】知っておきたいメンズパンツの種類
パンツの股上の深さも、見た目の印象を大きく左右する要素だ。股上の深さで、パンツの種類をチェックしてみよう。
脚を長く見せる「ハイウエスト」
ハイウエストとは、ウエスト位置の高いパンツだ。股上が深く、パンツのウエスト位置は腰骨よりも上になる。トップスをインしても違和感が少なく、上下のメリハリを付けやすい。 ハイウエストパンツの魅力は、脚が長く見える効果に期待できることだ。加えて腹部全体が覆われるため、おなか周りが見えないのもメリットといえる。スタイルに自信のないメンズこそ、ハイウエストのメリットを実感できるはずだ。 現在は、ハイウエストに注目するブランドも増えている。トレンド感を取り入れた着こなしを実現したいメンズは、ハイウエストに注目してほしい。
ほどよい抜け感が生まれる「ローウエスト」
ローウエストとは、腰の位置が低いパンツのこと。パンツのウエスト位置は、腰骨より下に来るのが一般的だ。 ローウエストの魅力は、フィット感の高さにある。腰回りがぴったりとしたシルエットには、もたつき感がない。シワやヨレが発生しにくく、背後からのシルエットも美しい。 一方でローウエストは、体形を隠しにくいのが気になるポイントだ。おなか周りやお尻のラインが気になるメンズ・脚を長く見せたいメンズは、ローウエストすぎないパンツを選ぼう。
【丈の長さ】知っておきたいメンズパンツの種類
メンズパンツは、丈の長さによる分類も可能だ。丈の長さ別に、メンズパンツの種類を見ていこう。
夏に穿きたい「ショート丈・クロップド」
ショート丈とは、膝上丈のパンツを指すのが一般的だ。厳密な規定はないが、膝上10cmくらいまでのパンツは、ショート丈と考えて問題ない。 ショート丈は肌の露出度が高い分、気温が高くなる夏のコーデに最適だ。素材やシルエットを選べば、タウンユースからリゾートコーデまで幅広く対応できる。 クロップドとは、英語の「cropped(切り取られた)」に語源を持つ、7分丈くらいのパンツだ。足首が見える軽快な丈感は、コーデに軽さを出したいときに心強い味方となる。露出度はさほど高くないため、ショート丈に抵抗があるメンズでも着用しやすい。
靴下をちら見せできる「アンクルパンツ」
アンクルパンツは、足首丈のパンツの総称だ。足首が見える9分丈程度のパンツは、基本的にアンクルパンツと考えて差し支えない。 アンクルパンツの魅力は、きちんと感を維持しつつ、足元に抜け感をプラスできること。フルレングスほどの重さがなく、カジュアルときれいめのバランスを取りやすい。 長すぎず短すぎない丈は、スニーカーとも革靴とも相性がよく、どんなテイストのコーデにもマッチする。
【用途】知っておきたいメンズパンツの種類
アウトドアミックスやスポーツミックスがトレンドの昨今、アウトドアやスポーツ系のパンツを使ったコーデも珍しくない。人気のメンズパンツの種類を、用途別に見ていこう。
登山用パンツを日常に「クライミングパンツ」
クライミングパンツは、クライミングやボルダリングで着用される登山パンツだ。股下の可動域を担保するための特別な切り替えや、フィット感を調整できるウェビングベルトを備えている。 もともとは登山の快適性を高めるために作られたパンツだが、近年はタウンユース向けに作られたものも多い。素材やカラー、シルエットの選択肢は多く、おしゃれなアウトドアミックスコーデを実現できる。 クライミングパンツをきれいめに穿きこなすコツは、本格仕様の太すぎるデザインを避けることだ。クロップド丈やアンクル丈をチョイスすると抜け感が出て、洗練された着こなしがかなう。
スポーツミックスコーデにぴったり「ジョガーパンツ」
ジョガーパンツとは、ジョギングのために作られたパンツだ。ジョギングする人(jogger)の着用を想定して作られたため、ジョガーパンツと呼ばれる。 ジョガーパンツの特徴は、動きやすさと着用時の快適性が確保されていること。裾にはリブやゴムが入っており、ジョギング中も裾がめくれる心配はない。素材はジャージやスウェットといった伸縮性の高いものが多く、脚の動きを妨げにくいのが魅力だ。 穿き心地がよく動きやすいジョガーパンツは、トレンドのスポーツミックスコーデと相性がよい。いつものパンツをジョガーパンツに替えるだけで、コーデの旬度はグッと上がる。
