1985年にスクリーンに登場し、我々が思い描く「未来」のイメージを決定づけた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。公開から40周年という節目を迎える2025年には様々なブランドや領域とのコラボが実現しているが、中でも注目したいのがバック・トゥ・ザ・フューチャーと同じく、80年代のストリートを定義した「Converse(コンバース)」と「Casio(カシオ)」だ。本記事では単なる記念品ではない、カルチャーへの深い敬意が込められた2つのコラボコレクションを改めて紹介する。
2025年に40周年を迎えた名作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
via：casio
1985年の公開から40周年というアニバーサリーイヤーを迎えた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。色褪せるどころか、その影響力はファッション、音楽、カルチャーシーン全体で増すばかりだ。80年代リバイバルの潮流とも完璧にリンクし、数々のブランドがオマージュを捧げてきたが、今回のアニバーサリーコラボはまさに「本命」と言えるだろう。パートナーに選ばれたのは、奇しくも映画と同じ時代、1980年代のストリートを席巻した「コンバース」と「カシオ」。時代を象徴する3つのアイコンが邂逅するのは、もはや必然だったのかもしれない。
名作の象徴的なモチーフを落とし込んだ「コンバース」珠玉の3モデル
今回のコラボは、映画の世界観を色濃く反映したデザインが特徴だ。タイムマシンをモチーフにしたモデルは、メタリックなシルバーのアッパーを重厚感のあるブラックで引き締め、クリアガムアウトソールでテールランプを表現。「ホバーボード」をテーマにした一足は、マルチカラーのアンクルパッチがポップな印象を与える仕上がりとなっている。中でも注目は、1985足限定でリリースされる、主人公マーティの劇中着用モデルを再現した一足だろう。アッパーには履き込んだ風合いを出す特殊な洗い加工とブリーチ加工が施され、アウトソールにはマーティとドクの名シーンが描かれるなど、ファン垂涎のディテールが満載だ。
via：converse
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劇中の名作ウォッチがタイムマシン仕様で登場
カシオとのコラボは、劇中で主人公マーティ・マクフライが着用したことで伝説となった計算機付きウォッチ「CA-53」をベースにデザイン。映画の象徴であるタイムマシン「デロリアン」のディテールを随所に採用し、ステンレススチール製のケースがデロリアンの無骨な質感を彷彿とさせる仕上がりだ。文字盤には映画のロゴやタイムサーキットを思わせるラインが描かれるなど、ファンにはたまらない仕様となっている。
via：casiowatches_jp
おわりに
40周年という記念すべき節目に実現した今回のコラボは、映画ファンならずとも手に入れたい特別なアイテムばかり。細部にまで散りばめられた映画へのオマージュは、単なる復刻に留まらない、所有する喜びを満たしてくれる逸品と言えるでしょう。映画の世界観を、日々のファッションで楽しんでみてはいかがだろうか。
