【ポケカ】『トリプレットビート』シールド戦レポートについて
2023年3月12日に開催された『トリプレットビート』シールド戦について、大会の詳しい様子や景品のカードについてレポートする。
TEXT：おみそ
大会概要
| 開催日時 | 2023年3月10日(金)～ |
|---|---|
| 大会形式 | 4人グループの総当たり3試合 |
| 参加場所 | 全国のポケモンカードジム |
| 参加人数 | 4人〜32人 |
ゲーム内容
- ランダムに選ばれたペアで対面で着席し、強化拡張パック『トリプレットビート』1BOXを、左右半分ずつ15パックずつ分ける。
- パックを開封し、75枚のカードを机上に出す。
- ジャッジから基本エネルギーカード(草・炎・水・超・悪・闘)が各15枚ずつと、「ネモ」、「ふしぎなアメ」が1枚ずつ渡されるので、パックから当たったカードと組み合わせ、40枚のデッキを構築する。
- 余ったカードは不正防止のため、配布された袋に入れてカバンの中にしまうか、ジャッジに渡す。
- デッキが完成したら再度ランダムで4人ずつにグループ分けされたのち、3試合の総当たり戦を行う。
キーになったカード
「パルデアドオーex」
- 特性〈どくのぬまち〉は、場にスタジアムが出ているときに相手のバトルポケモンをどく状態にできる。
- どく状態はバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えることで回復するが、今回の『トリプレットビート』には、バトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えるカードがほとんど存在しない。そのため、相手のバトルポケモンのどく状態を維持することができる。
- ワザ〈ニードルボーン〉も、悪エネルギー1個と無色2個で200ダメージが出せるので、強力で使いやすい。
| HP | 280 |
|---|---|
| 特性 |
どくのぬまち 場にスタジアムが出ているなら、自分の番に1回使える。相手のバトルポケモンをどくにする。 |
| ワザ |
ニードルボーン コインを1回投げウラなら、次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。 |
| 特別なルール | ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。 |
| 収録パック |
「オドリドリ」
- 特性〈パッションダンス〉は、自分のバトル場の進化ポケモンのHPを毎ターン20回復することができる。
- 『トリプレットビート』に収録されている進化ポケモンは、非ルールポケモン2回の攻撃でちょうど倒されることが多く、HPを回復することで2回の攻撃で倒されないようになる。
| HP | 90 |
|---|---|
| 特性 |
パッションダンス 自分の番に1回使える。自分のバトル場の進化ポケモンのHPを「20」回復する。 |
| ワザ | はばたく |
| 収録パック |
「ボウルタウン」
- 毎ターンたねポケモンを確実にベンチに出すことができる。
- 『トリプレットビート』には、たねポケモンを山札から持ってくることのできるカードがこのカードと「スーパーボール」の2枚しかないため、パックから当たるほど採用でき、デッキが強力になる。
| スタジアム | おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の山札からたねポケモン（「ルールを持つポケモン」をのぞく）を1枚選び、ベンチに出してよい。そして山札を切る。 |
|---|---|
| 収録パック |
優勝者・じゃんけん賞で配布されるカード
トリプレットビートシールド戦 プロモパック
4人リーグ戦で優勝したプレイヤーとじゃんけん大会で勝利したプレイヤーには、次の「コライドン」と「ミライドン」のどちらかが入ったプロモカードパックが配布された。
拡張パック「スカーレットex」「バイオレットex」の購入時に配布されるプロモパックに収録されている「ミライドン」と「コライドン」のフルアート版。
トリプレットビートのシールド戦でしか入手できない。
参加賞
参加賞としてシールド戦で活躍するプロモカードが2枚配布された。
拡張パック「バイオレットex」に収録された「ふしぎなアメ」のシールド戦ロゴ入り版。
「ネモ」はゲーム内のオレンジアカデミー制服版、グレープアカデミー制服版の2種類のどちらかがランダムで封入されている。
おすすめデッキレシピ
「パルデアドオーex+ラウドボーンex」デッキ
- 「ボウルタウン」で山札から非ルールのたねポケモンを直接ベンチに出すことができる。
