高い機能性を誇るニューバランス ランニングシューズを解説!厳選10モデルも紹介|コラムについて
各世代のランニングシーンを彩ってきたNew Balance(ニューバランス)。
現代でもトップアスリートが愛用するブランドだ。
今回は、多くのランナーから厚い信頼を獲得した、ニューバランスのランニングシューズを厳選して紹介していく。
ニューバランス ランニングシューズの選び方
多くのランニングシューズをリリースしてきたニューバランス。
これらの中から一つを選ぶのは迷ってしまうこともあるだろう。
そんな時、ニューバランスの特性が色濃く表れているシューズには、着目すべきことがある。
それは、「どのプロダクトシリーズか」「走る用途・目的はなにか」「自分の足幅にあったシューズか」の3点。
一つずつ見ていこう。
■どのプロダクトシリーズか
まずは、ニューバランスがランニングカテゴリーで展開しているプロダクトシリーズについてだ。
今メインで扱われているシリーズは、主に2種類ある。(2022年9月26日現在)
それは、搭載されたテクノロジー名をそのままシリーズに冠したFresh Foam(フレッシュフォーム)シリーズと、FuelCell(フューエルセル)シリーズだ。
Fresh Foamシリーズは、アスリート向けのプロダクトが並び、弾むような弾力が特徴のライン。
一方、FuelCellシリーズは、ジョギングを目的としているビギナーランナーに適した商品が多く、柔らかいクッショニングが特徴のラインだ。
「どのレベルでランニングしたいか」「どのような機能が欲しいのか」によってシリーズを選択することができる。
■走る用途・目的はなにか
次に大切なのが、「自分がどのような道を何を目的として走るのか」。
たとえば、ゆっくり走るジョギングと長い距離を早く走るフルマラソンでは、シューズの必要な機能も変わってくるだろう。
それに加えて、どんな道を走るのか。競技場などの整備された舗装路や、険しい山道などでも大きく変わってくる。
つまり、自分の走るスタイルに合わせてシューズを選ぶことが大切になる。
■自分の足幅にあったシューズか
via:New Balance
最後のポイントはそのサイジングだ。
ここで活かせるのが、ニューバランスの特徴の一つであるウィズサイジング・システム。
via:New Balance
ウィズサイジング・システムとは、足の長さではなく、幅の大きさでサイジングを決められるシステムのこと。
よりウィズサイジング・システムを詳しく知りたい方は、ニューバランス公式サイトをチェックしよう。
まとめ〜つまり選び方で大切なのは?〜
ニューバランスのランニングシューズを選ぶ時に大切なことをおさらいしよう。
- ▶︎展開されているシリーズから選ぶ
- ・自分のランニングレベルに合わせる。(例:アスリートレベル、ビギナーレベル)
- ・欲しい機能を考える。(例:反発性、クッション性)
- ▶︎走る用途・目的で選ぶ
- ・どのような目的で走るのかを考える。(例:ジョギング、レース)
- ・どのような道を走るのかを考える。(例:舗装路、山道)
- ▶︎ウィズサイズが適切なモデルを選ぶ
- ・足幅が合っているシューズを選ぶ。
ニューバランスのランニングシューズを選ぶ時に重要なポイント
自分が「ランニングシューズに何を求めるのか」を指標に選んでみよう。
編集部おすすめランニングシューズ10選
ニューバランスには、多くのランニングシューズプロダクトがある。
これらの中で、スニーカーダンク編集部がおすすめするモデルをシリーズごと、また悪路を走行可能なトレイルランニングシューズパートに分け、計10足紹介していく。
【ジョギングにおすすめなFresh Foamシリーズ】
初心者におすすめ
「フレッシュフォーム X テンポ v2」
まず紹介するのは、日常使いにもランニングにも使える「Fresh Foam X Tempo V2(フレッシュフォーム X テンポ v2)」だ。
Fresh Foam Xによる高いクッショニング性能や、アッパーに採用したHYPOKNIT(ハイポニット)の編み方を部位によって変えることで、着用時に清涼感をもたらして快適なランニングをサポートする。
定価が12,000円前後のため、比較的お手頃なのも魅力的な一足だ。
フルマラソンからデイリーランまで
「フレッシュフォーム X 880 v12」
フルマラソンからデイリーランまで幅広く使用できる「Fresh Foam X 880 v12(フレッシュフォーム X 880 v12)」。
2層構造のFresh Foam Xミッドソールやフィット性と通気性に優れたダブルジャガードメッシュを使用するなど、機能性に優れた一足となっている。
デザイン性にも優れた
「フレッシュフォーム X 1080 v12」
ファッションシューズとしても活躍できそうなデザインを持つ「Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォーム X 1080 v12)」。
高品質なクッショニングを提供するFresh Foam Xミッドソール、着地から蹴り出しまでスムーズに支えるアウトソール、通気性とフィット性に優れたHYPOKNITアッパーを兼備。3拍子揃った機能性が魅力的な一足となっている。
