帽子専門店「CA4LA」のプレスがニット帽を徹底解説!意外と知らない基礎知識から正しい選び方まで|コラム

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帽子専門店「カシラ」のプレスがニット帽を徹底解説!意外と知らない基礎知識から正しい選び方まで|コラムについて

使い勝手が良く、気兼ねなく着こなしに取り入れやすい定番アイテム「ニット帽」。だがその一方で、自分に似合うデザインや素材などを知らないまま“なんとなく”被ってしまいがちなのも事実だ。そこで、正しい選び方や被り方のコツを知ってワンランク上のニット帽コーデを実現させるべく、帽子専門店「CA4LA」のプレス・冨永留衣志さんに話を伺った。

目次


Photo by KOZO TAKAYAMA
Photo by KOZO TAKAYAMA
CA4LA

1997年に日本でスタート。世界中のブランドからセレクトした帽子や、オリジナルデザインのアイテムなどを幅広く展開。今シーズンは、サンリオのキャラクター「はぴだんぶい」や、Netflixドラマ『ウェンズデー』などとのジャンルレスなコラボレーションも話題を集めている。

専門デザイナーがニット帽を手がける「CA4LA」

「帽子が欲しい」と思ったらまず足を運びたいのが「CA4LA」。世界中のブランドや日本製にこだわった上質なオリジナルアイテムなど、バリエーションに富んだ帽子を取り揃える専門店だ。豊富な知識を持つスタッフによる丁寧な接客や、購入後のアフターケアも魅力。帽子選びから“買った後”までを徹底的にサポートしてくれるのが心強い。

「CA4LA」プレスの冨永さん

「『CA4LA』のデザイナーの中にはニット帽を専門に手がける人もいます。素材や形にとことんこだわったニット帽づくりができるのは、そのためですね」

CA4LAではさまざまなデザインのニット帽を展開している

「なんとなく秋冬のイメージが強いニット帽ですが、じつは『CA4LA』では通年で人気のアイテムなんです。夏になると機能素材を用いたものやサラリとした肌触りの和紙素材を使ったものなど、暑い中でも快適に着用できるニット帽を取り揃えていますよ」

「ビーニー」「ワッチキャップ」とは?ニット帽の基礎知識

日頃から“なんとなく”で被りがちなニット帽。意外と知らない基礎知識を教えてもらった。

「多くのニット帽は『ワッチキャップ』と『ビーニー』の2つに分けられます。ワッチキャップは折り返しがあるのが特徴。海軍が見張りをする際、防寒用に被ったものが起源とされています。見張りを意味する“Watch”が名前の由来ですね」

折り返しのある「ワッチキャップ」。「WTURN WASH5」(¥7,480/税込み)

「一方で、折り返しのないタイプのニット帽はビーニーと呼びます。機械工の方がヘルメット代わりに着用した、ベースボールキャップのツバをなくしたような形状の帽子が起源とされていますね。もともとは頭頂部についていた天ボタンが豆(Bean)のように見えたことが名前の由来です。最初はフェルト素材で作られていましたが、次第にニット素材に移り変わっていき、そして今の形になったそうです」

折り返しがない「ビーニー」。「SMALLIBB AW 2」(¥5,720/税込み)

「『CA4LA』では、ワッチキャップでもビーニーでもないアイテムも展開しています。例えば、耳当てやポンポンがついたタイプのニット帽。ペルーで伝統的に着用されている“チューヨ”と似たようなデザインのものですね」

ポンポンや耳当てがついた「YIN YANG KNIT」(¥9,350/税込み)

「ほかには頭をすっぽりと覆うほどボリュームがあるものも人気です。ジャマイカなどで着用されている“タム”に似た形状のビーニーや、SNSで人気の猫耳付きのものやフライトキャップ(空軍が着用している耳当てとツバが付いた帽子)をニット素材で作ったものなどの“変わり種”もありますよ」

カリブ地方の伝統的な帽子“タム”に似たデザインの「2WAY KNIT」(¥8,800/税込み)。中央に穴が空いているのでネックウォーマーとしても使用できる

プロが見るのは「生地」と「形」。ワンランク上のニット帽選び

基礎知識について学んだところで、次はニット帽の選び方をレクチャーしてもらおう。まず挑戦するならワッチキャップとビーニー、どちらがおすすめだろうか?

