著名人にも愛されるリーボックの定番モデル「CLUB C」。ブランドPRに聞く、人気の理由とは?について
Reebokの名作であり、永遠の定番モデル「CLUB C(クラブシー)」。クラシックなデザインは昨今のトレンドと相性が良く、近年ストリートシーンでの人気も高い。また、ハイブランドから新進気鋭ブランド、最近話題になったSixTONESまで、幅広いジャンルとのコラボレーションモデルが発売されているのも魅力の一つだ。
今回はCLUB Cの誕生歴史と、そのエバーグリーンな魅力を紹介。最近のストリートシーンでの人気についても、リーボックジャパンのプレス濵田理子さんに伺った。
原点はテニスシューズの「CLUB C」
via:sneakerfreaker
まずはリーボックのアイコン、CLUB Cの誕生についておさらいしていこう。
その歴史は1980年初頭にさかのぼる。当時は世界的なテニスブームの背景から、リーボックはプロテニスプレーヤーに向けて高機能なコートシューズ「CLUB CHAMPION」を発売した。後にCLUB Cの原型となるモデルだ。
「CLUB CHAMPION」はクリーンでクラシックなスタイルが、ファッションシーンにおいても評価され人気を博した。その後、改良を重ね1985年に満を持して「CLUB C」が誕生。モデル名は”CHAMPION”の頭文字「C」をとり命名された。
via:sneakerfreaker
当時はテニスシューズを売り出す際はプロスポーツ選手をアンバサダーに起用し、広告塔にすることが一般的だったが、CLUB Cに関しては、スポーツアンバサダーを立てずに同モデルを世に売り出すことを成功させたという。当時のCLUB Cの人気を想像できる、興味深いエピソードのひとつだ。
1993年には待望のウィメンズサイズが登場。さらに、その優れたグリップ力と耐久性からスケーターの間でも着用者が増加していき、ストリートシーンにおいても市民権を獲得していくこととなる。
クリーンで、シンプル且つ、デザイン以上の価値がある。
自身のコラボレーションモデルのCLUB Cを着用したKendrick Lamar
via:sneakernews
現在はメゾンブランドや新進気鋭のストリートブランドなどファッションシーンのみならず、名作映画やアニメなど多くのコラボレーションモデルを発表。そして、2020年には35周年のアニバーサリーイヤーを迎え、限定モデルや多くのコラボレーションモデルをリリースした。2023年はリーボックジャパンの「Kicks」アンバサダーにSixTONESを迎え、リリースしたコラボモデルは即完売となり大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。
ちなみに「CLUB C」は著名人やファッション業界人にも愛用者が多い。過去にリーボック クラシック グローバルアンバサダーを務めた、世界的アーティストのKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)もその一人だ。2017年にコラボレーションモデルも発売し「クリーンで、シンプル且つ、デザイン以上の価値があるから、CLUB Cは大好きなスニーカーの一つだよ。」とコメントを残している。
リーボックの永遠の定番と呼ばれ、時を経てもなお、変わらない魅力を持つCLUB C。最近の人気について、リーボックジャパンPRの濵田さんにも話を伺った。
リーボックジャパン プレス/PR
濵田 理子さん
CLUB Cが人気の理由は、一目見て’’長年履ける’’と分かる美しいシルエットにあります。シンプルなカラーをベースに、パーツやサイドロゴのステッチが上品に重なることで、ただのシンプル、には収まらず程よいクセを残します。
特にVintageシリーズは、昔から履き込んでいたかのようなレザーの風合いや、カラーリング、足を通すと柔らかいソックライナーによって絶妙なフィット感をもたらします。また、軽量なのもポイントで、いかなるデイリーシーンにも活躍します。
「CLUB C」新作のおすすめモデル4選
ここからはスニダン編集部が気になるCLUB Cの新作モデルをピックアップ。リーボックジャパンPRの濵田さんからも各モデルのおすすめポイントを紹介していただく。
CLUB C 85 Vintage "トップチョーク"
CLUB C 85 Vintage ¥14,300(Reebok 公式オンラインショップ)
80年代の空気感はそのままに、機能面をしっかりとアップデートした「CLUB C 85 Vintage」。クリーンな印象を与えるオールホワイトのレザー製のアッパーに、EVAミッドソールを採用し軽さと歩きやすさを実現。ラバーアウトソールは耐久性に優れ、摩擦軽減を求められるテニスシューズ本来の役割もしっかりと受け継いでいる。
リーボックジャパン プレス/PR 濵田さんのおすすめポイント
リーボックジャパン プレス/PR
濵田 理子さん
80年代のクラシカルなテニスコートシューズ。“CLUB C 85”といえば、このVintageのチョーク×グリーンのカラーリングといっても過言ではない、シリーズ内の代表的なモデルです。馴染みの良いレザー、柔らかいパイルのソックライナーでよりユーズド感を醸し出し、時代を超えて受け入れられています。
