春の気配を感じつつも、10度前後の冷え込みは依然として厳しい2月終盤。重いダウンを脱ぎ捨て、かといって薄手のシャツでは心もとない。そんな温度調節の難しさを解消する一手が「トラックジャケット」だ。ストリートの定番となったその機能美は、寒暖差の激しい気候において極めて合理的な選択といえる。
本稿ではNeedles(ニードルズ)のスタイリングから、トラックジャケットを街着として取り入れる"こなし"術4選を解説。記事後半では、スニダンで手に入るおすすめのアイテムも厳選して紹介する。
トラックジャケットを使った"こなし"術4選
高い襟をインナーに忍ばせる防風レイヤード
via:needles
冷たい風を遮断するうえで、トラックジャケット特有のハイネックは非常に重宝するディテールだ。ジップを顎下まで閉め切ることで、マフラーに頼らずとも効率的に首元をガードできるだけでなく、立ち上がりの良い襟が顔まわりにシャープな印象を加えてくれる。また、アウターの襟元から覗くジャージの質感は、レイヤードの奥行きとして機能するのも嬉しいポイント。
襟を折ることで広がるレイヤードの選択肢
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ファッション性を優先したいシーンでは、襟を折るアレンジも一案だ。タートルネックを差し込んで保温性を高める装いから、首元を開放するレイヤードまで、襟元の表情一つで自在にニュアンスを切り替えられるのが魅力。機能美を損なうことなく、気温の変化に合わせてスタイルを巧みに使い分けることこそ、端境期におけるスマートな嗜みといえるだろう。
ニットベストで体温をコントロールする異素材ミックス
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画像右側の着こなしは、日中の気温上昇にも柔軟に対応できる機能的なレイヤード術だ。トラックジャケットの上にニットベストを重ねることで、体幹を温めつつ、腕周りの軽快さを確保。ジャージの素材感とニットの温かみを掛け合わせれば、装いに豊かな奥行きが生まれる。素材の対比を楽しむこのスタイルは、春を先取りするコーディネートとしても最適だ。
オーバーサイズで羽織るリラックスしたアウタースタイル
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トラックジャケットをインナー役に留めず、オーバーサイズの一着をメインアウターとして活用するのも一つの手だ。冷え込む時間帯にはニットや厚手のシャツを重ね、日差しが届く頃にはカットソーへとシフト。このようにインナーの調節だけで気温の変化に対応できる柔軟性は、この時期において大きな利点だ。最外層に据えることで生まれるゆとりあるシルエットは、機能面だけでなく、装いにリラックスしたニュアンスを添えてくれる。
ニードルズ トラックジャケット おすすめ12選
おわりに
スポーツウェアとしての実用性と、多様な着こなしに対応できるデザイン性を併せ持つトラックジャケットは、気温差の激しい端境期に非常に重宝するアイテムだ。ジップの開閉による細かな調整や、ベストやシャツとの重ね着によって、一つのアイテムで多彩な表情を楽しむことができる。2026年の春は機能性を活かした自由な発想で、自分に合ったスタイルを探してみてはいかがだろうか。