スポーティーな雰囲気「トラックパンツ」
トラックパンツとは、陸上競技用に着用されるパンツを指すのが一般的だ。動きやすさを重視して作られており、伸縮性に優れたジャージ素材やスウェット素材のものが多い。 adidas(アディダス)や、Nike(ナイキ)といった人気スポーツブランドのトラックパンツは、スポーツミックスに欠かせないファッションアイテムとして高い人気を誇る。 トラックパンツは着用感が快適な上、ストリートファッションとの親和性も高い。人気ブランドからもさまざまなトラックパンツがラインナップされており、スタイリッシュな着こなしを実現できる。
おすすめのメンズパンツをチェック
ストリートに映えるコーデを実現するなら、トレンド感の高いパンツをチョイスすることは必須だ。さらっと着用するだけで着こなしのレベルが上がる、おすすめのメンズパンツを紹介する。スポーツとストリートの融合
Nike(ナイキ) x Stussy(ステューシー) フリース パンツ "グレー" FN5231-050/FN5232-050
アメリカ・カリフォルニア生まれのストリートブランド・ステューシーと、世界的人気スポーツブランド・ナイキとのコラボによって生まれたパンツ。フロントにはナイキのアイコン・スウッシュと、ステューシーのブランドネームが記されている。 厚手のフリースで仕立てられたパンツは、心地よく快適な着用感だ。絞られた裾がスポーツムードをより一層強調し、旬のスポーツミックススタイルを確立してくれる。足元がすっきりと見えるデザインは、スニーカーを主役にしたいコーデにもおすすめだ。 定番カラーのグレーをチョイスして、クリーンな印象にまとめよう。
スニダンで詳細を見るディテールで個性を主張
peaceminusone(ピースマイナスワン) ピーエムオー x ナイキ ワイド パンツ "ブラック"
ピースマイナスワンは、韓国の人気アイドルグループBIGBANGのメンバー、G-DRAGON氏が立ち上げたストリートブランドだ。トップアーティストならではの感性が反映された個性的なアイテムは、ストリートシーンにおいて絶大な人気を集めている。 たくさんのポケットが配置された独特なパンツは、ナイキとのコラボによって生み出された。ブラックカラーの生地の上では、白抜きされたナイキのブランドロゴと、ピースマイナスワンのアイコンであるデイジーが存在感を主張している。 オーバーサイズで仕立てられたパンツは、リラックス感とトレンド感を両立できるのが魅力。さり気なく着用するだけで、ストリートに映える1本となる。ウエストバッグも付属しているので、攻めた着こなしを楽しもう。
スニダンで詳細を見るハイエンドなリラックススタイル
FEAR OF GOD(フィアオブゴッド) エッセンシャルズ ブラック イーエスエス ロゴ スウェットパンツ "ライト オートミール"
エッセンシャルズは、ハイエンドストリートブランド・フィアオブゴッドのディフュージョンラインだ。本家よりもシンプルなデザインと安価な価格帯により、ストリートでも絶大な人気を誇る。 スウェットパンツはシンプルなデザインながら、さり気ないブランドネームが品格をプラスしている。長めのドローストリングもデザイン性を感じさせ、スウェットパンツにありがちな家着感でないのが魅力だ。 ライト オートミールは、白すぎず黒すぎない絶妙なカラー。インナーやトップスの色でメリハリを付ければ、シンプルながらもスタイリッシュなストリートコーデが完成する。
スニダンで詳細を見るおわりに
メンズパンツの種類を理解することで、「TPOにマッチしたコーデを選択できる」「理想のコーデを実現できる」などのメリットがある。ファッションの幅が広がって、ますますコーデが楽しくなるに違いない。 また、メンズパンツの種類を理解しておけば、購入時の失敗も減るはずだ。コーデのおしゃれ度をアップさせたいメンズは、パンツのシルエットや用途の違いについて、正しく理解を深めておこう。
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