2015年の立ち上げから瞬く間に国内のファッションシーンで"上質なデイリーウェア"としての地位を確立した「AURALEE(オーラリー)」。近年ではパリ・ファッションウィークへの継続的な参加や、世界各国の有力セレクトショップでの展開を通じ、国境を越えて多くの人々を魅了している。ロゴという記号的な主張を一切排し、素材の質感と緻密に計算されたシルエットのみでその輪郭を浮かび上がらせる手法は、なぜこれほどまでに世界中で支持されるのか。ブランドの背景にある独自の哲学を紐解くとともに、おすすめのアイテムを整理していく。

目次

素材作りからデザインが始まる哲学

via:auralee_tokyo

オーラリーの特徴は、デザイナー・岩井良太氏が掲げる「原料から作り込む」という徹底したこだわりにある。一般的なブランドが既存の生地から選ぶのに対し、オーラリーは世界中の産地へ赴き、原料となる綿やウールを厳選。加えて、糸を撚る回数や編み立ての密度までを自社でコントロールするメーカーに近いアプローチが、独自の肌触りと表情を生み出している。

支持される3つの理由

via:auralee_tokyo

素材が形作る落ち感とシルエット

硬い芯地で無理やり形を作るのではなく、上質な原料が持つ自然な重みやドレープ(揺れ)を計算して設計されている。そのため、リラックスフィットでありながら決してだらしなく見えず、上品な佇まいを維持できるのが強みだ。

独自の色彩感覚が生む中間色の妙

オーラリーが得意とするのは、白や黒といったはっきりした色味ではない、絶妙なニュアンスカラーだ。原料そのものの色を活かしたり、光の加減で表情を変える淡いベージュやグレーは、他のアイテムとも馴染みが良く、全体のスタイリングに品格を与えてくれる。

二次流通市場での圧倒的な安定感

「トレンドを追わない定番品」としての認知が確立されているため、数年前のアーカイブであっても価値が落ちにくい。素材自体の耐久性が高く、長く愛用できることが、二次流通における「資産性の高さ」にも直結している。

押さえておくべき主要アイテム

HARD TWIST 5P DENIM(ハードツイスト 5P デニム)

洗い込んでもカリッとした風合いが持続する強撚糸(ハードツイスト)を使用し、限界まで密度を高めて織り上げられた一本。リジッドデニムのような硬質なハリ感がありながら、原料の良さからくる生地自体の重みによって、ストンと綺麗に落ちるシルエットが特徴だ。デニム特有の野暮ったさを削ぎ落としたクリーンな仕上がりは、スラックスのような上品な佇まいを演出してくれる。

STAND UP TEE(スタンドアップ Tシャツ)

「編み地単体で自立する」というコンセプトから生まれた、極厚のヘビーウェイトTシャツ。キャンバス地のような独特の硬さとハリを出すために、超長綿の細番手の糸を何本も撚り合わせ、度目を最大限に詰めて編み立てている。着用時も生地が体に張り付かず、ボックスシルエットを常にキープするため、体型を拾わない点も魅力。長年着用しても型崩れしにくく、着込むほどに肌に馴染んでいく過程を楽しめる。

SUPER MILLED SWEAT(スーパーミルド スウェット)

一般的なスウェットの概念を覆すような、極限まで凝縮された密度の高さがこのモデルの真骨頂だ。綿と高収縮ポリエステルを混紡して編み立てた後、さらにギュッと縮ませるミルド加工を施すことで、独特の硬さと重厚感を演出。このハリを活かした立体的なボックスシルエットが最大の特徴であり、広めの身幅に対して着丈をコンパクトに設定することで、一枚で着用した際もフォルムが崩れない絶妙なバランスに仕上げている。

おすすめアイテム

おわりに

流行の移り変わりが早い現代において、長く付き合える一着を選ぶことはクローゼットの質を高めるだけでなく、自身のスタイルを確立する上でも合理的な選択といえるだろう。この機会に、オーラリーが提示する"上質な普通"の価値を体感してみてはいかがだろうか。

オーラリー スーパー ファイン トロピカル ウール シャツ "トップ グレー ベージュ"の定価/発売日

ブランド オーラリー(AURALEE)
カテゴリ シャツ
発売日 -
定価 ¥41,800(税込)

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