Nike Kobe 6 Protro "Sail"の真贋鑑定ポイントとは?アッパー、内タグ、IR...本物と偽物の見分け方について
NBA ロサンゼルス・レイカーズで活躍し、2020年に悲運なヘリコプター墜落事故により、41歳の若さでこの世を去ってしまったコービー・ブライアント氏。現在も同氏のシグネイチャーモデルはNike(ナイキ)から継続的にリリースされており、その人気は当時から全く衰えていない。しかし、その人気ゆえに二次流通では偽物も多く流通しているため、購入する際には注意が必要だ。
そこで今回は、「Nike Kobe 6 Protro "Sail"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「Nike Kobe 6 Protro "Sail"」とは?

2025年2月にリリースされた、コービー・ブライアント氏のシグネイチャーモデル「Kobe 6 Protro」の新カラー。今作ではアッパーのスネークスキンをスターモチーフに変更し、メインカラーには脱皮する蛇をイメージした"セイル"を採用。シンプルながらブラックのスウッシュとのコントラストが効いたカラーリングで、発売日には即完。現在スニダンでも頻繁に取引されている人気モデルだ。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「アッパー」

はじめに「アッパー」の色味を比較してみよう。全体的にREALの方が白っぽく、FAKEは少し黄色みが強い。但し、色味は経年劣化や保管環境により変化する可能性があるため、これだけで判断するのは注意しよう。
鑑定ポイント:「IR(赤外線)」

「IR(赤外線)」を通してヒール部分をチェックすると、コービーのサイン部分などに異なる反応が見られる。
鑑定ポイント:「BOX(蓋のロゴ)」

続いて、爬虫類のような模様がデザインされた「BOX」を見てみよう。REALはブラックマンバのロゴとサインのスペースに模様がなく、プリントするためのスペースが確保されているが、FAKEは模様の上からロゴとサインがプリントされている。
鑑定ポイント:「内タグ」

「内タグ」は、REALとFAKEでフォントが異なっている。
鑑定ポイント:「ヒールライニング部分」

「ヒールライニング」は形状に差異があり、FAKEの方がやや広く、ゆるやかな曲線になっている。
鑑定ポイント:「X線」


最後に「X線」で内部の構造を見てみよう。本来コービー6 プロトロはトゥ部分にのみクッションが搭載されているが、FAKEにはトゥのクッションだけでなく、ヒールにもAIRのようなものが入っていることが確認できる。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。FAKEの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「Nike Kobe 6 Protro "Sail"」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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