Louis Vuitton × Takashi Murakami Trainer Sneaker "Noir/Multicolor"の真贋鑑定ポイントとは?アッパー、アウトソール、ヒール...本物と偽物の見分け方について
170年以上の歴史を持つ、フランス生まれのラグジュアリーブランド「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」。メンズラインはマーク・ジェイコブス、キム・ジョーンズ、ヴァージル・アブロー、ファレル・ウィリアムスなど、名だたる人物たちが歴代のクリエイティブ・ディレクターを務めており、ファッションシーンでの影響力も絶大で、確固たる人気を築いている。しかし、その人気の高さゆえに、二次流通には偽物も多く、購入する際には注意が必要だ。
そこで今回は、「Louis Vuitton × Takashi Murakami Trainer Sneaker "Noir/Multicolor"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「Louis Vuitton × Takashi Murakami Trainer Sneaker "Noir/Multicolor"」とは?

2025年1月、Louis Vuittonと村上隆が最初にタッグを組んでから、20年を超えたタイミングでリリースされた最新コラボコレクション。2003年のオリジナルコレクションを再構築し、アップデートした"リエディション"となっており、第1弾からはバッグからアパレルまで170以上のアイテムが登場した。近年の人気モデルである「LVトレーナー」にカラフルなモノグラムをあしらったスニーカーは特に人気が高く、ブラックはオフィシャルサイトでもすぐに売り切れた。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「アッパー」

はじめに「アッパー」の真贋鑑定ポイントを見ていこう。こちらはモノグラムプリントの色味が異なっており、FAKEは全体的に色味が薄く、ぼやけている。
鑑定ポイント:「アッパーサイド」

次に「アッパーサイド」をチェックしてみよう。まず筆記体のブランドロゴは、FAKEの方がフォントが太く、色味も異なっている。また、レザーもREALはシボがきめ細やかだが、FAKEはシボが大きく浅い。
鑑定ポイント:「ヒール」

「ヒール」にある"#54"のプリントは、比較してもかなり似ているがFAKEの方が逆にきれいに作りすぎている。また、FAKEはREALにある光沢感がない。
鑑定ポイント:「シューレースホール」

「シューレースホール」は形状に差異があり、FAKEの方が大きく、のっぺりとしている。しかし、ブランドロゴはかなり精巧につくられており、見極めは難しい。
鑑定ポイント:「ミッドソール」

続いて「ミッドソール」にあるモノグラムを見てみよう。形状は似ているが、FAKEの方がモノグラムの入りが浅い。
鑑定ポイント:「アウトソール」

「アウトソール」全体は精巧につくられており、ここだけで真贋を行うのは難しいレベルだ。

しかし、細部まで細かく見るとミッドソールと同じく、モノグラムの入り方や、処理が異なっていることが確認できる。
鑑定ポイント:「インソール」

最後に「インソール」のダブルネームプリントをチェックしてみよう。ロゴの書体やプリントが大きく異なっており、書体はREALはアウトラインが角ばっているのに対し、FAKEは丸みがある。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「Louis Vuitton × Takashi Murakami Trainer Sneaker "Noir/Multicolor"」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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