【ポケカ】ノーマル高額カードの買取価格と相場価格一覧について
『ポケモンカードゲーム』(ポケカ)ではSARやSRといったレアリティの高いカード以外の、ノーマルカードであっても高額になることがある。
今回はそんな「ノーマル高額カード」の特徴や、代表的なカードを15種類紹介していく。
目次
ノーマルにも高額カードはある?
ポケカで高額になるカードといえば、封入率の低いSARやSR、HRなどの高レアリティカードの傾向が高い。上の画像でいうと、「ナンジャモ SAR」や「ミモザ SR」がそれに該当する。
そもそもノーマルカードとは、上の「イーブイ」のカードのようなコモンやアンコモンのカードで、通常のパックには必ず1枚は入っているカードのことを指す。
手に入りやすく価格が高騰することはあまりないカードだが、その中にいくつか存在する「高額カード」を紹介していく。
どんなカードが高額ノーマルカードになるの?
封入率が高く手に入れやすいことから、ノーマルカードが高額化するのは珍しい。
しかし条件が整うことで、高額化する事例もある。その理由は、大きく分けて以下の3つだ。
➀バトルで使いやすい汎用性が高いカード
バトルで使いやすく、汎用性の高いカードはノーマルカードであっても高額になりやすい。
ポケカの相場価格は、収録パックの再販や再録などによっても変化する。
しかし、その需要の大半がプレイヤーによるもののため、スタンダードレギュレーションを外れると大きく値下がりするケースが多い。
➁すでに絶版になっているカード
対戦に役立つカードであるのに、収録パック自体の再販がないなど、いわゆる絶版状態であるカードも価格が高騰しがちだ。
収録されているパックやボックスの相場に影響を与えることもある。再録が決まると、既存のカードの相場は下落しやすい。
➂ジムバトルなどのプロモーションカード
ジムバトルやイベントに参加することで入手できるのが、プロモーションカード。
通常販売がなく、イベントに参加した人にしか配布されないため流通枚数が比較的少ない。
また、複数のカードがランダムで手に入るような「プロモカードパック」という形式で配布されることが多いため狙って当てることが難しく、高額になるケースがある。
ノーマルカードの中でも人気のあるカードは?
ノーマルカードで人気のあるカードは、バトルで使いやすいカードのため、スタンダードレギュレーションであるということが前提だ。
2024年現在のスタンダードレギュレーションはF~H。Eまでのカードはスタンダードレギュレーション外(通称「レギュ落ち」)に区分される。直近でレギュ落ちした"E”のカードの相場は下落している。
レギュ落ちしたカードは、殿堂やエクストラなどといったレギュレーションでのみで継続して私用できるが、需要は大きく下がるために相場価格も下落するケースがほとんどだ。
高額ノーマルカード15選
ここからは2024年現在、高額がつきやすいノーマルカードを15種類紹介する。ポケモンやどうぐ、サポートなどさまざまなカードがあるため、チェックしてみてほしい。
※4/30 11:00時点のスニダン相場をはじめ、フリマサービス、カードショップの売値を参考。適正価格ではない可能性があります。
※4/21時点の「スニダントレカ秋葉原店」をはじめ、複数のカードショップの買取価格を参照。
※最新情報は店舗の公式SNS(@snkrdunk_akiba)でご確認ください。
エネルギー回収
トラッシュにある基本エネルギーを2枚まで手札に加えることができる効果を持つ。
この効果が注目されて、現在、環境で活躍している《タケルライコex》に採用されていることから、プレイヤーからの需要が高い。
また、スカーレット&バイオレットシリーズでは拡張パックでの再録がなく、各種スタートデッキや「バトルアカデミー」のみに収録されている点も、相場上昇の要因と考えられる。
夜のタンカ
トラッシュからポケモンまたは基本エネルギーどちらか1枚を手札に加える効果をもつ。この効果は汎用性が高いため、あらゆるデッキに採用の可能性があるカードだ。
強化拡張パック「ナイトワンダラー」で登場した際の相場は600円付近が多く見られたが、「テラスタルフェスex」などにも再録されたため現在は400円ほどの相場となっている。
エネルギーつけかえ
自分の場のポケモンについている基本エネルギーを1枚だけ別のポケモンにつけかえることができるグッズ。
ワザを使うために必要なエネルギーが多いポケモンに、別のポケモンのエネルギーをつけかえることで攻撃可能なターンを早めることができるので、一部のデッキで重宝されている。
スカーレット&バイオレットシリーズにおいて、スタートデッキやデッキビルドセットのみの収録となっており、パックから排出されないことも相場上昇につながっているだろう。
ペパー
山札から「グッズ」と「ポケモンのどうぐ」をそれぞれ1枚ずつ手札に加えられるサポートカード。初動の安定性を高め、後半にも活用できる強力な効果を持つことから、多くのデッキで上限の4枚採用される傾向にある。
