"伝説級の裏原宿ブランド"を含むトリプルネーム「GOODENOUGH × Supreme × Nike Air Force 1 Low」の魅力をタフケンが解説について
スニーカー界における"永遠の定番"。そう呼ぶにふさわしい一足として、まず挙げられるのは「Nike Air Force 1」ではないだろうか。インラインはもちろんコラボモデルも多数リリースされる本作だが、なんとこの春に"伝説級の裏原宿ブランド"を含むトリプルネーム「GOODENOUGH × Supreme × Nike Air Force 1 Low "White/Leopard"」が発売され、大きな話題となっている。
そこで本記事ではその魅力について、スニダンFLAGSHIP STORE店長であるタフケンに話を聞いた。
今回インタビューした人

"売れない日はないレベル"の名作「Supreme × Nike Air Force 1 Low」
ー先日リリースされたばかりの話題作「GOODENOUGH × Supreme × Nike Air Force 1 Low "White/Leopard"」についてお話を伺いたいのですが、はじめにこれまでの「Supreme × Nike Air Force 1」の中で人気のモデルを教えてもらえますか?
「Supreme × Nike Air Force 1 Low」の"White"と"Black"ですね。どちらも売れ筋ではありますが、比べてしまうと圧倒的に"White"の方が人気なのかなと。

というのもやっぱり「Nike Air Force 1=白」ってイメージを持っている人が多いですし、あとは替紐もポイントで。サイドのボックスロゴと色を揃えた赤いシューレースに付け替えて「赤×白」の映えるカラーリングを楽しみたい方もたくさんいらっしゃいますね。もちろん"Black"も人気なんですけど、こちらは替紐も同じく黒なので。やっぱり紐色がキャッチーな色味の"White"の方を手にとるのかなと。

ーこちらのフラッグシップストアでも、その2足…特に"White"はかなりの売れ行きですか?
そうですね。この2足については「売れない日はない」というレベルですし、日本人のお客様だけでなく海外のお客様にも、国籍問わず人気のモデルです。原宿にあるというウチの店舗の特徴として、東京にお住まいでない方もたくさんいらっしゃいます。こちらは「Nike」からではなく「Supreme」からしか販売されてないアイテムなので、並びにいけない人もたくさんいて。そういった方々に手にとっていただけてるのかなと。


ーこれまでも「Supreme × Nike Air Force 1」って何足もリリースされていると思うんですけど、完成度の高さでいえばタフケンさんの一押しはこちらの"White"ですか?
そう思います。というのも「Supreme」のコラボスニーカーって「Nike Air Force 1」に限らず、派手なモノだったり見た瞬間に「Supreme」だと分かるモノだったりが多いんですよね。そんな中でこちらはサイドのボックスロゴだけ。そういったさりげなさがポイント高いのかなって。あとは先ほどもお話した通り、さりげなくもあるけど替紐で遊ぶこともできる。それに太めのパンツを穿いてしまえば、そのワンポイントだって隠れるから普通の白エアフォースと変わらないんですよ。でも、だからこそ「よく見たら『Supreme』だよ」みたいな見せ方もできるので、そういったところが支持される理由かなって思います。

裏原宿カルチャーの基盤となった伝説級のブランド「GOODENOUGH」
ーそんな傑作を生み出した「Supreme × Nike」のコンビに、さらに伝説ともいえるブランド「GOODENOUGH」が加わったトリプルネームが「Air Force 1 Low "White/Leopard"」ですが、かなりの売れ筋アイテムだと噂に聞いています。
もう入荷してからめちゃくちゃお客様の反応いいですね!手に取られる方の多くは、僕らよりも上の世代。特に"裏原宿カルチャー"を現役で追ってた方たちからの反応がいいんですけど、個人的には当時を知らない若い方にもこれをきっかけに知ってもらいたいなと思ってます。

