アメカジやストリートシーンにおける定番の一つ、ワークジャケット。その代表格であるカーハートの「アクティブジャケット」は、もとは実用性を突き詰めた作業着だ。しかし、タフな素材使いや独特のシルエットがファッションの文脈でも評価され、現在はスタイルを問わず広く取り入れられている。本稿では同モデルの機能的特徴と魅力を整理するとともに、スニダンで入手可能なおすすめアイテムを紹介する。
アクティブジャケットとは
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1970年代、過酷な寒冷地での作業を想定して開発されたアクティブジャケット。冷気の侵入を遮断する裾・袖口のリブや、防風・保温性を高めるフードといった、保護機能に特化したディテールが特徴だ。
素材には、摩擦に強く耐久性に優れたコットンダック地を採用。裏地にはサーマルやキルティングフランネルを張ることで、厳しい環境下でも体温を逃がさない構造となっている。動作性を重視したデトロイトジャケットに対し、防寒と保護を最優先した実用的な作りがこのモデルの特色だ。
現代の装いに馴染む、短丈シルエットとダック地の風合い
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現代のスタイルにおいて支持される要因は、潔い短丈とボックスシルエットにある。このフォルムは、主流となりつつあるジャストフィットの着こなしともバランスが取りやすく、野暮ったさを感じさせないシャープなスタイリングが可能だ。また、着込むほどに重厚なダック地が柔らかく馴染み、チョークマーク(白い擦れ跡)や色褪せといった経年変化も、本物志向のユーザーを惹きつける魅力となっている。
文脈を越え、多角化するスタイル
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1990年代のニューヨークにて、ヒップホップシーンの象徴として広まったアクティブジャケット。近年では、イェ(カニエ・ウェスト)氏やジャスティン・ビーバー氏をはじめとするトップアイコンたちが私服として愛用している姿も多く、ストリートのアイコンとして定着している。 また、昨今ではヴィンテージ特有のフェード感を楽しむ文化が浸透し、アメカジ以外の装いにも取り入れやすくなった。モードやクリーンな装いのハズしとしても機能する懐の深さが、今なお支持を集める理由といえるだろう。
アクティブジャケットおすすめモデル12選
おわりに
アクティブジャケットの魅力は、長年の着用にも耐えうる圧倒的なタフさに集約されている。時代によって着こなしのトレンドは変化しても、そのタフな設計思想が変わることはない。この機会に、年月をかけて自分だけの一着に育てる楽しみを体感してみてはいかがだろうか。