- 「パルデアドオーex」の特性〈どくのぬまち〉で場にスタジアムがある時、相手のバトルポケモンをどく状態にすることができ、『トリプレットビート』にはバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えるトレーナーズが存在しないため、どく状態を維持することができる。
- 「オドリドリ」の特性〈パッションダンス〉で、HPが340と高い「ラウドボーンex」をさらに倒されにくくすることができる。
「マスカーニャex」デッキ
- 「マスカーニャex」のワザ〈スクラッチネイル〉は、相手のバトルポケモンにダメカンが乗っていた場合、220ダメージを出せる。
- 「マスカーニャex」の特性〈ブーケマジック〉で基本草エネルギーをトラッシュし、相手のベンチポケモン1体にダメカンを3個乗せることができる。
- サブアタッカーとして無色エネルギーでワザ〈かけぬける〉を使える「カエンジシ」と、進化したターンに基本草エネルギー1個で130ダメージを出せるワザ〈アサルトキック〉を使える「エクスレッグ」を採用している。
「ウェーニバルex」＋「ルガルガンex」デッキ
- 「ウェーニバルex」のワザ〈スクリューシュート〉はエネルギー2個で230ダメージを出せる強力なワザ。エネルギーが2個手札に戻ってしまうが、ベンチポケモンにつけ、再利用できる。
- 「ルガルガンex」のワザ〈スケアリーファング〉は140ダメージだが、次のターンにワザのダメージを受けると、ワザを使ったポケモンにダメカンを10個乗せることができるので、実質240ダメージのワザになる。エネルギーも闘1個、無色2個なので、どのデッキにも混ぜやすい。
- サブアタッカーとして、ワザ〈いかりのつの〉で自分に乗っているダメカンの数を参照しダメージを与えることができる「パルデアケンタロス」と、自分のベンチに「タイレーツ」がいた場合、ワザ〈いっしょにとつげき〉で160ダメージを出すことができる「タイレーツ」を採用している。
その他相性のいいカード
「ボスの指令」（ゲーチス）
- 初登場時から3年弱が経つ強力なカード。相手のベンチポケモンとバトルポケモンを入れ替えることができる。
- HPの低いポケモンやダメカンの乗ったポケモンを呼び出して倒したり、逃げるためのエネルギーが多いポケモンを呼び出して相手の動きを封じるなど幅広い使い方ができる。
| サポート | 相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。 |
|---|---|
| 収録パック |
「ジェットエネルギー」
- ベンチポケモンにつけたとき、ベンチポケモンとバトルポケモンを入れ替えることができる。
- 『トリプレットビート』にはベンチポケモンとバトルポケモンを入れ替えるグッズやサポートがないため、貴重な入れ替え手段として採用できる。
| 特殊エネルギー |
このカードは、ポケモンについているかぎり、無色エネルギー1個ぶんとしてはたらく。 このカードを手札からベンチポケモンにつけたとき、このカードをつけたポケモンを、バトルポケモンと入れ替える。 |
|---|---|
| 収録パック |
「ヤミラミ」
- ワザ「アサシンクロー」は、相手のバトルポケモンが特殊状態のとき、悪エネルギー1個で90ダメージが出せる。
- 「パルデアドオーex」の特性〈どくのぬまち〉で相手のバトルポケモンをどく状態にする、自身のワザ「やみのひとみ」で相手バトルポケモンをねむり状態にしてからワザ「アサシンクロー」のコンボが強力。
| HP | 70 |
|---|---|
| ワザ |
やみのひとみ 相手のバトルポケモンをねむりにする。 アサシンクロー 相手のバトルポケモンが特殊状態なら、70ダメージ追加。 |
| 収録パック |
まとめ
『トリプレットビート 』1箱に《ポケモンex》は4枚か5枚封入されており、15パックずつ分けるとほぼ必ず《ポケモンex》が出るので、どのようなカードが当たっても優勝できる可能性が高いように感じた。
大会の目玉となった「プロモカード」は、優勝者以外にも優勝者以外でじゃんけん賞が配布されるので、プロモパックを獲得できる可能性は高い。
この配布条件は、全大会で共通のルールになっている。
大会開始30分前〜1時間前に受付している店舗が大半だが、倍率が3倍〜10倍と非常に高く、今回のシールド戦の注目度と人気の高さがうかがえる。
パックを開封する楽しみや、デッキを一から作成して楽しめる要素は、一見難しそうにも見えるがある意味「出たとこ勝負」。
運要素もあるため、初心者にも参加しやすいイベントになっている。
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