俳優、ミュージシャン、モデルとマルチに活躍しながら、ファッションブランド「FEELS.(フィールズ)」も手掛ける上杉柊平氏。そんな彼が自身のYouTubeチャンネル「上杉柊平の3rdPlace」にてスニダン鑑定研究所へ訪れた。
精巧なフェイク品が流通する昨今、彼は鑑定の最前線を目撃して何を思うのか。本記事では、自身のファッションルーツから、ブランド運営で辿り着いたスタイリングの哲学、そして二次流通において"安心を買う"ことの意義まで語ってもらった。
地元の先輩、映画、音楽……少年期に育んだ"服好き"のルーツ
——まずは上杉さんのファッションルーツについて教えてください。お父様はインテリア関連のお仕事をされていますが、ファッションへの影響はありましたか?
上杉柊平(以下、上杉): ファッションに関しては父の影響は全くないですね(笑)。方向性も全然違います。ただ、"何かを好きになるきっかけ"を与えてくれたのは父でした。 ファッションに関しては、映画や音楽、それから身近な先輩たちからの影響が大きいです。音楽なら最初はヒップホップ。そうしたカルチャーを自分流に落とし込んでいって、今のスタイルがあると感じています。
—— オーストラリア留学での経験はいかがでしたか?
上杉: 僕がいたのは海沿いのかなり田舎町で、あまりファッションを意識する環境ではなかったんです。学校は制服でしたし、水着に長袖Tシャツでサーフボードを持つのが定番のスタイルというような場所でしたから。 小・中学校時代は日本の私服校で、周りに一緒に音楽をやっているKANDYTOWNのメンバーなどお洒落な人たちがたくさんいたので、もともと服は好きだったんです。でも高校の3年間は、考える余裕も必要もなかった。僕にとっての留学時代は、ファッションに関してはある種の空白期間でしたね。
服選びで優先するのは"シルエットと生地"の黄金比
——現在、ご自身のブランド「FEELS.」を手掛けられ、お仕事でも多くの衣装を着る機会があると思います。普段ご自身でスタイリングを組む際、最も大切にされていることは何でしょうか。
上杉: シルエットですね。ブランドがどこかといったことはあまり気にしていなくて、極論、どこのブランドでもいいんです。シルエットと色が良ければ、自分にとってはそれでいい。その中でも、特にシルエットが一番大事だと考えています。
——それは、アイテムを購入する段階から意識されていることですか?
上杉: そうですね。どんなに好きな色でも、シルエットが良くなければ買いません。逆に、全く知らないブランドであっても、シルエットと生地が良ければ購入します。……そう考えると、「シルエットと生地」、この2点に尽きるかもしれませんね。
——ご自身でブランドを運営されるようになってから、その考えはより強まったのでしょうか。
上杉: そもそもFEELS.のスタート自体が、「自分が着たいシルエットのスウェットを作りたい」という思いからでした。そこが出発点だったので、今もすべてゼロからパターンを組んでいます。 着たいシルエット、そして着たい生地の服を作る。それがFEELS.の軸。あえて市場のトレンドに合わせすぎないことが、僕自身のモチベーションであり、ブランドの原点なんです。
プロが実感したスニダン真贋鑑定の圧倒的な技術と精度
——今回、スニダンの鑑定現場をご覧いただきましたが、率直にいかがでしたか?
上杉: いわゆる「お宝鑑定」のようなものはテレビで見たことがありますが、実際の現場は初めてでした。あれほど細かい部分までチェックしているのかと驚きましたね。 今はハイブランドからカジュアルなブランドまで、コピー品の精度がどんどん上がっています。そんな中で、各ブランドのデータを蓄積して照合していくシステムには非常に安心感がありました。二次流通での購入が当たり前になっている昨今、これほどしっかりしたシステムが組まれているのは純粋にすごいなと。
——特に印象に残った工程は?
上杉: X線ですね。実はFEELS.でも、針が残っていないかなどの検品でX線を使うことがあるんですが、運用コストがすごく高いんです。それをスニダンでは毎日一点ずつ行っていることに驚きました。特に「Timberland(ティンバーランド)」のブーツを3Dデータ化してレイヤーごとに内部まで確認する工程には驚きました。本来なら医療や空港のセキュリティで使われるような技術を、ファッションアイテムの鑑定に活用している。すごく贅沢なことですし、面白かったです。
——二次流通に対するイメージは変わりましたか?
上杉: 「安全性は個人では担保できないものだ」と改めて感じました。絶対に信用を買いたいのであれば、スニダンのような企業が間に入っているプラットフォームを使うべき。自分で検品できる目を持っている人ばかりではないですから、スニダンで買うメリットは、まさにその「安心と品質管理」を買うということに尽きるのではないでしょうか。
知らない名作に出会える場所。ツールとしてのスニダンの魅力
——鑑定による「安心」があるからこそ、より自由に服を選べるようになりますね。今回、スニダンで購入可能なアイテムの中から、上杉さんの気になるアイテムを幾つかセレクトし、試着していただきました。どのような部分を重視してピックアップされましたか?
上杉: シンプルだけど素材が良さそうなものを選定させてもらいました。普段からシンプルなデザインのものや、ワンポイントロゴ程度のものを着用する機会が多いので。ただ、今回選ばせていただいた「sacai(サカイ)」と「Levi's®(リーバイス)」のコラボなどは、パターンが自分では到底思いつかないような美しさで、個人のブランドでやる予算感では作れないクオリティを感じて選定しました。スニーカーもコラボものよりは、ティンバーランドのヌバックブーツのような、いつ履いても格好いい定番に信頼を置いています。
——「Supreme(シュプリーム)」×「Dr.Martens(ドクターマーチン)」のローファーもセレクトされています。
上杉: コラボアイテムよりも定番と言いましたが、このローファーは格好いいなと思いました。あのスタッズ使いや色味にはUKのノリを感じて。シュプリームは普段ストリートと結びつかなそうなブランドとも面白いアイディアで組み合わせて、毎シーズン出し続けている。その姿勢は面白いなと常に注目しています。
——読者には、今回セレクトしたアイテムをどのように楽しんでほしいですか?
上杉: 自由に着用したらいいと思いますよ。ジャンルに縛られず、自分が着たいように着るのが一番。先程のシュプリーム × ドクターマーチンのローファーを、ショーツと合わせても良いと思います。僕自身、レディースの服も着ますし、ブランドも限定しません。いいなと思って、自分が合わせているイメージが湧いたら、何でも着てみる。それがファッションの楽しさだと思います。
上杉柊平セレクトアイテムの一部
—— 最後に、上杉さんの周りの方々にスニダンはおすすめできますか?
上杉: おすすめできます! ブランド側も二次流通を戦略に組み込んでいて、正規店で買えないケースが増えているからこそ、偽物も増えてしまう。そうした中で、正規で買えなかった人が安心して買える場所があるのは大きいです。 それと今回サイトを見て驚いたのが、知らないアイテムがたくさんあったこと。僕自身、すべてを追い切れているわけではないので、新しい興味を持つきっかけになりました。アプリも使いやすいし、個人間の面倒な交渉やトラブルもない。"今のファッション"が好きな方たちには、ツールとしてどんどん活用してほしいですね。
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