1人の直筆サインから始まった?Stussyの歴史と定番デザイン・コラボを解説!【コラム】について
こんにちは!スニーカーダンク編集部のトムトムです。
ストリートブランドの元祖とも言える「Stussy(ステューシー)」。
ステューシーというブランドを知らなくても、一度はロゴを見たことや聞いたことがあるのではないでしょうか?
2020年に40周年を迎え、数々の人気アイテムを世に輩出してきた同ブランドは、ストリートシーンの頂点に君臨するブランドの一つです。
今回はそんな世界的人気ブランド「ステューシー」の歴史を紐解きつつ、人気アイテムや定番ロゴなどのご紹介していきます。
Stussyとは
ステューシーは、1980年にShawn Stussy氏(ショーン・ステューシー)によって設立されたファッションブランド。
自身のサインをデザインに落とし込んだTシャツを仲間内に配ったところから始まり、現在ではストリートシーンにおいて絶大な人気を誇るブランドです。
また、様々な有名ブランドともコラボを果たしており、どのコラボアイテムも注目を集めています。
どのようにしてここの地位まできたのか?その軌跡を辿ってみましょう。
Stussyの歴史
Stussyの始まり
創設者ショーン・ステューシー氏はラグナビーチでサーフボードのシェイプしていたサーファーでした。
彼は独創的なアイデアで自身のサインをサーフボードのデザインに取り入れていたそうです。
そのサインこそがのちのブランドロゴとなる「ショーンフォントロゴ」なのです。
趣味からブランド化へ
ほどなくして、プロモーション用に自身のグラフィティー風サイン入りTシャツを地元の仲間たちのために製作します。
そのプロモーションが成功し、周りのサーファーの間で瞬く間に広がります。そこから波に乗ったショーン・ステューシー氏は本格的にブランドを立ち上げました。
1986年にはニューヨークとカリフォルニアにショールームを開設。同年に日本でもブランド展開が始まります。
International Stussy Tribeの設立
そして、「ステューシー」というブランドはサブカルチャーにマッチし、急成長を遂げていきます。
ブランドが有名になるにつれてショーン・ステューシー氏は、世界のクリエイターたちとのつながりを増やしていきました。その中で多くのインスピレーションを受けた彼は、似通った感性を持つ人たちのネットワークをどんどん広げていきます。
やがてそのネットワークで集まった集団は、IST(International Stussy Tribe)として認知されることとなります。その中には日本のストリートファッション先駆者 藤原ヒロシも加入していました。
そして、ショーン・ステューシー氏はミュージシャンやDJ、アーティストなどの自身とよく似たイケてるクリエイターたちに、特別仕様のISTスタジャンを製作しました。
ISTメンバーがそのジャケットをそれぞれのシーンで着用することで、「ステューシー」というブランド名がイケてる人々に知れ渡ることになります。この連鎖がブランドを大きくすることに繋がりました。
ブランド成功には、彼のプロモーションスキルの高さが大きく関わっていたのです。
世界的ブランドへ成長
ブランドの知名度が高まった頃に、シュプリームの生みの親としても知られる「ジェームス・ジェビア」と共にニューヨークにステューシーの第1号店を出店することになります。
彼がオーナーを務めるセレクトショップ UNION NYC(ユニオン ニューヨーク)にてステューシーの取扱をしていたため、ショーン・ステューシー氏との交流があったそうです。しかし、1994年にシュプリームの立ち上げるために、ブランドのもとから離れることになります。
そこからは、順調にロンドン、東京、ロサンゼルスなどの中心都市に店舗を構えていき、事業拡大に拍車をかけていきます。
サーフィンとスケートボードという小さいなサブカルチャーから始まったステューシーは、すでに世界に対して影響力のあるブランドとして成長していました。
現在では世界各地に40店舗以上を構えており、ストリートブランドでの確固たる地位を確立しています。
3定番デザイン・ロゴ
長い歴史を経て、世界を代表するストリートブランドなった「ステューシー」。
ここまでの成長には、あらゆる人々の記憶に残るアイコニックなロゴのおかげと言っても過言ではありません。
これまでに発売された一度見たら忘れられない印象的なロゴ・デザインを紹介していきます。
ショーンフォントロゴ
