ドクターマーチンの定番人気サンダル「グリフォン」を徹底解説!5つの特徴とは?について
今やストリートに欠かせない存在となった「Dr.Martens(ドクターマーチン)」のアイテム。8ホールのレザーブーツが有名だが、実は夏に活躍するサンダルもここ数年で人気がうなぎ上りになっているのをご存知だろうか。今回はそんなサンダルにフォーカスを当て、中でもとりわけ人気を集める定番サンダル「グリフォン」に注目!気になる特徴やおすすめコーデ、サイズ感などを徹底解説する。
「Dr.Martens(ドクターマーチン)」とは?
1960年にイギリスで誕生し、2020年で60周年を迎えた「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。ドクターマーチンの生みの親であるクラウス・マルテンス博士が開発した「エアクッションソール」を備えた履き心地の良さと個性溢れる豊富なバリエーションで、多くの人々を虜にしているブランドだ。
元々はその履き心地の良さからワークブーツとして親しまれていたが、労働者階級の若者たちのカルチャーである「モッズ」や「スキンズ」に好まれて履かれるようになったことによって、自身の反骨精神を表現するファッションアイテムへ。それをきっかけに多くのミュージシャンやアーティストも身に着けるようになり、サブカルチャーとは切っても切り離せないユニークな歴史を持つアイテムとなっていった。
昨今では、オリジナルやシーズンモデルに加え、コラボモデルも多数展開。「Yohji Yamamoto(ヨウジ ヤマモト)」「COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)」とのコラボは定番化、ここ最近では「Rick Owens(リックオウエンス)」や、「THE NATIONAL GALLERY」「TATE」などのロンドンの美術館とタッグを組むなど、個性溢れるコラボモデルが話題となっている。一度見たら忘れられない個性的なルックス、レザー素材ならではの高級感、そしてエアクッションソールが生み出す履き心地の良さで、ほかのレザーシューズブランドにはない独自の地位を築いている。
ドクターマーチンの人気サンダル「グリフォン」の5つの特徴
GRYPHON サンダル

via:drmartens
定番の人気モデルを中心に、シーズンごとにさまざまなアイテムを展開するドクターマーチン。最近のサマーシーズンはサンダルにも力を入れており、街中でもドクターマーチンのサンダルを履いている人をよく見かける。ここからは、その中でも特に人気が高いドクターマーチンの定番サンダル「GRYPHON(グリフォン)」というモデルの特徴を解説していこう。
・上品なスタイルにもハマるキレイめなデザイン
"サンダル"と聞くと、カジュアルだったりスポーティなデザインだったりするものを連想しがち。しかしドクターマーチンの人気サンダル「グリフォン」は、上品なスタイルにもフィットしやすいキレイめなデザインが特徴だ。ブラックのレザーアッパーにシルバーのバックルを備えたモードな装いが魅力で、大人っぽい足元を演出可能。ドクターマーチンを象徴するイエローステッチやヒールループ、アウトソールを含めて、バックル以外をすべてブラックに統一したシンプルなデザインで、どんなスタイルにも合わせやすい一足となっている。
・味わい深いブランドレザー
それぞれのアイテムのデザインに合わせてさまざまな素材のレザーを採用している、ドクターマーチン。グリフォンには、絶妙な光沢感を持つBRANDOレザーが使用されている。このレザーは定番の8ホールに使用されるSMOOTHレザーに比べるとオイルをたっぷり含んでおり、重量感のある風合いが特徴。そこに革の表情を活かすアニリン仕上げを施すことで、上品な艶感と透明感が生まれリッチな質感に。オイルを含むことによってレザーがやわらかいのも嬉しいポイントだ。汚れが気になったときは、表面の埃をやさしく拭き取ったあと、ややオイルが含まれたポリッシュを塗布すると美しいレザーの輝きを取り戻せる。
・フィット感を調整できるストラップ
素足で履くレザーサンダルは、フィット感が気になるところ。グリフォンにはバックルが備わったストラップが2つ付いており、甲の部分とくるぶし部分のフィット感を調整可能。この部分をしっかりフィットさせることによって、足が泳ぐことなく靴擦れを防止し、安定した歩行をサポートする。
・快適な歩行をサポートするエアクッションソール
ドクターマーチンを語る上で外せないのが、クラウス・マルテンス博士が開発した「エアクッションソール」だ。自身の怪我をきっかけに生み出されたこのソールは、格子状に仕切られた空間に空気を密封することによって、高いクッション性を発揮。怪我のときでも歩けるような弾むような履き心地で、快適な歩行をサポートする。またソール裏には、いくつも溝を設けたユニークなトレッドパターンを採用しており、グリップ力もバツグン。デザイン性も高く歩きやすいサンダルは、ヘビロテアイテムになること間違いないだろう。
・耐久性の高いグッドイヤーウェルテッド製法
グリフォンには、複雑な縫合によって高い耐久性を誇るグッドイヤーウェルテッド製法が採用されている。これは中底に貼り付けられたリブと呼ばれる突起部分にアッパー、中底、ウェルト(細い帯状の革)を一緒に縫い付け、本底と縫合するという仕組み。イギリス靴の聖地であり、ドクターマーチンの英国工場があるイギリスのノーサンプトン州で盛んに用いられている伝統的な製法だ。靴の完成までに時間を要する細かな作業だが、この製法を採用することで、耐久性に優れた一足ができあがる。そんなグッドイヤーウェルテッド製法を使用したグリフォンは、長く愛用できるタフなサンダルを探している人にうってつけだ。
「グリフォン」を使ったおすすめコーデ
前述した通り、キレイめなデザインかつ上質なレザーアッパーで大人っぽい雰囲気を醸す「グリフォン」。大人っぽいスタイルに合わせてシックにまとめるのはもちろん、カジュアルスタイルをキリッと引き締めるのにも一役買ってくれたりと、さまざまなスタイリングにハマる優等生的存在だ。ブラックアッパーとブラックソール、シルバーのバックルで構成されているので、それに合わせてモノトーンでまとめるのもいいし、あえてカラーを差して遊び心をプラスするのもアリ。シンプルなデザインと上質な素材を採用したサンダルは、合わせる服に困りにくく、何を履こうか迷ったときの救世主にもなる。少し肌寒さを感じる春先や秋はソックスと合わせて足元のおしゃれを楽しんだりと、ロングシーズン楽しめるのもグリフォンの魅力だ。
「グリフォン」選ぶ際に参考にしたいサイズ感
気になるグリフォンのサイズ感だが、素足で履くサンダルということもあり、大きめをチョイスするのは避けたいところ。フットベッドよりもアウトソールが一回り大きいデザインになっているので、大きめサイズを選ぶと足が大きく見えてしまい、全体のバランスが悪くなってしまうことも考えられる。もしジャストサイズがなく、サイズ選びに迷った場合は、履いていくうちにレザーが伸びることを考慮して、やや窮屈なサイズを選ぶのがベターと言えるだろう。
おわりに
ドクターマーチンのサンダル群の中でも特に大人顔で、さまざまなスタイルにマッチする人気の「グリフォン」。履き込むほどに味わい深くなるレザー素材や、耐久性が備わったサンダルは長く愛用できること間違いなし。レザーサンダルが初めての人や、ドクターマーチンのサンダルに興味があるという人は、ぜひグリフォンをチェックしてみてほしい。
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