UNIQLO × KAWS × WARHOL Coach Jacket "Black"の真贋鑑定ポイントとは?品質表示タグ、裏地、バックプリント..本物と偽物の見分け方について
今年8月にUNIQLO(ユニクロ)から発売された「カウズ + ウォーホル UT コレクション」。独自の作風で、20世紀の美術史に絶大な影響を及ぼしたポップアートの巨匠 アンディ・ウォーホルと、現代のアートシーンを牽引するKAWSとのトリプルコラボは、大きな話題となった。中でもコーチジャケットは発売前から注目を集め、スニダンでも頻繁に取引が行われている人気アイテムだ。しかし、その人気ゆえに、二次市場では偽物も流通し始めている。
そこで今回は、「UNIQLO × KAWS × WARHOL Coach Jacket "Black"」にフォーカスし、スニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にして欲しい。
「UNIQLO × KAWS × WARHOL Coach Jacket "Black"」とは?
2024年5月から2025年1月までアンディ・ウォーホル美術館にて開催されている「KAWS+Warhol」展を記念し、UNIQLOからリリースされた「カウズ + ウォーホル UT コレクション」。ユニクロが掲げる"Art For All"の理念のもと、長きにわたりコラボを行ってきた両者とのトリプルコラボでは、互いの作品を組み合わせたTシャツやスウェット、バッグなどが登場した。コラボでは初登場となるコーチジャケットは、The Velvet Undergroundのアルバム『Velvet Underground & Nico』のジャケット写真に使用されたウォーホルの作品と、カウズのアイコニックなキャラクターであるコンパニオンがうつ伏せで配されたユニークなデザインで、コレクションの中でも多くの注目を集めた一着だ。
スニダンで詳細を見る鑑定ポイント:「ブランドネームタグ」
はじめに、「ブランドネームタグ」の真贋鑑定ポイントから見ていこう。REALにはコラボ仕様のネームタグが施されているが、今回のFAKE個体にはタグ自体がついていない。
鑑定ポイント:「品質表示タグ」
次に「品質表示タグ」を確認してみよう。REALはブランドロゴやアンディー・ウォーホルのサインなどが記載されており、全て日本語で表記されているが、FAKEにはブランドロゴなどが一切なく、中国語の表記になっているなどの差異がある。
鑑定ポイント:「胸ロゴ部分」
フロント胸元の「ロゴ」プリントは同じようにも見えるが、赤外線を当てると"Andy Warhol"の文字部分に反応の違いが見られる。
鑑定ポイント:「バナナ」
ポケットから覗くようにプリントされた「バナナ」にも目立った違いはないが、マイクロスコープで見てみるとペイントの手法が異なっており、FAKEの黒色部分がマットになっていることが確認できる。
鑑定ポイント:「裏地」
今回のコーチジャケットの特徴である「裏地」を見ると、REALとFAKEで色味の違うことが分かる。また、UVライトを当てるとREALは青く反応するのに対し、FAKEは赤く反応している。
鑑定ポイント:「バックプリント」
最後は「バックプリント」の"コンパニオン"をチェックしよう。FAKEのコンパニオンは全体的に線が多く、REALに比べて色味が暗い。さらに赤外線で見ると、FAKEのグラフィックの方が粗くなっていることが確認できる。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。フェイクの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「UNIQLO × KAWS × WARHOL Coach Jacket "Black"」にフォーカスしたが、今後は他のモデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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