2025年のLevi’s®(リーバイス)は、これまでのコラボレーションの枠を超え、ブランドのアイデンティティを再定義するような傑作を数多く生み出した。構築的な「sacai(サカイ)」、機能美を追求した「Nike(ナイキ)」、そして伝統を現代的に昇華させた「Barbour(バブアー)」。本記事では、スニダンFLAGSHIP STOREで取り扱い中の注目のコラボアイテムをピックアップ。スタッフによる試着を通して、細部のディテールや着用時のシルエットを解説する。
※着用モデル:スニダンフラッグシップ原宿の店長、糸井さん(身長175cm・体重64kg・普段のアウターサイズ:L)
【LEVI'S x Barbour Type II Waxed Trucker "Khaki" 着用サイズ:S 】
糸井: 今作の最大の特徴は、バブアーの代名詞であるオイルド仕上げの重厚な生地感を、リーバイスの名作「Type II」ジャケットに落とし込んだ点です。購入当初は硬さを感じますが、着込むほどに体に馴染み、自分だけのシワやアタリが生まれていく過程を楽しめます。 見た目のハードさに反して着用感は重すぎず、バブアー特有の防風性の高さも備えているため、実用性も抜群。肩幅にはゆとりを持たせつつ、胸元はタイトに絞られたメリハリのあるカッティングは、現代的なワイドパンツとも相性抜群です。
【LEVI'S x Barbour Type II Denim Trucker "Washed Indigo" 着用サイズ:M 】
糸井: 全体に施されたウォッシュ加工が絶妙で、ヴィンテージの古着好きにはたまらない雰囲気に仕上がっています。 見た目の期待を裏切らないずっしりとした重みがあり、チープさとは無縁の重厚感です。また、裏地にはバブアーチェックが採用されており、チラリと見えた時のアクセントになるだけでなく、デザイン性と暖かさを両立しています。 明るめのインディゴブルーなので、インナーはスッキリしたものを選ぶのが良さそう。
【LEVI'S x Nike Denim Trucker Jacket "Light Indigo" 着用サイズ:M 】
糸井: 通常のリーバイスジャケットとは一線を画す、ストリート寄りのシルエットが最大の特徴。 着丈は短めながら身幅は広めにとられたボクシーな形状で、羽織るだけでトレンド感のあるスタイルが完成します。身幅にゆとりがあるため、厚手のパーカーなどを着込んでも着膨れしません。前面だけでなく背面にもロゴがあしらわれており、バックスタイルでも圧倒的な存在感を放ちます。このアイコニックなデザインは、ナイキファンやスニーカー好きにはたまらないポイント。海外からの人気も非常に高く、グローバルで注目されている一着です。
【sacai x LEVI'S Men's Denim x Nylon Twill Reversible Blouson "Blue/Khaki" 着用サイズ:3/L 】
糸井: デニムジャケットとMA-1を融合させた、サカイならではの「ハイブリッド」なデザインが光る一着です。 単なる切り替えではなく、ジッパーやポケットの配置など細かいディテールまで徹底して作り込まれており、見る角度によって表情が変わる凝った仕様になっています。 機能面でも、デニムとナイロンツイルが重なることで保温性が高く、インナー次第で長いシーズン着用可能です。全体的にサカイらしいオーバーサイズ気味の作りで、特に肩幅は広めに設定されています。デザイン性が高くシルエットに特徴があるため、可能であれば試着をして、自分に合うバランスを確認することをおすすめします。
おわりに
今回紹介した4着は、いずれもリーバイスのヘリテージを継承しつつ、2025年という時代を象徴するコラボレーターのDNAを色濃く反映した名品ばかり。 バブアーの「伝統と革新」、ナイキの「ストリートの熱量」、そしてサカイの「再構築の美学」。それぞれのアイテムが持つ特性を理解し、自分のライフスタイルや手持ちのワードローブとどう合わせるかを想像する時間こそ、ファッションの醍醐味と言える。 2025年を代表するこれらのアイテムは、今後アーカイブとして価値を高めていくことだろう。ぜひこの機会に、あなただけの「相棒」となる一着を見つけてみてはいかがだろうか。