【ポケカ】「ゴールデン ピカチュウ」の真贋鑑定ポイントとは?について
2021年8月に発売された「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」。 2024年8月に再販があり、当選した方はすでに手元に届いているだろう。そのためか収録されているトップレア「ピカチュウ【S8a-G 001/015】」(ゴールデン ピカチュウ)の偽物が、二次流通市場で出回っている。
そこで今回は、「ゴールデン ピカチュウ」をスニダンのプロ鑑定士がどのように「REAL/FAKE」を見極めているのか?についてまとめた。ここに書かれているのはあくまで「鑑定方法の一部」に過ぎないが、二次流通でモノを買うことを躊躇っている人は、ぜひこれを読んで参考にしてほしい。
目次
「ゴールデン ピカチュウ」とは?
「ピカチュウ」は多くの『ポケットモンスター』シリーズに登場しており、世界的に大人気なポケモン。
そんな「ピカチュウ」が『ポケカ』25周年を記念して"全て金色に輝く"特別仕様のカードになったのが「ゴールデン ピカチュウ」だ。
『ポケモン』を代表する「ピカチュウ」がモチーフということ。25周年という節目で発売された限定品であること。特別感のある見た目。これらのことが重なって、コレクターにとっては非常に価値のあるカードになっている。
鑑定ポイント:「表面左上にあるカード名の『V』部分」
カード名にある「V」の部分で、立体感と光沢感を生み出す「箔押し加工」の有無と「インクの発色」に違いが見られた。
REALは「箔押し加工」が入っていて、立体感があり、反射が強い。
FAKEでは「箔押し加工」が入っておらず印刷のみ。そのため立体感は感じられず、反射していない。また、FAKEの方が「インクの赤み」が強く、発色が良いように見える。
鑑定ポイント:「表面イラストのピカチュウの目部分」
「ピカチュウ」の目部分の「加工」や「印刷」に違いがある。
REALは、凹ませることで立体感を出す「凹み箔押し加工」が白目の部分に入っている。
FAKEは、立体感をつくり、陰影を生み出す印刷技法「レリーフ加工」が白目部分に入っている。また、黒目部分は印刷のため「インクドット」が入っている。
鑑定ポイント:「表面左下のエネルギーマーク部分」
表面左下のエネルギーマーク部分の「加工」の違いは見た目に影響を与えている。
REALは、円の中心から外側全体に向けて波紋模様の「レリーフ加工」が入っている。また、エネルギーマークの中、カミナリの外側は印刷になっているが、「レリーフ加工」が入っているためインクドットが見えにくい。
FAKEは、円の中心にあるカミナリマークだけに「レリーフ加工」が入っている。また、エネルギーマークの外側には「レリーフ加工」が入っていないため、印刷のインクドットがハッキリ見えている。
鑑定ポイント:「表面右側の『25th』部分」
表面右側の『25th』部分に入っている「加工」の違いについて紹介していく。
REALは、「箔押し加工」が入っているため凹凸があり、立体感がある。
FAKEは、「レリーフ加工」が入っているため凹凸や立体感はなく、見た目と感触がザラついている。
鑑定ポイント:「表面左下のレギュレーションマーク部分」
「加工」の有無は、表面左下のレギュレーションマーク部分の「見た目」や「質感」に影響を与える。
REALは、マークの中に「箔押し加工」がされているため光の反射が強く、角度を変えると色味が変化する。また、「箔押し加工」がされているためカードの下地部分と色味が異なり、「E」の文字がハッキリ見える。
FAKEは、マークの中に加工がなく、カードの下地に直接印刷されている。また、「箔押し加工」がないため「E」の文字がカードの下地と同化して見えにくい。
鑑定ポイント:「裏面フチ部分」
最後は、印刷の4原色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)で表現できない特別なカラー「特色」での印刷と、4原色のインクを混ぜて色を表現する「プロセスカラー」での印刷で発生する裏面フチ部分の違いを紹介する。
REALは、カード外側のフチ部分に向かってインクドットが薄くなり、フチ部分に「特色」が使われている。また、「特色」は調合済みのインクを印刷に使用しているためインクドットがない。
FAKEは、フチ部分を含めたカード裏面全体を「プロセスカラー」で特色を模している。そのためやや色味は薄く、4色のインクで色を表現しているためインクドットがある。
真贋鑑定ポイントを動画でチェック
【スニダンFAKE情報報告】
— スニーカー&トレカ買うならスニダン【スニーカーダンク】 (@snkrdunk_jp) October 18, 2024
10/18(金)
ピカチュウV (25th アニバーサリー ゴールデンボックス)のFAKE情報を報告します。
ピカチュウ関連カードは国内外問わず人気が高く、FAKEがフリマアプリで多く流通しており注意が必要です。
詳細は動画をご覧ください。 pic.twitter.com/gkSYN5ftfq
おわりに
今回は「ゴールデン ピカチュウ」について紹介した。
「加工」や「インク」の違いなどを肉眼で確認することは難しいが、"高精細デジタル顕微鏡"を使用することで違いを明確にできる。
紹介した鑑定ポイントは一部であり、FAKEの製造技術は日に日に高まっていて、専門家ではない人がFAKEを見抜くのは困難だろう。
スニダンでは「プロ鑑定士」による極めて高い精度の真贋鑑定を行っているため、二次流通で購入する際には、ぜひ、スニダンを利用していただきたい。
また、高額カードの最新相場情報も記事で紹介しているため、そちらもチェックしてほしい。
権利表記
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。