ARC'TERYX × BEAMS Wabi-Sabi Mantis 26L Backpack "Tranquil"の真贋鑑定ポイントとは?ブランドロゴ、品質表示タグ、IR...本物と偽物の見分け方について
カナダ発の人気アウトドアブランド「ARC'TERYX(アークテリクス)」。海外セレブの着用から一気に火がつき、ここ1〜2年でストリートシーンでもすっかり定番となったブランドだ。そんな同ブランドの中でも「BEAMS(ビームス)」とのコラボは特に熱狂的なファンが多く、ここ数年は発売する度に即完売を繰り返しているほどに人気が高い。しかし、それゆえに二次流通には偽物も多く存在しており、購入には注意が必要だ。
そこで今回は、「ARC'TERYX × BEAMS Wabi-Sabi Mantis 26L Backpack "Tranquil"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「ARC'TERYX × BEAMS Wabi-Sabi Mantis 26L Backpack "Tranquil"」とは?
2023年に「ARC'TERYX」と「BEAMS」のコラボコレクション"Wabi-Sabi(侘び寂び)"シリーズからリリースされたMantis 26L "Tranquil"。同時リリースされたベータジャケット、アトムフーディーと同様のカラーブロックを採用した、グレー、ホワイト、ブラックのクレイジーパターンを組み合わせたBEAMSらしい遊び心のあるデザインが魅力のアイテムだ。また、フロントの始祖鳥下のブランド刺繍など、コラボならではのディテールもポイントだろう。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「バッグ正面」
はじめに「バッグ正面」の真贋鑑定ポイントから見ていこう。まず、REALとFAKEでボディの色味が異なっており、FAKEの方がグレーの色味が薄い。また、FAKEはYKKのファスナー柱に刻印がなく、始祖鳥の刺繍にも差異があることが確認できる。
鑑定ポイント:「サイドポケット」
次に「サイドポケット」をチェックすると、こちらもREALと比べ、FAKEの方が色味が薄くなっている。
鑑定ポイント:「内側キークリップ」
ポケット内側に付いている「キークリップ」も重要なポイントだ。REALはWOOJIN社の刻印である"WJ"があるのに対し、FAKEは刻印がない。
鑑定ポイント:「品質表示タグ」
「品質表示タグ」は、"FAIR TRADE CERTIFIED FACTORY"の部分の書体が異なっており、FAKEの方が全体的に文字が細くなっている。
鑑定ポイント:「ボディ部分(マイクロスコープ)」
続いて、「ボディ部分」をマイクロスコープで見てみよう。拡大すると編み方に差異があり、REALは縦糸も横糸も均一の太さなのに対し、FAKEは横糸が細い。
鑑定ポイント:「背面メッシュ部分のUV反応」
「背面のメッシュ」のUV反応を見ると、REALは赤く反応するが、FAKEは色の反応の変化がないことが分かる。
鑑定ポイント:「IR(赤外線)」
最後に「IR(赤外線)」を通して、ボディの底面をチェックしてみよう。こちらはREALは白く映るのに対し、FAKEはグレーに映ることが確認できる。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「ARC'TERYX × BEAMS Wabi-Sabi Mantis 26L Backpack "Tranquil"」にフォーカスしたが、今後は他のアイテムについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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