ホカオネオネはどこの国のブランド? シューズの特徴も解説|コラムについて
ダッドスニーカーブームで世間から注目を集めた「HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)」。
分厚いミッドソールのプロダクトでよく知られるシューズブランドだ。
突然だが、ホカオネオネがどこの国で生まれたか知っているだろうか?
英語由来のブランド名ではないだろうし、かと言って日本発祥のブランドでもなさそう。
今回はこの疑問を解消すべく、どこの国で生まれたのか、そしてどんなモデルが展開されているのか、ブランド「ホカオネオネ」を徹底解説していく。
ホカオネオネはどこの国のブランド?
引用:HOKA ONE ONEブランド名「ホカオネオネ」を聞いた時に"どこの国のブランドなのか"と疑問に思う方も多いだろう。
実は、ホカオネオネは様々な国の要素が絡み合ったブランドだ。
一体どんな地域が関わっているのか、詳しく見ていこう。
【発祥はヨーロッパ】
ホカオネオネは、2009年にJean-Luc Diard(ジャン・リュック・ディアード)氏とNicolas Mermoud(ニコラス・マーモッド)氏によって設立されたアウトドアやランニングに特化しているシューズブランド。
生誕地はフランスのアネシーという地域だ。
2009年当時のアウトドアシューズカテゴリーが80年代のものと比較してもあまり変化がなかったことをきっかけに、より容易に山を駆け降りることが出来るシューズを生み出すため、ブランドをスタートさせている。
【開発拠点はアメリカ】
フランスで誕生したブランドだが、現在はフットウェアのグローバル企業であるデッカーズに所属。開発拠点はアメリカはカリフォルニア州サンタバーバラに移している。
サンタバーバラは山海に囲まれたリゾート地。ホカオネオネのようなアウトドアシューズを生み出すのにもってこいな場所だろう。
この場所で他ブランドと違う独自性の強いホカオネオネプロダクトを生み出している。
ブランド名はどこの言語?
ブランド名の「HOKA ONE ONE」はニュージーランドの先住民族であるマオリ族の言葉。創業者たちがニュージーランドの山頂にいた時、現地のランナーからもらった「今こそ、ホカ・オネ・オネ(マオリ語で「地上に舞い降りる時」)だ」というアドバイスに端を発している。これはブランドコンセプト「Time To Fly」にも通じている言葉だ。ホカオネオネのスニーカーの特徴は?
2016年、世界最高峰のトレイルランニングレースで男女ともに一位選手がホカオネオネを着用したことを筆頭に、多くの大会で実績を残しているホカオネオネのシューズ。
これには、シューズの持つ卓越した機能性が大きく関わっている。
世界最高レベルのスピードと身体への優しいサポートを追求している3つのオリジナルテクノロジーを見ていこう。
【推進力をもたらす"メタロッカー"】
引用:HOKA ONE ONEホカオネオネによる革新的なテクノロジー"メタロッカー"。
靴底にカーブを設けることで、歩行・走行時の足の動きをスムーズにしてくれる。踵からつま先までの動きをより流動的にすることで、まるで足裏に車輪があるかのようにシューズが前へ前へと導いてくれる。
【快適性とスピードの両立"クッションミッドソール"】
引用:HOKA ONE ONE厚底ソールでも注目された"クッションミッドソール"。
足を柔らかく着地させるクッション性と推進力を生み出す反発性を両立している。トレイルランニングで効力を発揮できるよう地面の変化にも柔軟に対応できる。
【安定感を高める"アクティブフレーム"】
引用:HOKA ONE ONEかかとを固定してくれる"アクティブフットフレーム"。
足を包み込むような履き心地でまるで靴と一体となるような感覚を得られる。踏み込んだ時の縦横の揺れやズレを防ぎ、高い安定性を保つ。
編集部おすすめ10選
高い機能性を持つホカオネオネのシューズは優秀な相棒として多くの人の生活をサポートしている。
また、各地のセレクトショップに置かれるほどのデザイン性も備えていることも魅力の一つだろう。
ここからは、ブランドの定番モデルからコラボモデルまで、おすすめモデル10選を見ていこう。
【定番モデル】
まずは定番モデルから。
ブランドを支えてきた名品がいくつもあるのがホカオネオネの強みだ。
今回はブランドを代表する6つのラインナップを紹介していく。
■ブランドの顔
「ボンダイ 8 "ブラック/ブラック"」
ダッドシューズブームで主役に躍り出た「Bondi(ボンダイ)」シリーズ。
2022年、バージョンアップしたボンダイ8が新たにリリースされた。ブランドが最もクッション性能にこだわったモデルで、ランニング、タウンユースの両場面で活躍してくれる。
■エントリーモデル
「クリフトン 8 "リアル ティール"」
初めてホカオネオネを履く人のエントリーモデルとして親しまれている「Crifton(クリフトン)」シリーズ。
最新モデルのクリフトン8では、前作から履き心地をアップデートしている。足を包み込むような履き口の形状や厚底ソールなど、機能的なディテールがデザインにも大きく影響を及ぼしているモデルだ。
■リカバリーサンダル
「オラ リカバリー スライド "ホワイト"」
長時間のランニング、過酷なレースやトレーニングをしたあとの足を休息させる「Ora Recovery Slide(オラ リカバリー スライド)」。
