Nike Kobe 6 Protro "Dodgers/Game Royal"の真贋鑑定ポイントとは?シュータンロゴ、インソール、X線...本物と偽物の見分け方について
2020年に悲運なヘリコプター墜落事故により、41歳の若さでこの世を去ってしまったコービー・ブライアント氏。現在もNike(ナイキ)から同氏のシグネイチャーモデルが継続的に展開されているが、その人気は衰えておらず、リリースされるたびに即完売を繰り返している。しかし、その人気の高さゆえに二次流通では偽物も多く流通しているため、購入する際には注意が必要だ。
そこで今回は、「Nike Kobe 6 Protro "Dodgers"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「Nike Kobe 6 Protro "Dodgers/Game Royal"」とは?

2025年3月、国内では一部小売店のみでリリースされたコービー・ブライアント氏のシグネイチャーモデル「Kobe 6 Protro」の新カラー。LAを拠点に活動する人気MLBチーム"ドジャース"を彷彿させる色鮮やかなブルーのアッパーと、ホワイトのスウッシュに、かかと部分の外側にあるコービーの背番号「8」のレッドがアクセントとなった一足だ。MLB、NBAファンどちらも惹きつけた人気作で、スニダンでも頻繁に取引されている。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「シュータンロゴ」

はじめに「シュータンロゴ」からチェックしてみよう。ぱっと見は分かりづらいが、よく見るとFAKEはREALよりも各パーツの間隔が若干広い。
鑑定ポイント:「シュータンロゴ(UV反応)」

次に「シュータンロゴ」にUVライトを当てると、REALは青白く反応するが、FAKEは暗いままで特に反応が見られない。
鑑定ポイント:「シュータンメッシュ部分(UV反応)」

続いて、「シュータンメッシュ部分」にもUVライトを当ててみよう。こちらはREALは反応せず、FAKEのみ反応している。
鑑定ポイント:「シューホール」

「シューホール」はパンチ穴の処理に差異があり、FAKEはシューホールとパンチ穴のサイズが合っておらず、雑に処理されている。
鑑定ポイント:「インソール(ロゴプリント)」

「インソール」のロゴプリントもシュータンロゴと同じく、ロゴの隙間の間隔が異なっている。さらに色味にも差異があり、REALの方がFAKEよりもやや濃い。
鑑定ポイント:「インソール(UV反応)」

また、上記と同じ箇所にUVライトを当ててみよう。REALは下地が紫、ロゴが蛍光発色するのに対し、FAKEは下地が青、ロゴは蛍光には発色しない。
鑑定ポイント:「アッパー(UV反応)」

「アッパー」のサイドパネルにUVライトを当てると、インソールのUV反応とは逆にREALは青白く、FAKEは紫に反応することが確認できる。
鑑定ポイント:「X線」


「X線」を通して見ると、シューズ前方に搭載されているAir Zoom Turboユニットの差異が確認できる。REALは切れ込みが入っているが、FAKEは切れ込みが入っていないダミータイプになっている。
鑑定ポイント:「IRカメラ(赤外線)」

最後に「IRカメラ(赤外線)」でアッパーを見てみよう。REALはドット調のパターンが黒く反応するが、FAKEは特に反応がなく全体が白く映っている。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。FAKEの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「Nike Kobe 6 Protro "Dodgers/Game Royal"」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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