パタゴニアの「人気リュック」10選!デイリーに使えるモデルを厳選してご紹介|コラムについて
ファッション性の高いデザインが魅力のアウトドアブランド「Patagonia(パタゴニア)」。他のブランドにはない色使いと高い機能性で、ストリートシーンでも注目を浴びているブランドだ。
今回は、数多くあるパタゴニアの魅力的なアイテムから、デイリーに使える「人気リュック」にフォーカス。ブランドの魅力からリュックの選び方、押さえておきたい人気モデルまで紹介する。
他と一線を画すアウトドアブランド「パタゴニア」
パタゴニアは、1978年のアメリカ カリフォルニア州で設立されたアウトドアブランド。ロック・クライマーであるイヴォン・シュイナードがパタゴニアの前身となる「シュイナード・イクイップメント社」を設立し、登山用具の販売をスタートしたことがその起源だ。フリースウェアの生みの親としても有名なブランドで、ギアに加えて、ファッション性と機能性を両立したウェアも多く手掛けている。
ブランド名となった「パタゴニア」は「地図には載っていないような遠隔地」というイメージと「どの国の言葉でも簡単に発音できる言葉」であることから名づけられた。そして印象的なロゴマークは、クライマーの聖地とされるパタゴニア地方にあるフィッツロイ山群と幻想的な空がモチーフ。サステナブルがトレンドになる前から、環境活動にも力を入れているブランドとして知られており「自然を壊さない、自然と共生する」と言ったイヴォン・シュイナードの強い意思をもとに、環境に配慮したものづくりが行われている。
パタゴニアを選ぶ理由とは?魅力を解説
コロナ禍をきっかけに加速したアウトドアブームによって、デイリーにアウトドアアイテムを取り入れるのが当たり前となった昨今。本格的な機能性だけでなく、デザインにもこだわったアイテムが溢れている中で、あえてパタゴニアを選ぶ理由を探ってみよう。
他のアウトドアブランドにはない大胆な色使い
まず1つ目に挙げられる魅力は、パタゴニアのアイテム群を一目見ただけで印象に残る「色使い」だ。他のアウトドアブランドは、自然の色にできるだけ馴染むようにと落ち着いたアースカラーを多用しているところ、パタゴニアはファッション性の高い大胆な色使いを用いているのが特徴。アウトドアシーンで頭一つ抜けるファッション性を発揮し、ストリートにも映えるデザインのモデルが多く並んでいる。
これにまつわる1つのエピソードが残っている。イヴォン・シュイナードがスコットランドにクライミングをしに行った際、青地に赤と黄色のボーダーが配されたラグビーシャツを見つけた。頑丈なつくりでクライミングにも向いていると感じた彼は、そのラグビーシャツをアメリカでのクライミングで着用。落ち着いたカラーのギアやウェアしか着ていなかった当時のクライマーから「そのシャツはどこで買えるのか?」と評判となったそうだ。そんな、固定概念にとらわれない彼のセンスが、パタゴニアのアイテムの色使いに反映されている。
環境に対しての取り組み
今やファッション業界で聞かない日はないと言っても過言ではない「サステナブル」や「エシカル」というワード。パタゴニアは、環境問題やSDGsの問題にいち早く取り組んだブランドとしても知られており「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」という企業理念を掲げるほど。1996年以降、ヴァージンコットンを採用しているモデルすべてをオーガニックコットンに切り替えたり、環境に配慮したプロダクトを2016年の43%から2022年には88%へと増加させたりした。さらに、年間売り上げの1%をアメリカ国内外の地域で活躍する「草の根環境保護団体」へ寄付するなど、今なお、さまざまな環境活動を続けている。デザインにこだわりながら、地球にもしっかりやさしいアイテムたちが、多くのアウトドアフリークの心を掴んでいる。
パタゴニアのリュックの選び方
さまざまなデザインのリュックを揃えるパタゴニア。パタゴニアのリュックを狙っているけれど、結局どれを選べばいいか迷ってしまっている方も多いのではないだろうか。そんな方に向けて、自分に合うモデルを見つけるための選び方を伝授!