シリーズ史上最も厚いソール
「フレッシュフォーム X モア v4」
シリーズ史上最も厚く、柔らかいFresh Foam Xミッドソールを有したのが、この「Fresh Foam X More(フレッシュフォーム X モア v4)」。
2022年9月発売の最新モデルで、ソールには重心移動を計算した設計を採用。フィット感と通気性を兼ね備えたエンジニアードメッシュアッパーを使用している。
【プロ仕様のFuelCellシリーズ】
プロアスリートも愛用
「フューエルセル スーパーコンプ ペーサー LE」
アスリートも愛用している「FuelCell SuperComp Pacer LE(フューエルセル スーパーコンプ ペーサー LE)」。
弓状のカーボンファイバープレートと空洞を設けた高反発なFuelCellを使用し、エナジーリターンを最大化する最新のENERGY ARCを搭載。10kmからハーフ、駅伝に挑むランナーにおすすめの一足だ。
ルールを超えるほどの厚底
「フューエルセル スーパーコンプ トレイナー」
同シリーズ史上最も厚い40mmを超えるミッドソールを搭載した「FuelCell SuperComp Trainer(フューエルセル スーパーコンプ トレイナー)」。
加重時にさらなるエネルギーの貯蓄を促して爆発的なエネルギーリターンを生むテクノロジー、ENERGY ARCにより圧倒的な推進力をもたらす。
とても高性能な一足だが、ソールの厚さが世界陸連のエリート選手競技用シューズルールを超えてしまっているため、競技大会に参加される方は注意が必要となる。
フルマラソンに最適な相棒
「フューエル RC エリート」
フルマラソンのレース本番に最適なレーシングモデル「FuelCell RC ELITE v2(フューエル RC エリート)」。
反発弾性が高いFuelCellミッドソールにカーボンプレートを搭載しているハイスペックシューズだ。同モデルからはTOKYO DESIGN STUDIO New Balance(東京デザインスタジオ ニューバランス)によるカジュアルなデザインのプロダクトもリリースされている。フルマラソンのタイムを縮めたいランナーにおすすめのモデルだ。
超高速レースに特化
「フューエルセル 5280」
長距離ではなく、1マイル〜10kmでの高速レースを想定し、ハイスピードで走ることに特化したシューズ「FuelCell 5280 M SOL(フューエルセル 5280)」。1マイルをフィートに換算した"5280フィート"からその名が付いた。
爆発的なスピードをもたらすカーボンファイバープレートを筆頭に、クッション性に優れたFuelCell、伸縮性、柔軟性、サポート性に優れたHYPOKNITアッパー、地面をしっかり掴むDYNARIDE(ダイナライド)など、卓越した多くの機能を備えた一足となっている。
【悪路にはもってこい!トレイルランニングシューズ】
アウトドアでも使える
「フレッシュフォーム X ヒエロ v7」
耐久性と機能性が必須となるトレイルランニングシューズとして、必要な機能を兼ね備えた「Fresh Foam X Hierro v7(フレッシュフォーム X ヒエロ v7)」。
Fresh Foam Xの柔らかいクッショニングと、不整地でもグリップ力を発揮するVibram MEGA GRIP(ヴィブラム メガ グリップ)アウトソールを合わせている。
ランニングだけではなく、アウトドアの場面や普段の生活でも活躍できるシューズだ。
ソフトで弾むようなライド感
「ダイナソフト ナイトレル v5」
ソフトで弾むようなライド感のDynasoft(ダイナソフト)ミッドソールを採用した「DynaSoft Nitrel v5(ダイナソフト ナイトレル v5)」。
不整地に対応するグリップ性と心地よい屈曲性を満たしたATトレッドアウトソールや、爪先部を保護する3層構造のトゥプロテクションが搭載されている。
ニューバランス ランニングシューズの魅力
via:New Balance
ここまで、10足のニューバランスランニングシューズを紹介した。
これらのランニングシューズは、ニューバランスの長きにわたる研究の熱意の結晶だ。
そして、ニューバランスがリリースしたプロダクトは、ランニング業界に多くの衝撃や伝説を残した。
ランニングシューズで権威ある雑誌での受賞、世界的に有名なボストンマラソンでの上位入賞、ビル・クリントン元大統領がニューバランスを履いて日常的にジョギングをしたことなどがその一例だ。
もちろん、1000m、1500m、3000mそれぞれで日本記録を樹立した田中希美選手が着用しているのも忘れてはいけないだろう。
それだけ各世代でクオリティの高さを証明したのが、このニューバランス ランニングシューズなのだ。
おわりに
伝説の一端を感じられるニューバランスのランニングシューズ。
着用すれば、軽快な足取りをサポートしてくれることだろう。
ぜひ足通してみてはいかがだろうか。
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