【ポケカ】エラーカードの相場価格と見分け方|魂抜け・枠ズレなど4つのポイントを解説!について
『ポケモンカードゲーム』(ポケカ)の中には、表記ミスや加工ミスによるエラーカードが存在する。珍しいことから貴重とされており、高額で取引されるものも多い。今回は、ポケカのエラーカードの見分け方や値段について紹介する。
目次
ポケカのエラーカードとは?
ポケカのエラーカードとは、何らかの理由によって印刷などにミスが生じたカードだ。通常であれば、印刷ミスがあるカードが販売されることはない。
しかし発売前にミスに気づかず、そのまま流通してしまったものがエラーカードとなる。このエラーカードには表記ミスや加工ミス、裁断ミスなどさまざまな種類が存在する。
エラーカードは何といってもその希少性の高さから人気が高い。過去には、YouTuberのヒカキンが「かいりきリザードン」と呼ばれる5000万円のエラーカードを購入したことも話題となった。
エラーカードを見分ける方法!チェックポイントとは?
自分の持っているカードがエラーカードなのか気になるが、見分け方がよく分からないということも多い。エラーカードを見分けるには、大きく分けて4つのポイントをチェックするのがおすすめだ。
ここからは、エラーカードを見分ける4つのチェックポイントを解説する。
表記をチェックする
ポケカの初版では表記にミスのあるカードがまれに存在する。
上記のリザードンの場合、本来正しいプロフィールは「かえんポケモン 全長1.7m 体重90.5kg」であるが、エラー版では「ゴーリキー」のプロフィールとなる「かいりきポケモン 全長1.5m 体重70.5kg」が誤表記されてしまっている。
このような誤植はエラーカードを見分ける際のチェックポイントとなる。
加工をチェックする
ポケカはレアリティによってカードの加工が異なる。例として「ポケモンカードゲーム ソード&シールド スターターセットVMAX リザードン」に収録された「リザードンVMAX」に見つかった加工エラーを紹介する。
この「リザードンVMAX」の場合、レアリティが"RRR"のカードであるが、"SR"仕様の加工が施されるミスが起きていた。一番わかりやすい部分として、カード左下にあるエネルギーマークが挙げられる。
"RRR"のエネルギーマークはツルツルとした表面をしているのに対して、"SR"の場合は渦巻き模様が浮き彫りになっており、凹凸がある。この「リザードンVMAX」には同様の加工ミスが発生しており、「渦巻きリザードン」と呼ばれるようになった。
このように、加工ミスがあるとカード表面の凹凸に違和感があることが多いため、表面を目視したり触ってみてチェックしよう。
レリーフをチェックする
レリーフと呼ばれるカードの浮彫加工にエラーが発生することもある。
レリーフにズレが生じて線が二重に見えることがあり、その様相から「魂抜け」や「幽体離脱」と呼ばれている。
また、レリーフ抜けといい、通常レリーフ加工をされるべきカードなのにレリーフ加工がされていないものがある。レリーフがないと凹凸感がなく、線がハッキリと見える印象だ。
レリーフ加工ミスが見つかった例として「Nのゾロアークex UR」を見てみよう。カード左上に、本来「Nのゾロアークex SAR」に施されるレリーフ加工が重なってしまっているのがわかる。
このようなレリーフ加工のミスは、エラーカードの中でも分かりやすいため、初めてエラーカードを見る人でも発見しやすいだろう。
カードの端など枠ズレをチェックする
ゾロアークURエラーエラーって、みんなエラーカード好きなんだろ?
— 100日後に手が綺麗になるトゲ (@togezou17) January 26, 2025
ほら、好きなだけ見なよ!
(唯一自分が誇れるカードなので何度でも擦る) pic.twitter.com/GR8NodnToQ
カードのフチの幅サイズに誤差のあるエラーカードは「枠ズレ」と呼ばれるエラーカードの1つだ。
また、正しい位置で裁断されなかったために、下記のような状態で流通してしまったエラーカードも存在する。
- 切れ端がついたままになっている
- 別のカードの端が含まれた位置で裁断されている
- 不自然な切れ目が見受けられる
このようなエラーカードが流通することは珍しいため、貴重で人気となり高額で取引されることがある。
エラーカードは高額になりやすい?理由を解説
エラーカードだからといって、すべてが高額で取引されるとは限らない。
全てのカードで同じミスが発生していれば、相当数が流通しており希少価値が薄れてしまう。
高額になりやすいエラーカードの傾向として、封入率の低い高レアリティカードのレリーフ加工エラーなどがある。また、そもそも希少性が高い旧裏や古いカードの初版などが挙げられる。
高値がついているエラーカードを紹介!
※フリマサービスの売値を参考。適正価格ではない可能性があります。
「かいりきリザードン」の相場価格
相場価格(エラー) | 相場価格(通常版) |
---|---|
1,280,000円(PSA8) | 300,000円(PSA10) |
かいりきリザードンと呼ばれる初版のリザードンは、ポケカのエラーカードでもっとも知名度があるといえる。
分類、身長、体重が「ゴーリキー」のものになってしまっているため、本来「かえんポケモン」と表記すべきところに、「かいりきポケモン」と表記されている。
「フシギバナ LV.67」のエラー相場価格
相場価格(エラー) | 相場価格(通常版) |
---|---|
50,000円 | 17,000円 |
エラーカードの「フシギバナ」は図鑑ナンバーに誤表記があり、「No.003」と表記すべきところが「No.068」となっている。
「かいりきリザードン」ほど高額ではないが、第一弾の初版ということで高騰している。
「古代ミュウ」のエラー相場価格
相場価格(エラー) | 相場価格(修正版) |
---|---|
38,000円(PSA9) | 100,000円(PSA9) |
「古代ミュウ」のエラー版は、映画『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』公開時に販売されていたパンフレットに付録として封入されていたカード。クレジットの「Nintendo」が「Nintedo」となっており"n"が抜けている。
しかし、「古代ミュウ」は"後期修正版"の方が高額で取引されている。この理由はコピーライトテキストがきちんと「Nintendo」となっているが、光り方が「古代ミュウ エラー版」と同じことから、珍しいカードとしてコレクター層に人気があるためだ。
「ミモザ SR」のエラー相場価格
相場価格(エラー) | 相場価格(通常版) |
---|---|
25,000円 | 3,500円 |
"レリーフ抜け"と呼ばれるカードの浮彫加工であるレリーフ加工が施されていない状態のエラーカード。
現在の素体取引額は3,500円ほどに落ち着いているが、エラー版はいまだに25,000円前後と高額で取引されている。
「Nのゾロアークex UR」エラー相場価格
相場価格(エラー) | 相場価格(通常版) |
---|---|
100,000円 | 8,000円 |
「Nのゾロアークex SAR」のレリーフ加工が誤って施されてしまったエラーカード。
「バトルパートナーズ」発売直後に話題になり、100,000円前後まで高騰している。
関連記事
権利表記
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。