ー「『GOODENOUGH』ってすごいブランドがあったんだ」ってことですよね。
そうです。このブランドが人気だったのは90年代後半で、僕もその時はまだ幼くて現役では追えてはいないんですけど、やはり裏原宿カルチャーの基盤となったのは間違いないですし。
ーその「GOODENOUGH」って、どんなブランドだったんでしょうか?
これは1990年創業のブランドなんですけど、あの藤原ヒロシさんが携わっていて。「Cav Empt」を手がけるデザイナーのSK8THING(スケートシング)さんが声をかけたことで始まったそうです。でもじつは長いこと、藤原さんがデザインに携わっていることは明かされてなかったらしいんですよね。それはなぜかというと、ご本人曰く「自分が関わっていると明かすと、それだけで食いついてくる(買いたいと思う)人が出てくるし、逆に僕を嫌ってる人たちはそれだけで関心を示してくれないから」ってことみたいです。ブランド名の「GOODENOUGH」=「十分すぎるほどに良い」って意味も個人的に面白いと感じますし、なにより日本のストリートカルチャーの基盤となった高いデザイン性で当時はめちゃくちゃ人気になったというところがポイントですね。

ーでもこのブランドって、けっこう前に終了していますよね?
そうです。90年の立ち上げから10年足らずで一度休止して、また再開したものの2017年に終了しています。だから、それから8年も経ってからいきなりこのトリプルネームの一足が出たので、当時を追っていた方々からすれば「もしかしてブランドが復活するのでは?」って期待も高まってるみたいですね。
デザインはもちろん、素材選びからも強いこだわりが垣間見える一足
ーそれくらいの世代の方にはドンピシャである一方、これってその時を知らない若い方にも刺さるようなデザインのスニーカーだと思うんです。
デザイン性のお話をすると、やはり特徴なのがスウッシュのレオパード柄なのかなと。同時にリリースされたアパレルコレクションにも同様の柄を使ったアイテムがありますし、これが今回のキーとなる要素になっています。

あとは靴底のこちら。「Supreme」「GOODENOUGH」のロゴが重なったデザインになっています。さらにサイドのロゴにもポイントがありまして、左足が「g」で右足がボックスロゴなんですけど、こちらは白いアッパーに対して「黒いボックスロゴ」が使われています。


ーなるほど。さきほどの「Supreme × Nike Air Force 1 Low」の"White"では赤かったロゴが、黒になってるんですね!
そうです。そしてまだまだありまして、シュータンにも3者のロゴが描かれていますし、「SUPREMENOUGH」と書かれたシューレースも付属します。

ーちなみに使われている素材に差はありますか?
これは写真では伝わらないかもしれないんですけど、レザーの質感がまったく違うんですよね。「Supreme × Nike Air Force 1 Low」はインラインの普通の「Nike Air Force 1」の"White"と同じ素材なんですけど、今回のモノはシボ感のあるいい革を使ってるので、やはりこだわりを感じますよね。

ー同じ「白」でも、素材の質感が違うので発色も微妙に異なってきますね。
そうですね。それもありますし、レザーの高級感がぜんぜん違うので履いた時の印象も変わってくるかなって。
ーではそんな「GOODENOUGH × Supreme × Nike Air Force 1 Low "White/Leopard"」ですが、タフケンさんならどんなコーデをおすすめされますか?
僕自身はレオパ柄をファッションに取り入れたことって、いまだかつてないんですよ。でも店頭に立っていて、その柄をスニーカーや洋服にワンポイントで上手く使ってる方を見ると「オシャレだな…!」って思うんですけど、そういった方々に共通するのは「レオパ柄なのにいやらしくない」ってことなんじゃないかなって。アイテムの組み合わせが巧みなので、外しとして機能してるように思います。だから例えば、上下スーツのセットアップみたいなフォーマル系・キレイ目系にこの「Air Force 1」を落とし込んでもかっこいいんじゃないかな。逆に「GOODENOUGH」というブランドの特徴でもある"当時の裏原宿カルチャー"としての90年代ストリートファッションに合わせるのも、個人的には好みだったりします。

ーありがとうございます。ではそんな最新作はもちろん、過去の「Supreme × Nike」のスニーカーもたくさん揃っているフラッグシップストアに、ぜひみなさん、遊びにきて欲しいですね。
はい!こちらの「Supreme × Nike Air Force 1 Low」はずっと人気ではあるんですけど、その分、持っている人は多いので。最新作をゲットしていただいた方が、周りと被りにくいかなって。だから「『Air Force 1』を探している」「なにかしら『Supreme 』のアイテムが欲しい」という人は、ぜひお越しください!
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