【ワンピースカード】「PSA10 コミパラ ナミ」の真贋鑑定ポイントとは?について
「ナミ R-SP [OP01-016]」(コミパラ ナミ)は、「ワンピースカードゲーム」(ワンピカード)プレミアムブースター「ONE PIECE CARD THE BEST」に収録されたトップレア。
そして「PSA10 コミパラ ナミ」とは、プレミアムブースター「ONE PIECE CARD THE BEST」から出る「コミパラ ナミ」をPSA社に鑑定に出し、最高グレード評価である「10」を獲得したカードのことを指す。
キャラ人気と封入率の低さ、最高グレード評価獲得の難しさが相まって6万円以上で取引されている。また、高額取引がされていることから精巧なFAKE品が市場に出回りはじめた。
本記事では、スニダンの鑑定でも実際に使用している"高精細デジタル顕微鏡"や"UVライト"で見たときの鑑定ポイントの一部を紹介。
今回の鑑定ポイントは一部のFAKEで判明しているもので、すべてのFAKEに該当するわけではないためひとつのケースとして紹介していく。
目次
「PSA10 コミパラ ナミ」とは?
「ナミ」は『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する海賊で、海賊団「麦わらの一味」に所属する航海士。美しく凛とした姿は多くのファンを魅了し続けている。
そんなキャラがプレミアムブースター「ONE PIECE CARD THE BEST」に、原作イラストとコミック背景が合わさった特別なデザインであるコミックパラレル(コミパラ)で収録された。
"高精細デジタル顕微鏡"を使った比較
肉眼での確認が難しい細かな違いを"高精細デジタル顕微鏡"を使用して見てみよう。
鑑定ポイント:「ホルダー表面上部の偽造防止インク/PSAロゴ部分」
ラベル部分の「PSAロゴ」と「偽造防止インク」の違いが見られる。
REALは、偽造防止インクの色合いが水色で水玉模様が印刷されており、「PSAロゴ」の背景に「PSA」のホログラムがはいっている。
一方でFAKEは、水玉模様が再現できておらず印刷自体の質も悪い。「PSAロゴ」はホロシートによる加工のみとなっており、「PSA」のホログラムがはいっていない。
鑑定ポイント:「ホルダー裏面上部のPSAロゴ/QRコード部分」
ラベル部分の「PSAロゴ」と「QRコード」にも違いが存在している。
REALは、表面と同じく「PSA」のホログラムがはいっており、「QRコード」の印刷がハッキリしている。
FAKEは、「PSA」のホログラムがはいっておらずホロシートによる加工のみとなっている。また、印刷が粗悪なため「QRコード」部分はかすんでいる。
鑑定ポイント:「ホルダー表面内カードのイラスト部分」
ホルダー越しでもカードの印刷に違いを見ることができる。
REALは、印刷の質が高く背景とキャラがハッキリと見えるが、FAKEは背景イラストの印刷の質が低く、キャラがREALに比べると若干ボヤけて見える。
鑑定ポイント:「ホルダー表面下部の21/PSA刻印」
ラベルや、カードの印刷だけではなく、ホルダーの刻印にも違いがある。
REALは、ホルダーの刻印の質が高く「21」の数字と「PSAロゴ」がハッキリとしている。
FAKEは、ホルダーの刻印の質が低いため、「21」の数字が二重になっており、「PSAロゴ」は輪郭が不鮮明になっている。
"UVライト"を当てた比較
次に、"UVライト"を当てた際に確認できるREALとFAKEの反応の違いを紹介する。
鑑定ポイント:「表面上部のホルダー内ラベル部分」
ラベルに"UVライト"を当てることでもREALとFAKEを見分けることができる。
REALは、"UVライト"に反応し「PSA」のホログラムが浮き出てくる一方で、FAKEは"UVライト"に反応せず「PSA」のホログラムが浮き出てこない。
鑑定ポイント:「裏面上部のホルダー内ラベル部分」
表面上部ホルダー内のラベル部分と同様に、裏面上部ホルダー内のラベル部分でも同じ反応が見られた。
REALは、"UVライト"に反応し「PSAロゴ」の上と下に細かい「PSA」のホログラムが浮き出ている。
しかしFAKEは、"UVライト"に反応せず「PSAロゴ」の上と下に細かい「PSA」のホログラムが浮き出ていない。
また、裏面上部ホルダーの角部分に関して形状の違いがある。
REALは、裏面上部ホルダーの角に処理線が入っていないが、FAKEは処理線が入っている。
真贋鑑定ポイントを動画でチェック
【スニダンFAKE情報報告】
— スニーカー&トレカ買うならスニダン【スニーカーダンク】 (@snkrdunk_jp) October 8, 2024
10/8(火)
ナミ R-SP (コミパラナミ) [OP01-016] PSAのFAKE情報を報告します。
PSA鑑定品を偽ったFAKE/偽装品もフリマアプリで多く流通しており注意が必要です。
詳細については動画をご覧ください。
スニダンでは最新の鑑定情報を随時お知らせしていきます。 pic.twitter.com/AKU5u6amZ0
おわりに
おもに今回は、"高精細デジタル顕微鏡"や"UVライト"を使用して「PSA10 コミパラ ナミ」のホルダーに見られる違いを紹介した。
紹介した鑑定ポイントは一部であり、FAKEの製造技術は日に日に高まっていて、専門家ではない人がFAKEを見抜くのは困難である。
スニダンでは「プロ鑑定士」による極めて高い精度の真贋鑑定を行っているため、二次流通で購入する際には、ぜひ、スニダンを利用していただきたい。
また、高額カードの最新相場情報も記事で紹介しているため、そちらもチェックしてほしい。
権利表記
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