シーンに合わせたサイズ選びと収納スペックを確認
20Lから50Lまで、幅広いサイズを展開しているパタゴニアのリュック。目安として、デイリーに使うのでれば身軽に出かけられる20L。PCや書類を入れたり通勤に使用したりしたい場合は、30Lサイズあたりがおすすめだ。
さらにパタゴニアのリュックはどのモデルもかなり収納力に長けており、メインコンパートメント以外に細かなものを入れる小さめのポケットや、ドリンクを入れられるサイドポケットも充実している。ラップトップを収納できるスリーブを搭載したモデルも多数登場しており、アウトドアからビジネス、旅行にも使える優秀モデルをラインアップ。使いたいシーンに合わせてサイズと共に収納力をチェックすると、相棒となるモデルに出会えるだろう。
カラーは、ファッション性と汎用性どちらを重視するかが鍵
パタゴニアのリュックをGETしたいと考えている方は、パタゴニアの色使いに惹かれている方も多いはず。リュックも豊富なカラバリを揃えており、他のブランドにはないファッション性の高いモデルがズラリ。単色で派手な色を使ったものから、ユニークな色の組み合わせなど、周りと被らないアウトドアリュックを求めている方に最適なモデルが目白推しだ。
とはいえ、汎用性のあるベーシックカラーもシリーズ内にだいたいラインアップされている。ファッションとして取り入れるなら、目を引くパタゴニアらしいカラー。合わせやすさを選ぶなら、ベーシックカラーを選ぶと自分の求めるモデルがGETできるはずだ。
アウトドアやアクティブなシーンでの使用なら耐水性・耐久性モデルを候補に
本格的なアウトドアブランドなので、デザイン性だけでなく素材や機能も勿論優秀。アウトドアやアクティブなシーンで使用したい場合は、耐水性・耐久性に優れた素材のモデルを選ぶと◎。前述したように地球にやさしい素材使いが魅力で、リサイクル素材を多用しているのも見逃せないポイントだ。
デイリーに使えるパタゴニアの人気リュック10選
今回は、デイリー使いしやすい20〜32Lのモデルに絞り、押さえておきたい人気モデルをピックアップ。デザインや収納力、素材も多種多様なため、先ほどの選び方を参考に自分が求めているモデルを探してみてほしい。
1.ブラックホール・ミニ・MLC 30L
via:patagonia
パタゴニアのバッグの中で特に高い人気を誇るブラックホールシリーズから登場した30Lのミニバックパック。リサイクル・TPUを採用し、ラミネートのコーティングによって、悪天候や摩耗に強いモデルに仕上がった。バックパックとしてはもちろん、ショルダーバッグ、ブリーフケースとしても使える便利な3WAY。ショルダーストラップは、重い荷物を入れたときに肩に負担がかからないパッド入りだ。収納しやすいボックス型のシルエットで、大型のメインコンパートメントには、2つの整頓用ポケットを完備。16インチのパッド入ラップトップ用ポケットでコード類と書類を簡単に収納できるため、ビジネスシーンにもうってつけ。機内持ち込みの基準を満たしており、さらに背面のハンドルにキャリーケースの持ち手を通して一緒に持ち運ぶことも可能。ビジネスから小旅行のお供にも使える優秀モデルだ。
2.ウルトラライト・ブラック・ホール・トート・パック 27L
via:patagonia
短めのハンドルが付き、トートとショルダー、バックパックの3WAYで使用可能。軽量で丈夫なリサイクル素材100%のリップストップ素材を採用しており、格子状に繊維が縫い込まれているため、破れたりほつれたりしにくい高い耐久性を持つ。複数のポケットを完備し、サイドにはペットボトルやドリンクを収納できるポケット付き。ポケットに本体を収納可能なので、コンパクトに持ち運びができ、サブバッグとしても重宝する。
3.ブラックホール・パック 32L
via:patagonia
初めに紹介した「ブラックホール・ミニ・MLC 30L」と同様、頑丈なリサイクル・ポリエステル素材のリップストップに、リサイクル・TPUのラミネートを施したモデル。モダンな雰囲気を持つマットな風合いで大人っぽく取り入れられるリュックに仕上がった。ジッパー式メッシュポケットが付いたメインコンパートメントや、すぐに物を取り出せる上部のポケット付きで、使い勝手も◎。背面に施された15インチまで対応するパッド入ラップトップ用ポケットは、サイドジッパーから容易にアクセスが可能。背面のハンドルにキャリーケースの持ち手を通して一緒に持ち運べるので、旅行の相棒としても活躍する。
4.レフュジオ・デイパック 26L
via:patagonia
パタゴニアのデイパック商品の中核となるレフュジオシリーズ。2022年にアップデートされ、以前のモデルよりもミニマルなデザイン、重量も軽くなり、より使いやすさがUPした。摩耗性のあるリサイクル・ポリエステル100%素材に、有機フッ素化合物不使用の「耐久性撥水コーティング(PFCフリーDWR加工)」を施すことで、軽度の水分を弾く。フロントポケットには、縦長ファスナーを採用し、小物の収納もしやすい。取り外し可能なパッド入りラップトップスリーブが付属している利便性もグッドポイント。バッグに入れずとも、単体使いできるのがうれしい。さらにスリーブを取り外せば、ソフトボトルに吸引チューブが取り付けられた給水システム「ハイドレーション」を取り付けることが可能。デイリーに使えて、本格的なアウトドアにまで対応するこだわりのディテールが、アウトドアフリークからも人気を集めている。