ブランドロゴでもあるこちらのロゴは創設者ショーン・ステューシーの自筆サイン。このサインからステューシーは、始まった伝説のロゴになります。
スニダンでステューシー ベーシック ステューシー クルー "ブラック"をCheckする
ストックロゴ
一見、ショーンフォントロゴと見分けがつかないですが、先が角ばってるブロック体を使用しているフォントになります。
スニダンでステューシー マーティン ローズ ワールド ツアーコレクション Tシャツ "ホワイト"をCheckする
SSリンク
Stussyの頭文字であるSを左右非対称に重ねたデザイン。シャネルのココマークモチーフにされていると言われており、通称シャネルロゴとも呼ばれている。
スニダンでステューシー ビッグ リンク Tシャツ "ホワイト"をCheckする
ブロークンクラウンロゴ
大きな手書きの先端の曲がった王冠のデザイン。よく他のロゴやデザインの上に描かれることが多いです。
スニダンでステューシー ブロークン クラウン フーディー "スチール"をCheckする
8BALLロゴ
ビリヤードの8番目のボールをデザインに落とし込んだ古くからあるデザインになります。
8番のボールは、相手を不利に追いやったり、最後に落して勝利できます。そのため、他のボールとは違う「特別」なボールの意味を持ち合わせています。
スニダンでステューシー 8 ボール ラグ "ブラック"をCheckする
CURLY Sロゴ
「S」の先が渦巻のように巻かれているのが特徴のロゴです。
スニダンでステューシー ニューエラ カーリー エス キャップ "ブラック"をCheckする
ワールドツアーロゴ
NEW YORK・LOS ANGELES・TOKYO・LONDON・PARISの世界の大都市名を施したデザイン。ステューシーの旗艦店を示しています。
スニダンでステューシー ワールド ツアー Tシャツ "ホワイト"をCheckする
No.4
シャネルの香水「No.5」にインスパイアされて誕生したデザインと言われています。
単体でのデザインはあまりなく、ストックロゴなどの一緒に使用されることが多いです。
スニダンでステューシー コム デ ギャルソン Tシャツ "ホワイト"をCheckする
人気コラボ
ステューシーのデザインを落とし込んだコラボアイテムは常にシーンを賑わせています。
それでは、ステューシーの人気コラボを見ていきましょう。
Nike × Stussy(ナイキ × ステューシー)
2000年頃から定期的にマッチアップしているコラボになります。
どのシリーズも発売されたら、すぐに完売するほどです。スニーカーに加え、厚手の刺繍入りスウェットなどのクオリティーの高いアパレルも人気があります。スニダンでナイキ × ステューシーをCheckする
BAPE × Stussy(ベイプ × ステューシー)
裏原ストリートのシーン支えてきたブランド同士のコラボになります。
90年代のストリートファッションの文化を作り上げたこの両者は、人気を博した名タッグです。今年に約12年振りのコラボされたことでも話題になりました。
スニダンでベイプ × ステューシーをCheckする
COMME DES GARÇONS × Stussy(コム デ ギャルソン × ステューシー)
日本を代表するデザイナーズブランドと世界的ストリートブランドのコラボになります。コラボで登場するアイテムはどれも高級感溢れるシックなデザインが特徴です。
不定期で開催されるコム デ ギャルソンのブラックマーケットでもスペシャルアイテムをリリースされています。
スニダンでコム デ ギャルソン × ステューシーをCheckする
UNION × Stussy(ユニオン × ステューシー)
ステューシーの設立当初から関わりのあるコラボです。
関係性の深いだけあり、当時の80〜90年代のデザインを落とし込んだクラシックなデザインが多いです。両者の特徴をうまく溶け込ませたアイテムがリリースされています。
スニダンでユニオン × ステューシーをCheckする
最後に
今回はステューシーの歴史や定番のロゴ・コラボをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
たった1人のサインによって生まれたステューシーは、現在ではサブカルチャーの枠を超えて世界の人々を魅了し続けています。
このコラムを読んで少しでも興味を持って頂けていたら、ぜひチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
画像引用元:Stussy