Vansの名作オールドスクール。特徴とおすすめモデルを紹介!【コラム】について
こんにちは。スニーカーダンク編集部のSENNORです。
世界的シューズブランド"Vans(バンズ)"が誇る名作シューズ「Old Skool(オールドスクール)」。
普遍的なデザインを持つこのモデルは、スケートボーダーを筆頭に多くの人に愛されてきました。
今回は、歴史や特徴とともにバンズ オールドスクールの魅力を紹介します。
Vansの名作「オールドスクール」
引用:ABC-MART【多くの定番モデルをリリースしてきたVans】
1966年にアメリカ・アナハイムで誕生したシューズブランド「バンズ」。設立当初は、店舗内で受注から生産までおこなうオーダーメイドシューズを販売していました。
耐久性に優れたシンプルなデザインのシューズは、スケートボーダーやミュージシャンなどカルチャーの体現者を次々と虜に。その人気は海を渡り、今や世界的認知度を誇る名シューズブランドとなっています。
【初めてサイドストライプを採用したモデル】
1977年、バンズから後に「オールドスクール」の原型となる「style #36(スタイル #36)」がリリースされます。
通称「JAZZ(ジャズ)」とも呼ばれるこのプロダクトは、バンズが初めてスケートボードシューズとしてリリースしたモデルであり、ブランドアイコンであるサイドストライプ(通称:ジャズストライプ)を初めて採用したモデルでもありました。
現在、定番カラーやその普遍的なルックスを活かしたコラボモデルによって、バンズを代表する人気シューズとなっています。
オールドスクールの特徴
ジャズストライプやシンプルなデザインなど、オールドスクールの3つの特徴を掘り下げていきましょう。
【バンズのアイコン「ジャズストライプ」】
引用:Vansアッパーに位置するのは、波を連想させるジャズ ストライプ。
創設者Paul Van Doren(ポール・ヴァン・ドーレン)の落書きから始まったこのデザインは、オールドスクールはもちろん、バンズプロダクトを象徴するアイコンとなっています。
【耐久性とレトロさを両立「バルカナイズド製法」】
引用:Vansアッパーとソールの接着には耐久性に優れたバルカナイズド製法を採用。
実用性もさることながら、レトロなローテクスタイルによって多くのファンを獲得してきたデザインです。
【グリップ力がある「ワッフルソール」】
引用:Vansワッフル状に形成された特徴的なソール。
この形状によって高いグリップ力を発揮し、スケートボーダーを筆頭にアクティブなユーザーを支えてきました。
アメリカ企画と日本企画の違い
実は、オールドスクールはアメリカ企画と日本企画の2バージョンが存在します。
日本企画はABCマートが商標登録しているもの、アメリカ企画はそうでないものを指しており、ディテールに多くの違いがあるのが特徴です。
【アッパーの違い】
アメリカ企画 |
日本企画 |
アッパーを見てみると、ジャズストライプの太さとシューズの足幅が違います。
アメリカ企画は、ジャズストライプが細めでシューズの幅も細めです。
対して、日本企画は、ジャズストライプが太めでシューズの幅は広めです。
【ソールの違い】
アメリカ企画 |
日本企画 |
ソールは反り方に違いがあります。
地面との接地部分を見るとわかりやすいですが、アメリカ企画は地面にほぼ並行なのに対し、日本企画はトゥ部分が反り上がっています。
【品番の違い】
アメリカ企画と日本企画の判断材料として役に立つのが品番の違いです。
品番とは商品を判別する英数字の文字列のこと。
アメリカ企画は「VN」から始まるのに対し、日本企画は「V」の次にNが来ません。
違いをまとめると
アメリカ企画 | 日本企画 | |
ジャズストライプの太さ | 細め | 太め |
シューズの足幅 | 細め | 広め |
トゥの反り具合 | 弱い | 強い |
品番 | VNで始まる | Vで始まる |
アメリカ企画と日本企画は、見た目は似ていてもディテールが異なるプロダクトです。
どちらのモデルを選ぶかは好みによりますが、少しでもシャープな印象を持たせたい方はアメリカ企画、カジュアルな印象をより強めたい方は日本企画を選ぶことをおすすめします。
おすすめモデル6選
バンズ オールドスクールは定番モデルからコラボものまで幅広く人気を博してきました。
ここからは、スニダン編集部が厳選したおすすめモデル6選を紹介します。
■定番カラー
「バンズ オールドスクール "ブラック"」
オールドスクールの最定番カラーとして名高い"ブラック"モデル。
アッパーを走るホワイトのジャズストライプが映える一足です。
どんな季節のコーディネートにも合わせやすいので、初めてバンズを買われる方にもおすすめです。
■目をひくカラーブロック
「ダブルタップス × バンズ OG オールドスクール LX "ブラック"」
ミリタリー感溢れるファッションブランド「WTAPS(ダブルタップス)」とのコラボモデルです。
ワントーンのブラックアッパーと鮮やかなオレンジソールを用いたスペシャルカラーを採用しています。
ソールにはWTAPのアイコニックなデザインをプリント。コラボならではのデザインが魅力的な一足です。
■モノトーンカラー
「コムデギャルソン CDG × バンズ オールド スクール "ブラック/ホワイト"」
COMME des GARCONS(コムデギャルソン)が展開するブランド「CDG」とのコラボモデル。
定番のブラックをベースにCDGのロゴデザインを落とし込んだオールドスクールです。
モノトーンカラーに「CDG」のロゴが上手く馴染んでいます。
■深い関係を持つ名タッグ
「シュプリーム × バンズ オールドスクール "ブルー"」
説明要らずな世界的ストリートファッションブランド「Supreme(シュプリーム)」とのコラボモデルです。
スケートボードカルチャーをバックグラウンドに持つ両ブランドの関係は深く、これまで何度もコラボを重ねてきました。
2021年FWのコラボでは、ソールに刺を思わせるデザインを採用。カジュアルなカラーと相まって独特な存在感を放つオールドスクールとなっています。
■ポップとヴィンテージの共存
「ビアンカ シャンドン × ボルト バイ バンズ オールドスクール VLT LX "レッド/ホワイト"」
シュプリームクルーの一人Alex Olson(アレックス・オルソン)によるブランド「Bianca Chandon(ビアンカ・シャンドン)」とのコラボモデル。
ポップなデザインとヴィンテージ風のデザインが上手くミックスされたプロダクトです。
アッパーやソールだけでなく、シューレースまでヴィンテージ加工するなど細部まで凝ったデザインが魅力です。
スニダンで「ビアンカ シャンドン × ボルト バイ バンズ オールドスクール VLT LX "レッド/ホワイト"」をもっと見る
■ソールの内部までデザイン
「パームエンジェルス × バンズ ボルト オールドスクール LX "ピューター& チップムンク"」
写真家Francesco Ragazzi(フランチェスコ・ラガッツィ)によって立ち上げられたスケーターブランド「Palm Angels(パーム・エンジェルス)」とのコラボモデル。
テープを貼ったようなDIY感溢れるアッパーや深みのある色合わせが特徴的です。
クリアソールは、奥にあるチェッカーボードパターンが見える仕様に。どこから見ても卓越したデザイン性が光るオールドスクールとなっています。
スニダンで「パームエンジェルス × バンズ ボルト オールドスクール LX "ピューター& チップムンク"」をもっと見る
おわりに
バンズが誇る名作「オールドスクール」。
シンプルなデザインだからこそ、企画の違いからカラーのバリエーションまで、さまざまなポイントが魅力的なモデルとなっています。
この記事を機に自分好みのオールドスクールを見つけてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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