5.レフュジオ・デイパック 30L
via:patagonia
26Lだと容量が足りないという方は、30Lのレフュジオ・デイパックを候補に。26Lと若干デザインが異なっており、26Lのフロントポケットの縦長ファスナーを排除した代わりに、ジャケットなどを引っかけられるバンジーコードが付属。アウトドアライクなデザインが楽しめるリュックに仕上がった。豊富な収納ポケットや取り外し可能なパッド入りラップトップスリーブ付きなのは、26Lと同様。26Lと30Lを比較し、自分に合ったモデルをゲットしてみてほしい。
6.アトム・トート・パック 20L
via:patagonia
丸みのあるフォルムが特徴の「アトム・トート・バッグ」は、定番のウィメンズパックである「タマンギト・パック」をアップデート。パタゴニアのデイパック機能とトートの実用的なデザインを組み合わせており、コンパクトでフィット感の高いリュックを求めている方に最適だ。取り外し可能な13インチのパッド入りラップトップスリーブも付属。素材はレフュジオ同様、丈夫なリサイクル・ポリエステルに耐久性撥水コーティングを施している。トップに取り付けられたハンドル部分は、ボタンでまとめられる持ちやすい仕様。
7.フィールドスミス・ロールトップ・パック 30L
via:patagonia
雨水から収納アイテムを守るロールトップ型のバックパック。リサイクル・ポリエステル100%にPFCフリーDWR加工を施しているので、素材自体にも耐水性があるモデルだ。ボックス型の大型ポケットに、背面には15インチ対応のパッド入りラップトップスリーブを装備。スリーブを底から浮かせるデザインを採用したことで、荷物を置いたときに衝撃を受けない配慮も見逃せない。アクセントになる柄を採用したり、パタゴニアらしいカラーウェイを各パーツに落とし込むことで、遊び心のあるモデルに仕上げられている。
8.テラヴィア・パック 22L
via:patagonia
頑丈なリサイクルナイロン100%を採用した中型のデイパック。通気性に優れたレギュレーター・エアメッシュのショルダーストラップとヒップベルトを備え、快適な背負い心地を実感できる。メッシュのバックパネルを背中から浮かせることで、水分が溜まるのを防いでくれる効果も。ヒップベルト部分にもポケットが付いており、小物を収納可能。フロントはバンジーコード仕様で、アウトドアシーンにも重宝する。悪天候時に活躍する便利なレインカバー付き。
9.ステルス・パック 30L
via:patagonia
小さめのブランドロゴのみを配し、無駄のないミニマルなデザインが特徴の「ステルス・パック 30L」。釣りのギアを収納できるように開発された耐水性のパックだ。軽量素材を採用し、人間工学に基づいたデザインで体にぴったりとフィットするため、長時間背負っていても疲れにくい。素材には、ポリウレタン・コーティングとTPUコーティングを施した6オンス・リサイクル・ナイロン100%素材のリップストップを採用し、耐久性と耐水性をUP。内側にも外側にも取り付け可能なTRU ZIPテクノロジー採用の防水性ポケットが付き、スマホなどを収納しておけるのもありがたいディテール。13インチ対応のパッド入りラップトップスリーブが付き、デイリーから釣りなどのアクティビティまで幅広いシーンで活躍する。
10.スノードリフター・パック 30L
via:patagonia
スキー場など管理されたエリア以外で、スキー、スノーボードをするバックカントリーのためにデザインされたモデル。U字型のフタと、ギアを取り付けたまま中にアクセス可能なジッパー式の開口部を背面に備えたユニークなデザインが特徴。フロントと上部、さらにウエストベルトの部分にも収納ポケットが付き、過酷なアウトドアシーンでもすぐに物が取り出せる仕様に。スキーやスノーボードを取り付けたり、外側には取り出せる隠しヘルメットホルダーがあったりと、アウトドアシーンでの収納力も抜群だ。頑丈なリサイクル・ナイロンを採用し、穴や摩耗にも強いため、ガシガシ使い込める。荷重を体に密着させる、幅の狭いシルエットで、安定した背負い心地を実現したモデルだ。
おわりに
ファッション性と機能性を兼ね備えたパタゴニアのリュックたち。高い収納力にプラスして、今回紹介したほとんどのモデルにパッド入りラップトップスリーブが付いていたりと、デイリー使いに重宝するモデルばかり。ぜひ、パタゴニアの万能リュックをワードローブに加えてみてはいかがだろうか。
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