ここ数年は女性人気もかなり高まっていて、程よいクリーンさが毎日履いても飽きが来ず、さまざまなシーンやコーディネートにもマッチする万能シルエットがおすすめのポイントです。
CLUB C REVENGE VINTAGE "チョーク"
CLUB C REVENGE VINTAGE ¥14,300(Reebok 公式オンラインショップ)
ヴィンテージなムード漂う「CLUB C REVENGE VINTAGE」は、テリークロス生地のライニングやミニマルなオーバーレイなど、80年代のテニスシューズのディティールを取り入れたモデルだ。新色の"チョーク"はホワイトベースにグレーの配色で、品の良さも感じさせてくれる。アッパーには高級感あるフルグレインレザー、アウトソールには耐久性に優れたラバーを採用。デザイン性、機能性ともに兼ね備えた実力派の一足だ。
リーボックジャパン プレス/PR 濵田さんのおすすめポイント
リーボックジャパン プレス/PR
濵田 理子さん
モデルとしては“CLUB C 85”のシルエットにブランドマークであるベクターロゴをサイドパーツに加えたことで、オールドスクールテイストに仕上げたシリーズ。今作はユーズド感あるカラーリングにまとめ、露出したフォームタンからトゥキャップのスエードの柔らかな感触まで、細部にまでこだわりが溢れるモデルです。
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フルグレインレザーをアッパーに採用することで、トレンドに左右されずより上質な雰囲気も漂う一足になっています。サイドラインが入ることでよりスッキリ足元を魅せることができるのがポイント。
CLUB C 85 Pump "フットウェアホワイト"
CLUB C 85 Pump ¥17,600(Reebok 公式オンラインショップ)
“What If”をコンセプトに、リーボックのWアイコンをマッシュアップし誕生した「CLUB C 85 Pump」。80年代を代表するモデルに、90年代を代表するテクノロジー「Pumpシステム」を搭載した新鮮なデザインが特徴だ。両モデルの機能とデザインが調和した、リーボックらしい一足。シンプルなカラーリングなのも嬉しい。
リーボックジャパン プレス/PR 濵田さんのおすすめポイント
リーボックジャパン プレス/PR
濵田 理子さん
Reebokにおいて80年代より今もなおアイコンである“CLUB C 85”に、”INSTAPUMP FURY“シリーズなどハイテクシューズの代名詞でもある90年代のテクノロジー“PUMP”を融合した、全く新しいデザイン。
Reebokの伝統たちを今までに無い形でマッシュアップしたモデルとなっており、”PUMP“ボタンはデザインとしてのポイントだけでなく、”INSTAPUMP FURY“と同様にポンプすることでシュータンにエアーを送り込みフィッティングを高める機能性としても備わっていることがポイントです。
SNEEZE CLUB C GROUNDS "コールドグレー"
SNEEZE CLUB C GROUNDS ¥16,500(Reebok 公式オンラインショップ)
独自のユニークな視点が人気のカナダのストリート雑誌「SNEEZE Magazine」とのコラボモデル。スケートボードのカルチャーに造詣が深いSNEEZEらしい、ファットシューレースやヴィンテージライクなシルエットなど、スケートシューズの雰囲気が漂う。アッパーのグレーカラーのソフトスウェードや、キャッチーなSNEEZEの「S」ロゴがアクセントとなり、シンプルなスタイリングにも良く映える仕上がりだ。
リーボックジャパン プレス/PR 濵田さんのおすすめポイント
リーボックジャパン プレス/PR
濵田 理子さん
今作も過去の3つのコラボレーション同様に90年代よりヴィンテージスタイルのスケートシューズからインスピレーションを得て世界観を表現。アッパーはソフトなスエードで上品に仕上げ、シュータンに施されたSNEEZEの「S」のロゴがコラボレーションのスペシャル感をより際立たせています。
トレンドであるワイドなシューレースはグレーの他に、ホワイトの変え紐も付属。シンプルなデザインにまとめつつも遊び心がある、細かいディティールにこだわった一足です。
変わらないことが魅力
今もなお世界中から愛されるCLUB Cの魅力は「リーボックの原点」であるからだろう。シンプルで普遍的なデザインや機能美など、誕生した1985年時点で完璧であったと言っても過言ではない。時代に合わせアップデートしつつも、本質が変わらないのは変える必要がないからかもしれない。
リーボックのアイデンティティーのひとつである「CLUB C」は、長く愛用できシンプルでかっこいい。試したことがない方は、ぜひ一度手にとってみてほしい。きっと定番の一足になってくれるだろう。
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