今、街中でデニムジャケットの着用者を見かける機会が増えている。ここ数年で盛り上がりを見せているアメカジムードの熱を受け、デニムで上下を統一する"カナディアン・タキシード"と呼ばれるスタイリングも最近のトレンドだ。そこで今回は、数あるデニムセットアップの中から、この春の主役を張る人気ブランドどうしのコラボアイテムを厳選して紹介する。
アメリカのスポーツ×ワークを体現する2ブランドがタッグ
まず注目したいのが、アメリカを象徴する「リーバイス」と「ナイキ」のデザインが融合したコラボレーションだ。Nikeのロゴが際立つトラッカージャケットと、絶妙なボリューム感が光るバギージーンズのセットアップは、スニーカーヘッズからコアなヴィンテージフリークまで、あらゆる層の視線を集めること間違いなし。スポーツとワークを横断する主役級のセットアップは、まさに差がつくコラボの筆頭だ。
サカイの独創的なカッティングが際立つ、モードなコラボ
次に紹介するのは、リーバイスの伝統に「サカイ」の独創的なカッティングを融合させたデニムジャケットを軸にしたセットアップ。リーバイスの通称2ndタイプのジャケットを解体・再構築したような複雑なディテールと、それに呼応する立体的なパンツのシルエットが目を引く。単なるアメカジの枠に収まらないデニムのセットアップを探している方は要チェックだ。
ジャケット背面とパンツ膝下の"エンボス加工"ロゴにご注目
続いては、リーバイスの質実剛健なデニムに「ステューシー」の感性を落とし込んだセットアップに注目したい。こちらも2ndタイプをベースにしながら、コーデュロイ地で襟元を切り替え、ジャケットの背面とパンツの膝下にはエンボス加工を施した両ブランドのロゴを配置。ジャケット内側には8ボールロゴをプリントしたブランケットの裏地が付くため、春はもちろん、秋口や初冬にも活躍してくれる。単品での着用もサマになるが、両ブランドのファンであれば、ぜひセットアップでの着用を検討してほしい。
アートピース級の加工が光る、上半期のベストコラボ
2026年3月にリリースされ、激しい争奪戦となった「シュプリーム」と「MM6 メゾンマルジェラ」の共作も最後に挙げておきたい。ド迫力のディストレスド加工が施されたトラッカージャケットとルーズフィットジーンズのセットアップは、長年着古したようなヴィンテージの風合いに、MM6らしい解体・再構築の美学が宿る。無骨な印象が強いリーバイスの2ndに比べると、やや上品な印象があるリーのウエスターナーのデザインをジャケットのベースにしている点も渋い。
おわりに
春の街に映えるデニムは、セットアップという選択でその真価を発揮する。コラボ特有のエッジを効かせたセットアップであれば、袖を通すたびに確かな高揚感を得られるはずだ。今回ピックアップしたラインナップの中から、この春の相棒となるセットアップをぜひスニダンで探してみてほしい。