1996年に登場し、2026年で誕生30周年という大きな節目を迎える「エアジョーダン11」。コート上だけでなく、ストリートにおいても特別な存在であり続けるAJ11は、なぜ時代を経てもなお愛され続けるのか。その背景にあるストーリーと、おすすめの15モデルを紹介する。
なぜ「Air Jordan 11」は特別なのか。コートを席巻した機能美と歴史的背景
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1. ティンカー・ハットフィールド氏が描いた「タキシード」の着想
AJ11の生みの親である伝説的デザイナー、ティンカー・ハットフィールド氏。彼は、マイケル・ジョーダン氏からの「フォーマルな場でも履ける高級感を」というリクエストに応え、バスケットボールシューズに初めてパテントレザーを採用した。光沢を放つこの素材使いは、当時としては極めて異例であり、コートにドレスシューズのような気品を持ち込むこととなった。
2. 完全復活を象徴する「72勝10敗」のシーズン
1995-96年シーズン、一度目の引退から完全復帰を果たしたジョーダン氏は、AJ11を着用してシカゴ・ブルズを当時の歴代最多勝利記録(72勝10敗)へと導いた。リーグMVP、オールスターMVP、得点王、そして優勝。これらすべての栄光を共にしたAJ11は、伝説の男が再び頂点に立ったことを証明するシンボルとなった。
3. 現代に続く「ハイテク・ディテール」の先駆け
・① 剛性と軽量化の両立「カーボンファイバープレート」: ソールの中足部には、当時最先端だったカーボンファイバー製のシャンクプレートを搭載。激しい動きに対する剛性を確保しつつ、軽量化を実現したこの仕様は、現在の高性能バスケットボールシューズの礎となっている。
・② 耐久性を高めた「バリスティックナイロン」: アッパーには防弾チョッキなどにも使われるバリスティックナイロンを採用。パテントレザーとの組み合わせにより、過酷なプレーに耐えうる頑丈さと、軽量な履き心地を両立させている。
・③ 透明感のある美しさ「クリアソール」: アウトソールに採用されたトランスルーセント(半透明)ラバーは、AJ11の未来的なルックスを決定づけた。経年変化による変色すらも「味」として愛でるファンが多く、このモデルのアイコンとなっている。
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おすすめモデル15選
おわりに
「エアジョーダン11」は、マイケル・ジョーダン氏の圧倒的なカリスマ性と、プロダクトとしての革新性が融合した一足だ。今現在、色褪せないその姿は本物のデザインが持つ生命力を物語っている。単なるトレンドとしてではなく、バスケットボールカルチャーが築き上げてきたその価値を、その足で体感してみてほしい。