かつては部屋着の象徴だったスウェットパンツをストリートで見かける機会が増えている。選ばれる理由は単に「楽だから」という理由のみにとどまらない。ワイドスラックスのような"ストンと落ちるシルエット"が、今の気分に絶妙にハマるからだろう。近年は裾を絞らず、スニーカーに被せるようにして穿く"オープンヘム"と呼ばれるタイプや、12オンスを超えるヘビーウェイト素材のタイプなど、その選択肢もさまざまだ。今回は街行くファッションラバーたちの実際のスタイリング例を交えつつ、この春取り入れたいスウェットパンツを紹介していく。
脱・部屋着の鍵は生地とシルエット。スラックス感覚で穿ける"オープンヘム派"も増加中
スウェットパンツを街着として成立させるための大前提は、部屋着を連想させるスウェットパンツ特有の"だらしなさ"をいかに払拭するかに尽きる。その1つ目のカギを握るのが、生地感だ。細かなシワやドレープができやすいライトオンスのタイプではなく、直線的なシルエットが際立つヘビーオンスのタイプであれば、そのリスクは軽減できる。
2つ目のポイントとしては、ある程度の太さがあるオーバーサイズ気味のシルエットを選ぶこと。バギーパンツを思わせるようなボリューム感がある一本であれば、ほどよいストリート感も演出できる。細かいディテールとしては、下記の着こなしのようにシャーリング(※ゴムで伸縮する仕様)の裾を内側に折り返す余裕があるレングスのものを選んで、足元に生地を被せるようにして穿くのもおすすめだ。
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スウェットパンツの裾のディテールに注目すると、最近は"オープンヘム"にアレンジしたタイプのリリースも増えている。運動着としての出自を持つスウェットパンツの特徴であるシャーリングを廃することで、ワイドスラックスを穿いているようなルックスに近くなるだけでなく、足元に生地がたまりやすくなるのもポイントだ。
足先までパンツの裾がストンと落ちるシルエットは、ボリューム感あるフォルムのスニーカーから、サンバやスピードキャットに代表されるような薄底モデルまで、あらゆるシューズとの相性が期待できる。既存のスウェットパンツにこれまで食指が動かなかったという方は、オープンヘム仕様のスウェットパンツにも注目しておこう。
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スウェットパンツの可能性を広げる3ブランドのアイテムに注目
via:stussy
ここからは過去にリリースされた中から、おすすめのスウェットパンツの具体例を紹介していく。例えば、「ナイキ」の中でも特に高品質なプロダクトに冠されるNRG(エナジー)シリーズのスウェットを使用した「ステューシー」コラボは、傍から見てもヘビーオンスの生地であることが見て取れる一本だ。ややルーズなシルエットながら、不要なドレープができにくいため、ストリートらしいタフな雰囲気を演出できる。ウエスト下に刺繍された両者のロゴがさりげなく主張してくれるのもグッド。
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「デニムティアーズ」においては、地厚なスウェットの生地感だけでなく、ブランドを象徴するコットンリースのプリントを施し、独自の存在感を放つ一本に仕上げている。ティンバーランド定番の6インチブーツのシュータンを折り返した上に、パンツの裾をためる着こなしはストリート勢ならぜひ真似したいところだ。
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また、上質な素材と絶妙な発色にこだわりを見せる「オーラリー」は、スポーティーなイメージのスウェットパンツに上品かつモダンな表情をプラス。まさに春の到来を予感させるような繊細なカラーパレットは、手持ちのワードローブに新鮮な風を吹き込んでくれるはず。いずれのブランドも部屋着という従来のイメージから脱却し、スウェットパンツの新たな可能性を広げていると言えるだろう。シュプリーム、チャンピオン、ロサンゼルスアパレルetc… スニダンで人気のスウェットパンツも要チェック
おわりに
スウェットパンツはもはや"手抜き"の象徴ではなく、シューズとのバランスを考えながら選ぶ主役アイテムへと進化している。ただ穿き心地が楽ちんであること以外にも、取り入れるメリットがあるアイテムだ。ヘビーオンスのタフな質感を楽しむか、オープンヘムの流麗な落ち感を重視するか。自分に合うスタイルを意識しながら、この春のコーディネートを楽しむための一本をスニダンで探してみてほしい。
ダブルタップス x チャンピオン アカデミー トラウザーズ "ブラック"の定価/発売日
| ブランド | ダブルタップス(WTAPS) |
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| カテゴリ | ボトムス |
| 発売日 | 2024年1月27日 |
| 定価 | ¥25,300(税込) |