かつて幻と呼ばれた「コンバース ワンスター」を徹底解説!【コラム】について
こんにちは。スニーカーダンク編集部のSENNORです。
突然ですが、シンプルなアッパーに"一つ星"が掲げられたスニーカーを見たことがありますか?
このデザインのスニーカーはいくつかありますが、Converse(コンバース)が誇る名作「One Star(ワンスター)」もその一つです。
実は、このワンスターはかつて「幻のモデル」と呼ばれていました。
なぜ"幻"と言われたのか、はたまた一体どんなモデルなのか。今回はコンバース ワンスターを徹底解説していきます!
コンバース ワンスターとは?
引用:Converse1908年にアメリカ・マサチューセッツ州で設立された、シューズブランド「コンバース」。
設立当初は、マサチューセッツ州の気候などに着目し、 雨や雪の中でも作業できるラバーシューズを多く取り扱っていました。
その9年後の1917年、コンバースで最も有名なモデルと言っても過言ではないバスケットボールシューズ、All Star(オールスター)をリリース。
このモデルを皮切りに、バスケットボールシューズ業界を席巻していきます。
今回の主役であるワンスターもバスケットボールシューズとしてリリースされたモデルです。
1969年にワンスターにつながる、スターをラインで挟むロゴが特徴的なバスケットボールシューズ「STAR & BARS(スター アンド バース)」が誕生。
その5年後の1974年、スター アンド バースのアッパーデザインからラインを取り外した「ワンスター」が誕生します。
しかし、製法上の難しさと素材の手配を理由に、1975年までのわずか2年間しか製造されず、廃盤となりました。
これこそが「幻のシューズ」と言われる所以です。
引用:Converse70年代当時からレザーとスウェードの2タイプがリリースされており、1984年にMADE IN JAPAN企画でスムースレザータイプが復刻。
1993年にはスウェードタイプもリリースされ、多くのファンを沸かせました。
ワンスターの特徴
コンバースにとって重要なモデルの一つ「ワンスター」。
1974年にリリースされたシューズが、今もブランドの定番モデルとして扱われていることがその証明です。
長きに渡り愛されてきたワンスターの特徴を見ていきましょう。
■シンボルである「スターマーク」
引用:Converseこのモデルを見て、まず目に飛び込むのはアッパーにそびえる「スターマーク」。
コンバースブランドのアイコンとして1928年に誕生したロゴです。
ワンスターに搭載されたスターマークでは、まるで星形にくり抜いたかのような加工が施されています。
■ローテクなシルエット
引用:Converse1974年に登場したレトロバスケットボールシューズである「ワンスター」。
70年代の競技用シューズに代表されるシンプルなローテクスニーカーらしいシルエットを持つモデルです。
アッパーのステッチも、レトロなデザインに一役買っています。
■MADE IN JAPAN
引用:Converseワンスターが初めて復刻されたのは、1984年のこと。MADE IN JAPAN(メイド イン ジャパン)企画としての登場でした。
現在、コンバースジャパンからリリースされているワンスターも、メイド イン ジャパンモデルです。
手練れの職人たちによる丁寧な作業が施され、クオリティの高いプロダクトがつくられています。
おすすめモデル10選
幻のシューズと言われたコンバース ワンスター。
近年の復刻から、多くのモデルがリリースされてきました。
今回は、そのバリエーションから、編集部が厳選した10モデルを紹介します!
定番カラー
「コンバース ワンスター J "ブラック/ホワイト"」
1974年のオリジナルリリース時から存在した"ブラック/ホワイト"。
今でも定番カラーとして、リリースされています。
ブラックレザーアッパーを用い、気品に溢れた一足です。
ラグジュアリーなホワイトスニーカー
「コンバース ワンスター J "ホワイト/ブラック"」
先ほど紹介したものと同じように、オリジナルモデルとほぼ同じカラーを採用した"ホワイト/ブラック"。
こちらもレザーアッパーを使用し、ラグジュアリーなホワイトスニーカーを演出しています。
ブラックのスターマークが、ワンポイントとなったモデルです。
カジュアルな色合わせ
「コンバース ワンスター J "ホワイト/レッド"」
コンバース公式サイトで、定番カラーの一つとして位置づけられている"ホワイト/レッド"。
先に紹介したモノトーンの色合わせと比べ、カジュアルな印象をより強めたカラーです。
履き口のインラインにも赤色が使われています。
こだわりを感じるモデル
「コンバース ワンスター J "ホワイト/グリーン"」
ワンスターをカラーアレンジしたモデル、"ホワイト/グリーン"。
グリーンのスターマークとともに、ブラックカラーのパーツを採用しています。
インソールには日本国旗をイメージした赤字のコンバースロゴを使うなど、こだわりを感じられるモデルです。
ベルクロタイプ
「コンバース ワンスター V-3 "ホワイト/ブラック"」
1998年にリリースされた、ワンスター V-3シリーズの復刻モデル。
シューレース部分を3本のベルクロベルトにつけ替えています。
インソールやヒールラベルのデザインには、これまで紹介してきたワンスターJのディテールを採用しています。
オリジナルカラーを採用
「コンバース ワンスター V-3 "ブラック/ホワイト"」
ベルクロタイプ「ワンスター V-3」のカラー違いモデルです。
先に説明したモデルと同じように、1998年にリリースされていたものと同じカラーブロッキングを採用しています。
光沢感のあるベルクロによって、シューレースモデルにはない雰囲気を醸し出しています。
オリジナルモデルを再現
「コンバース タイムライン ワンスター J VTG "ブラック"」
コンバースが展開する限定ライン「Time Line(タイムライン)」からリリースされたモデル。
このブラックモデルでは、スターマークの大きさやヒールラベルなど1974年当初のワンスターの細かなディテールを再現。
素材にもこだわり、アッパーに国産スウェードを採用しています。
上質なレザーアッパーを採用
「コンバース ワンスター J EB レザー "ホワイト/ブラック"」
ワンスターの素材アレンジモデル。
シボ感のある上質な国産レザーでアッパー全体を覆っています。
アッパーからソールまでのほとんどにホワイトカラーを採用し、特徴的な素材感を引き立てたモデルです。
オールブラックモデル
「コンバース ワンスター J スウェード "ブラック/モノクローム"」
アッパーからソールまでブラックで統一したオールブラックのワンスターです。
アッパーには、重厚感を増すスウェード素材を採用。
無骨さとエレガントさが共存したモデルとなっています。
歴史あるローファースタイル
「ネクサスセブン × コンバース アディクト ワンスター ローファー "ブラック"」
最後に紹介するのは、ローファータイプのワンスター。シューズのフロントラベルにスターマークが刻まれています。
この独特な出立ちは、本コラボ初出しではなく、1996年に初リリースされた歴史あるスタイル。
日本のアパレルブランド、NEXUSVII.(ネクサスセブン)とのコラボによって、復刻を果たしたモデルです。
おわりに
スターマークが際立つコンバースワンスター。
シンプルだからこそ、味わい深いモデルとなっています。
細かなディテールにもこだわりが感じられる幻の名作を、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
関連コラム
▶︎永遠の定番スニーカー アディダス スタンスミスを徹底解説!おすすめ10モデルも紹介!▶︎ナイキの名作、"エアフォース1"のおすすめモデルを歴史と共にご紹介!
▶︎キャンバススニーカーとは?選び方のポイントや編集部おすすめモデルも紹介!
▶︎レザースニーカーで大人な雰囲気を演出!お手入れ方法やブランド別おすすめも紹介!
▶︎今さら聞けない基礎知識!スニーカーとは一体なに?語源や歴史を紹介!