ブランド独自のソールテクノロジーであるメタロッカーやクッションミッドソールを活かし、履き心地にこだわったサンダルスタイルになっている。足元からリラックスしたい方に最適なモデルだ。
■本格的なアウトドアサンダル
「ホパラ "サンド"」
山での履き心地を追求したマウンテンサンダル、「Hopara(ホパラ)」。
変化の多い地形などさまざまな路面環境に対応できるよう、クッション性・反発性を備えるミッドソールや濡れていても滑りにくいアウトソールを採用している。アッパーには排水のための切り込みが入っており、本格的なアウトドアを楽しむ方にもおすすめできるモデルだ。
■高性能なトレッキングブーツ
「カハ2 ミッド GTX "ブラック"」
"強さとサポート"を意味するマオリ語にちなんで名付けられたトレッキングシューズ「Kaha(カハ)」。
ランニングシューズのような高いクッション性と山での使用を想定した優れた耐久性を誇るモデルだ。環境に配慮し持続可能な活動を推進する"レザーワーキンググループ"の認定を受けた軽量のレザーアッパーを採用している。
■防水性を取り入れた
「トゥー ウルトラ ロー ウォータープルーフ ジェイ ピー "ブラック"」
卓越した履き心地と防水性を兼ね備えたアウトドアシューズ 「Tor Ultra(トゥー ウルトラ)」。
足の濡れを防ぎつつ通気性も保つ透湿防水素材のeVent®(イーベント)を用いた安定感のあるアッパーとランニングシューズにも用いられるミッドソールを採用している。アウトドアシューズらしい重厚感あるルックスもおすすめのモデルだ。
【コラボモデル】
ホカオネオネはトレッキングなどのアクティビティでの使用はもちろん、おしゃれな街履きスニーカーとしても注目を集めてきた。
ここからは、ファッションセンス溢れるコラボモデル4選を紹介していく。
■色鮮やかなコラボモデル
「ボデガ × ホカオネオネ カハ ロー GTX」
アメリカ・ボストンのスニーカーブティックBodega(ボデガ)とのコラボモデル。
定番モデルの一つ"カハ"に、鮮やかなシュータンや4種類から選べるシューレースで華やかさをもたらしたプロダクトだ。このコレクションではオリーブカラーのオラ リカバリー スライドも発売されている。
■韓国ブランドとのコラボ
「ディスイズネバーザット × ホカオネオネ スピードゴート4 "マシュマロ/サイアン ブルー"」
トレイルランニングシューズ「Speedgoat 4(スピードゴート 4)」をベースとしたthisisneverthat(ディスイズネバーザット)とのコラボモデルだ。
ディスイズネバーザットとは、洗練されたストリートテイストのアイテムで知られる韓国を代表するファッションブランドの一つ。このコラボでは、ストリートウェアとマウンテンテックから着想を得たというホワイトとブルーのカラーを使い、トレッキングにも街歩きにも合うスタイリッシュな1足を作り上げている。
■コラボを重ねてきた
「エンジニアド ガーメンツ × ホカオネオネ ボンダイ ビー "マルチ"」
日本やアメリカで人気を博すファッションブランド、Engineered Garments(エンジニアドガーメンツ)とのコラボモデル。
定期的に行われている同者のコラボでは、各モデルでスペシャルなデザインを展開。紹介モデルでは、ボンダイをベースにマルチカラーのアッパーと厚底のイエローソールを採用している。
■ミニマルなデザイン
「オープニング セレモニー × ホカオネオネ ボンダイ 5 "ブラック"」
国内外のデザイナーブランドおよびオリジナルブランドを取り扱い、「OC」の名称で親しまれてきたセレクトショップ、Opening Ceremony(オープニングセレモニー)とのコラボモデル。
上記掲載のコラボスニーカーでは、看板モデル"ボンダイ"をベースにブラックレザーのコンフォートフレームアッパーを採用。ワントーンのミニマルなデザインが特徴的なプロダクトとなっている。
ホカオネオネを使った足元コーデ
ホカオネオネのシューズはランニングでもストリートでも他のブランドとは違った個性を発揮してくれる。
実際に履いたらどのような印象をもたらすのか。スニダンに投稿された着用画像を見てみよう。
【ボンダイ8を使った足元コーデ】
グレーカラーのボンダイ8を履いたランニングスタイルの足元コーデ。
掲載写真奥に見えている内側ミッドソールの厚みにホカオネオネらしさが表れている。直線的なアッパーデザインによって疾走感溢れる印象がもたらされた履きこなしだ。
【トゥー ウルトラを使った足元コーデ】
ブラックカラーでパンツとシューズを統一した足元コーデ。
カラーを揃えることで、機能的なシューズの見た目が強調されている。シンプルなスタイルだからこそ個性が表れているコーディネートだ。
【コラボモデルを使った足元コーデ】
カラフルなシューレースが付属する"ボデガとのコラボモデル"を履いた足元コーデ。
掲載画像では、通常のイエローから、オレンジのシューレースに付け替えているようだ。ロールアップすることでよりシューズの軽快さを助長し、カラフルなカラーリングを活かしている。
おわりに
フランス発祥、アメリカでプロダクトを生産、マオリ族の言葉をブランド名に採用など。
多くの要素が絡み合う魅力的なブランド「ホカオネオネ」。
トレッキングにフォーカスすることで、他のブランドにはない個性溢れるプロダクトを生み出している。
機能性も妥協しないハイクオリティなシューズ。ぜひお手にとってみてはいかがだろうか。
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