「ビーニーは被ると頭の形がそのまま出てしまうので、帽子に慣れていない方からすると“ペタッと”した感じに抵抗を覚えることもあるかもしれません」

ビーニーを被った様子

「一方で、ワッチキャップは折り返しによって顔周りにボリュームが出ますから、違和感なく馴染んでくれると思います。その点でいうとワッチキャップの方がハードルが低いですね。ただ、ビーニーの中には端を折り返すことでワッチキャップとして被れるものもあります。そういった“2WAY”仕様のものを手に入れるのも一つの手ですね」

ワッチキャップを被った様子

また、生地や形状によっても与える印象が異なるという。

「加えて重要なのは“編み目”です。目が細かく詰まった“ハイゲージ”のものはシックで上品な雰囲気に、ざっくりとした糸で粗めに編まれた“ローゲージ”のものは暖かみのある可愛らしい見え方をするのが特徴です。また、被りの深さもポイント。着用したときに頭の後ろの部分の生地が余るほどカジュアルな印象になりやすいですね。やってみたいコーディネートや『どんな雰囲気に仕上げたいか?』によって選ぶといいでしょう」

同じワッチキャップでも編み目によって印象が異なる。写真左下のローゲージのものがもっとも可愛らしく、写真奥のハイゲージのものは上品な雰囲気だ

では、ニット帽をコーディネートに取り入れる際のコツはなんだろうか?

「テーラードジャケットなどの綺麗めな服に合わせるなら、ハイゲージの上品なものを被るといいでしょう。反対にパーカーやデニムパンツはカジュアルなローゲージのものと相性がいいですね。また、髪型によって相性のいいニット帽は変わります。前髪を出したいのであれば、生地が余りにくい浅めのものを選ぶといいでしょう。逆に前髪をしまうのであれば深めのものを選ぶとバランスがとりやすいです。ちなみに、眉毛が隠れるくらい目深に被るとスケーター風の見え方になりますよ。ストリートスタイルに取り入れる際はぜひ参考にしてみてください」

大人カジュアルから韓国風モードまで。プロに学ぶニット帽コーデ

選び方と被り方のコツがわかったら、次は実践編。「CA4LA」のスタッフさんに「自分に似合う」と感じたデザインのニット帽を取り入れてもらった。

1.ロゴ入りビーニー×無地パーカー

スタッフの室井さん
「LOOSE KNIT」(¥9,350/税込み)を着用。

「グレーのパーカーにデニムパンツというシンプルなコーディネートなので、アクセントとしてロゴ入りのニット帽を取り入れました。僕はパーマをかけていて髪にボリュームがあるので、すっきりしたシルエットのビーニータイプのものを選んでバランスをとることが多いですね。ハイゲージとローゲージの中間のような適度にざっくりとした編み目のものは、幅広い着こなしに取り入れられるのでおすすめですよ」

2.ふんわりモヘアカーディガン×旬の猫耳ニット帽

スタッフの勅使河原さん
「MIAO2」(¥9,350/税込み)を着用。

「今季のトレンドアイテムでもある猫耳付きニット帽を選びました。起毛感のある素材はモヘアのカーディガンとも相性がいいですね。一見インパクトのあるアイテムですが、落ち着いた黒のものを選ぶと案外コーディネートに取り入れやすいです。髪のパーマの雰囲気を活かすために、前髪と襟足を出しているのもポイントですね」

おわりに

素材や形状に注目したニット帽の選び方や相性のいいコーディネートを紹介した、本記事。大抵の着こなしと合わせてもサマになるアイテムだが、一つひとつの個性と向き合って取り入れれば、よりこなれたコーディネートを実現することができる。スタッフさんの意見を参考にしつつ、ニット帽を使った着こなしを思う存分楽しんでほしい。

Shop Information

Photo by KOZO TAKAYAMA

CA4LA 表参道店
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目26−18 1F・2F 原宿ピアザビル
営業時間:12:00~20:00 ※不定休
TEL:03-3497-3163


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