独自のミリタリズムを貫く「WTAPS(ダブルタップス)」と、理想の履き心地を追求し続ける「New Balance(ニューバランス)」。この二つのブランドが共鳴するとき、そこには単なるトレンドを超えた、確かな機能美が宿る。本記事では、待望の新作「1300」の詳細とともに、これまでにリリースされた歴代コラボモデルを振り返っていく。
【最新作】WTAPS × New Balance 1300 Made in USA "Black/White"
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今回ベースに選ばれたのは、1985年に登場し「スニーカー界のロールスロイス」と称えられた1300シリーズだ。その派生モデルであり、クラシックなフォルムと高いクッション性を誇るENCAP構造を備えたM1300CLが、「ダブルタップス」の手によって新たな姿へと昇華された。
今作の最大の特徴は、ダブルタップスの美学を色濃く反映したオールブラックのプレミアムレザーとメッシュのコンビネーションだ。過去作の象徴であったグレーやオリーブから一転、重厚なブラックで統一されたアッパーは、かつてないほどソリッドで洗練された印象を与える。ヒールには「WTAPS」のロゴが静かに刻まれ、ホワイトのミッドソールとのコントラストが、デザイン全体を鋭く引き締めるアクセントとなっている。
「WTAPS × New Balance」の歴代コラボモデルをチェック!
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WTAPS × New Balance 992 "Gray"
記念すべき第1弾は、西山徹氏が長年愛用する992をベースに採用。ダブルタップスを象徴するオリーブドラブと、ニューバランスのヘリテージであるグレーを融合させた配色は、スニーカーシーンに大きな衝撃を与えた。ミッドソールのオレンジのアクセントは、ミリタリーウェアのレスキューカラーを彷彿させる意匠だ。
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WTAPS × New Balance 990V2 "Gray"
ダブルタップスの創業25周年を記念して製作された一足。990v2のタイトなシルエットを活かし、素材の質感で濃淡を表現したグレーのグラデーションが秀逸だ。シュータンなどに施された型押し加工が、シンプルながらも奥行きのある表情を作り出している。
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WTAPS × New Balance 990V6 "Gray"
フラッグシップモデル990v6をベースに、ダブルタップスらしい無骨なグレーで統一。反発弾性に優れたFuelCell搭載の厚みのあるソールユニットに、ヒールの「USA」と「WTAPS」のロゴが並び、現代的な機能美とストリートの矜持を体現している。
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WTAPS × New Balance 998 "Gray"
西山氏が愛用し、ファンが待ち望んでいた998がついに登場。ブランドを象徴するグレーのワントーンながら、パーツごとに素材を使い分けることで、ミリタリーウォッチのような機能美を感じさせる仕上がりとなった。ABZORBによる快適な履き心地も健在。
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WTAPS × New Balance ABZORB 2010 "Olive Drab"
ライフスタイルモデルABZORB 2010をベースに、ダブルタップスの真骨頂であるオリーブドラブで統一。サイドに配されたネオンイエローがミリタリーウェアのレスキューカラーを彷彿させ、伝統的な配色に現代的なエッジを加えた意欲作だ。
おわりに
2020年の鮮烈なデビューから最新作に至るまで、ダブルタップスとニューバランスのコラボレーションは、単なるカラーアレンジの域を超え、常に「機能」と「美学」の新たな融合を提示してきた。今回の新作で見せたオールブラックという新境地は、これまでのヘリテージを尊重しながらも、現状に停滞しない両ブランドの強い意志の表れと言える。実用的な道具であり、至高のファッションピースでもあるこのシリーズは、これからも足元で揺るぎない存在感を放ち続けるだろう。