モードの最前線で「解体と再構築」を繰り返す「JUNYA WATANABE MAN(ジュンヤワタナベ マン)」と、100年以上の歴史の中で「究極の履き心地」を追求し続ける「New Balance(ニューバランス)」。一見異なる地平に立つ両者だが、その根底には「モノづくりへの誠実な姿勢」という強い共鳴がある。本記事では、両ブランドが歩んできた背景を辿るとともに、協業がもたらす本質的な価値、そして時代を彩った過去のアーカイブを紐解いていく。
モードと機能が融け合う唯一無二の親和性
via:junyawatanabe
JUNYA WATANABE MAN(ジュンヤワタナベ マン)
2002年春夏シーズンに始動した、渡辺淳弥氏が手掛ける「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」のメンズラインである。ワーク、ミリタリー、トラッドといったメンズ服の伝統を解体し、異素材の組み合わせやパッチワークによって「再構築」する手法を最大の武器とする。歴史ある専業ブランドとのコラボレーションを先駆的に行い、機能的な実用服にアヴァンギャルドな精神を宿らせるそのデザインは、世界中のファッショニスタから唯一無二の存在として支持されている。
New Balance(ニューバランス)
1906年にボストンで矯正靴メーカーとして誕生した。ブランド名は「履いた人に"新しいバランス"感覚をもたらす」ことに由来する。足の解剖学的な知識に基づいた高いフィット感と、独自のクッショニング技術は、スニーカー界で不動の地位を築いている。今なお米英の自社工場で職人が手掛ける「Made」シリーズを継続するなど、流行に左右されず、履き心地と品質という本質を追求し続ける稀有なブランドだ。
コラボレーションの本質
両者に共通するのは、機能に対する深い敬意と、伝統を更新しようとする誠実な姿勢だ。「ジュンヤワタナベ マン」の独創的な素材使いが、「ニューバランス」の普遍的なシルエットに新たな命を吹き込む。この協業は、スポーツとモードの境界を融解させ、大人が履くにふさわしい「洗練されたギア」を世に送り出し続けている。
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おわりに
「ジュンヤ ワタナベ マン」と「ニューバランス」。この両者が共鳴して生まれるプロダクトは、単なる一過性のトレンドではない。伝統への敬意と革新的な創造性が融合した一足は、時代を超えて愛される「現代のクラシック」としての風格を漂わせている。ワードローブに新たな彩りと、確かな歩みをもたらす珠玉のコラボレーションの進化から、今後も目が離せない。