長らく続いたオーバーサイズブームが落ち着きを見せ、ストリートの最前線では「ジャストフィット」への回帰が始まっている。本稿では、 「カーハート WIP」の着こなしをケーススタディとし、全体のバランスを整えるための鍵を握る3つのポイントを紐解いていく。
着丈を「ベルトライン」で固定
2026年のアウター選びにおいて最も重要なのは、身幅のゆとりよりも「着丈」のコントロールだ。かつてのルーズなサイズ感ではなく、ベルトのラインがわずかに隠れる程度の短めの丈感を選ぶのが、令和流のジャストサイズである。
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解像度UPの鍵: 肩のラインは落としすぎず、ジャストより指一本分外側に留めることで、上半身がコンパクトにまとまる。
「太すぎず、細すぎず」で履きこなす
2026年は、腰回りにゆとりを持たせつつ、裾に向かって真っ直ぐ落ちるストレートシルエットが最適解だ。 裾の溜まり方(クッション)は地面に引きずるのではなく、くるぶし下で1クッションほど溜まる長さが望ましい。
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実用的テクニック: 裾を無造作にロールアップして誤魔化すのではなく、自分の脚の長さに合わせてジャストな股下に裾上げすること。正確なレングス設定がシルエットの美しさを引き出し、装いの完成度を一段引き上げる。
インナーの「チラ見せ」が生む、視覚的なバランス調整
ジャストサイズの着こなしを完成させるのは、インナーのレイヤードだ。短めのアウターの裾から3〜5cmほど覗かせることで上下の接続部を整え、意図したサイズバランスを強調する。
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こだわりポイント: ヨレのない清潔なTシャツを使用する。隙のない一線が、意図したサイズバランスをより強調する。
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おわりに
着丈、裾、レイヤードという3つの微調整は、一見すれば些細な変化に過ぎない。しかし、この数センチのこだわりこそが着こなしの解像度を上げ、スタイリングのレベルを決定的に引き上げるのだ。この機会に、本稿で紹介したテクニックを自身のワードローブに落とし込み、鏡の中に映る新たなバランスの妙を体感してほしい。