環境で活躍中の《ドラパルトex》デッキでも必須カードとして採用されており、「シャイニートレジャーex」や複数のビルドボックスなどで再録されているものの、相場はほとんど下がらず、現在も400〜500円前後で安定している。
なかよしポフィン
山札からHP70以下のたねポケモンをベンチに2匹まで置くことができるカード。現在対戦環境ではHP70以下のたねポケモンを採用しているデッキが多いため、プレイヤー需要が高い1枚だ。
拡張パック「ワイルドフォース」から登場し、その汎用性から初動相場は1,000円ほどの相場だった。現在再録が何度かおこなわれているが、需要の高さからいまだに400〜500円ほどの相場を保っている。
ともだちてちょう
トラッシュにあるサポートカードを2枚まで山札に戻すことができる効果をもつ。
Bレギュレーションから再登場し、現在のIレギュレーションまで絶えず使われているが、拡張パックでの再録は「スカーレットex」までおこなわれなかった。そのため、汎用性と収録タイトルの少なさから400円前後の相場が多く、レアリティによっては2,000〜10,000円ほどのカードも存在する。
大地の器
手札を1枚捨てることで、山札から基本エネルギーを2枚まで手札に加えることができるカード。
環境で活躍する《タケルライコex》デッキと相性がよく、ほかにもさまざまなデッキに採用されているため、汎用性の高さから400円前後の相場を保っている。
カウンターキャッチャー
自分の残りサイド枚数が相手より多い場合に使えるグッズで、サポート「ボスの指令」同様に相手のベンチポケモンを1匹選んでバトル場に呼び出せる強力な効果をもつ。
自身をきぜつさせてサイドを1枚渡すことで、相手のポケモンにダメージを与えられる「ヨノワール」の特性〈カースドボム〉と相性がよく、環境で活躍する《ドラパルトex》デッキに採用されることが多い。
ネストボール
山札からたねポケモンをベンチに置くことができる汎用カード。以前Aレギュレーションで収録されており、一旦はレギュ落ちしていたが、拡張パック「スカーレットex」から再録された。
似た効果をもつ「なかよしポフィン」とは違い、HPの制限がないため〈ポケモンex〉もベンチに置くことができる。そのため、〈ポケモンex〉主体のデッキに採用されることが多い。
モモワロウ
拡張パック「超電ブレイカー」で登場したカード。このポケモンがバトル場にいるとき、相手の毒状態のバトルポケモンに乗せるダメカンが5個多くなる強力な特性〈もうどくしはい〉をもつ。
現在対戦環境で毒ギミックを採用したデッキが増えているため、需要が高まっている。
スボミー
ハイクラスパック「テラスタルフェスex」で登場したカード。エネルギーなしで使えるワザ〈むずむずかふん〉は、10ダメージを与えつつ次の番、相手は「ネストボール」や「大地の器」などの「グッズ」カードを使用することができなくなる強力な効果をもつ。
相手の動きを封じることで、自分の動きを優先することができるため、どのデッキにも採用できる汎用性から200〜300円ほどの相場で売買されている。
ジニア
山札から進化ポケモンを2枚まで手札に加えることができるサポートカード。
先述した「スボミー」のワザ〈むずむずかふん〉によるグッズロックにより、「ハイパーボール」のような「グッズ」の効果で山札から進化ポケモンを加えることが難しい環境にある。そのため、「グッズ」を使わずに進化先を持ってくることができる「ジニア」の需要が急増し、相場も上昇した。
ロトりぼう
2024年4月26日〜7月18日の間にジムバトルに参加することで配布されたプロモパック第6弾に封入されていたカード。山札の上から4枚見て、その中にあるサポートカードを好きなだけ手札に加えることができる。
2025年4月18日に開催されたシティリーグでベスト4に入賞した《ロケット団のポリゴンZ》デッキに採用されたことで脚光を浴び、プロモカードという希少性の高さから現在相場が高騰している。
コダック
2025年4月18日からジムバトルに参加することで配布されるプロモパック第10弾に封入されているカード。特性〈しめりけ〉は、このポケモンが場にいる限り、お互いのポケモン全員の自身をきぜつさせる効果の特性をすべてなくすという効果をもつ。
現在環境デッキに多く採用されている「ヨノワール」の、自身をきぜつさせて相手のポケモンにダメカンを乗せる特性〈カースドボム〉が使えなくなることから話題となり、現在各地のジムバトルに人が押し寄せている。
ゴルダック
「コダック」と同じくジムバトルの参加賞として配布されるプロモパックに封入されている。「コダック」と同じ特性〈しめりけ〉をもつため、こちらも合わせて注目されている。
「コダック」よりも少し低い相場となっているが、「ゴルダック」に進化することでHPが高くなり、ワザも強い効果になるため、「コダック」とセットでデッキに採用したい1枚といえるだろう。
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