街に厚手のアウターが増え始めるこの季節。 「冬はどうしてもコーデが重くなる」「アウターが主役になりすぎて、マンネリ化してしまう」なんて悩みはないだろうか。
冬の主役であるアウターが決まったら、次にこだわるべきは間違いなく「ヘッドウェア(ビーニー)」だ。ビーニーは単なる防寒具ではない。顔まわりの印象を決定づけ、ストリートな雰囲気を一気に加速させる、いわば「冬のアクセサリー」。
今回は、スニダンでも不動の人気を誇る「王道ブランド」から、今まさにトレンドの最前線にある「テック系ブランド」まで、冬のスタイルを格上げする最強のビーニーを厳選して紹介する。
【Supreme】ストリートの絶対王者。まずはここから選べば間違いない
via:supremenewyork
まず最初にチェックすべきはやはり「Supreme(シュプリーム)」。 1994年のブランド設立以来、ニューヨークのスケーターカルチャーを牽引し、今や世界のストリートシーンの頂点に君臨し続ける絶対的王者だ。
シュプリームといえば、「Box Logo」のイメージが強いが、決してそれだけではない。シンプルで使い勝手の良いものから、多彩なコラボモデルまで、そのバリエーションの豊富さも人気の理由だ。 今回はその膨大なアーカイブの中から人気のビーニーを厳選した。
【Stussy】リバイバルから定番へ。今、街で一番アツいアイコン
via:stussy
近年のリバイバルブームを経て、完全に現代ストリートの主役に返り咲いた「Stussy(ステューシー)」。 南カリフォルニアのサーフシーンから生まれたこのブランドは、シュプリームに比べると少し肩の力が抜けた、リラックス感のあるスタイルが今のファッショントレンドと完璧にマッチしている。
特にビーニーは、ブランドの代名詞である「ショーンフォント(筆記体ロゴ)」や「SSリンク」といったアイコニックなグラフィックが映えるアイテムばかり。価格帯も比較的手が届きやすく、男女問わずユニセックスで楽しめることから、ペアでの着用やギフトとしてもおすすめだ。 今っぽい雰囲気が欲しいなら「ステューシー」を選んでおこう。
【ARC'TERYX】機能美という名のトレンド。テック&ゴープコアの主役
via:arcteryx_jp
アウトドアとストリートの境界線がなくなりつつある今、ゴープコアスタイルの象徴として爆発的な人気を誇るのが「ARC'TERYX(アークテリクス)」。 元々は過酷な環境下で使われるプロユースの登山ブランドだが、その削ぎ落とされたミニマルなデザインと、圧倒的な機能美がファッション感度の高い層に刺さり、今やストリートシーンでも欠かせない存在となっている。
スウェットやデニムといったカジュアルな服装に、あえてアークテリクスのビーニーを合わせる。そんな「街着への違和感あるミックススタイル」こそが今のトレンドの正解。始祖鳥のロゴが入るだけで、コーディネート全体が都会的でシャープな印象に引き締まる。 ブランドを代表する人気モデル「Bird Head Toque」をはじめ、冬のスタイルを機能的かつスタイリッシュに格上げするテック系ビーニーをピックアップした。
【Luxury】一生モノの憧れビーニー。ハイエンドな名作たち
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「王道ブランドもいいけれど、周りと被りたくない」「大人に相応しい、上質なアイテムを身に着けたい」。そんなファッション感度の高い人におすすめしたいのが、ラグジュアリーブランドやハイエンドなコラボアイテム。
キングオブシルバーと称される「Chrome Hearts(クロムハーツ)」や、素材への究極のこだわりを見せる「Stone Island(ストーンアイランド)」、そしてビンテージ加工で世界を魅了する「SAINT Mxxxxxx(セントマイケル)」など。これらは単なる防寒具を超え、所有すること自体に喜びを感じられる。被るだけでコーディネートの格を数段引き上げ、周囲から一目置かれる洗練されたスタイルが完成するような、圧倒的なオーラを放つ至高のビーニーを紹介する。
おわりに
ビーニーは、冬のファッションを完成させる「最後のピース」とも言える。 最後にこれを被るだけで、いつものアウターやスウェットが、一気にこなれたスタイルへと進化する。この冬は、自分のスタイルに合った「ベスト・オブ・ビーニー」を見つけて、冬のファッションを思い切り楽しんでみてはいかがだろうか。